風邪には、ハー。咳には、ハー。風邪の対処法、予防法を紹介します

誰にでも出来て費用もかからない風邪の対処法です。これは、風邪の予防の方法でも、しつこい咳を止める方法でもあります。

風邪には、ハー

2013-02-14 | セオリーの繰り返し
ハーとは、やかんに2~3センチ水をいれてふたをして火にかけ、沸騰させ、やかんのそそぎ口から出た蒸気を手で扇ぐぐようにして、口と鼻で吸うことです。1分ぐらいで良いのです。

ハーをすれば、風邪の症状を軽くすることが出来るし、風邪を予防することも、しつこい咳をとめることが出来ます。


人間は、どれほど長い間、風邪とよばれる呼吸器の感染症に苦しめられてきたでしょう。ハーは、簡単で、費用もかからないけれど、とてもよく効きます。

私は、ハーは、すばらしい人間の知恵だと思うので、みんなに教えているのに、あんまりやってもらえません。やってみて効かないというのなら、仕方ないけど、ハーが、あまりに簡単で、あまりに安価なので、誰もやってみてくれないのです。そのことに長い間、悲しい思いをしました。

でも、世の中には、風邪や咳のために本当に困っている人が一杯いる。だから、その人たちのために、このウエッブ・ページを作ることにしました。グー・ブログが、便利に出来ているので、これは、ブログではないけれど、グー・ブログを使うことにしました。

お困りの方は、ともかくやってみてください。今すぐはじめられます。お金もかかりません。副作用もありません。やれば、効果が実感できます。

ちょっとしたコツがあります。詳しく書きますので、最初は、書かれたやり方の通りやってみてください。

ハーは、普通の風邪だけではなくインフルエンザなどにも効きます。ただ、風邪と呼ばれる病気は、大変種類が多く、このハーが本当によく効く物とちょっと効きにくい物があります。でもまったく効果もないものはありません。ハーをやれば、少しでも楽になります。それは、実感できます。
ともかく、やってみてください。

<注意>1蒸気は、とても高温なので、やけどには十分気をつけてください。

2必ず、上に書いた(赤字)方法でやってみたください。手で扇ぐようにして吸うのは、やけどを防ぐ意味があります。

私は、色々やってみました。やかんの口から上がる蒸気を直接吸うと熱すぎます。やかんと口の間に物をおいてやってみました。たとえば、新聞紙や白紙を丸めて・・・これは、何かの刺激でうまく行きません。ラップの芯などもなぜかうまく行きませんでした。

手で扇ぐと言うのは、一見原始的に見えますが、これが一番うまく行きます。

3蒸気を吸うのなら、加湿器とか、吸入器でもいいではないかと思われるかもしれません。・・・色々やってみましたが、これらのものでは、代わりになりません。やかんでなくて、鍋で水を沸騰させて吸うのも、なぜかうまく行かなかった。

ストーブの上にお湯を載せて部屋全体の蒸気を増やす方法も、効かなかった。
(ストーブの上にやかんを置いて、やかんの口から出る蒸気を手で仰いで吸うのはOKです。)

やかんの水を沸騰させて、その蒸気を吸うことは、蒸気の粒子の小ささと温度が重要なのではないかと思う。

私は、このハーをやりだして、30年近くなります。はじめは、自分のしつこい咳を止める方法としてそのあと、風邪を引くたびに喘息っぽくなる次女の呼吸を楽にする方法として・・・そして、その次女のために何とか風邪を引かないようにと色々工夫を重ねました。

私は、いつも家にいる専業主婦で、科学的に分析したり、証明したりすることは出来ません。

工夫することは好きで、記録をとりながら、色々やってみて、なんども失敗を重ね。色々わかってきました。

最近は、子どもたちも大きくなったし、ハーのおかげで、あまり風邪を引かなくなったしまったので、今後は、あまり進歩は望めないので、まとまった形にしようと考えました。お役に立てたら、本当にうれしいです。お困りの方は、ぜひやってみてください。

長い年月の間に色々試しましたが、私が、お勧めするのは、次の<普通の日の予防>にしたがって、予防し、かかったと思ったら、すぐに集中的にハーすることです。かかったらすぐやること、ちょっとしつこくやることが、ポイントです。


ハーは、予防にとても有効です。
<普通の日々の予防>
まず、普通の予防は、毎晩寝る前に 1分間ハーをします。最近は、寝る時間が遅い人がいるので、9時ごろにやるのがいいです。1分間でなくてもいいです。30秒でもいいです。でも必ず毎日やってください。一日でも抜かさないでください。



子どもが3人います。子どもたちが小さい時、疲れたり、忙しかったり、面倒になって、ほんの一日ハーを休むと、数日後に風邪の症状が現れました。本当に不思議なぐらい・・・だから、予防したいならは、絶対に一日も休まずやってください。

風邪の流行っている時期には、外出から帰ったら、手洗いやうがいにプラスしてハーもやってください。私は、ハーは、手洗いやうがいよりはるかに効果があると思います。



<短い期間、どうしてもかかりたくない時の予防>
人生には、何度か、今はどうしても風邪にかかるわけには行かないときがあります。たとえば、試験とか、試合とか、手術とか・・・そういう時は、頻繁にハーしてください。

その日から1週間前ぐらいから、それが無理だったら数日前から、起きている間、3時間おきぐらいにハーしてください。1回に1分でいいのです。30秒でもたぶん大丈夫です。

風邪は、誰かからもらうのですから、どうしても風邪を引きたくない時は、風邪の人に接触しなければいいのですが、そういうわけには行かないので、・・・最低3時間おきにハーしてください。



繰り返しになりなすが、ハーは、予防にやるのが一番効果的です。それから、かかったと思ったらすぐに、しかもしつこくやるのがポイントです。


すでに引いてしまった時でもつらい症状を和らげることが出来ます。

たとえば、風邪を引いて喉が痛い時、ハーしてください。このときは、ちょっと長め5分ぐらい・・・そうすると痛みが和らぎます。

私は、風邪を引いても、医者にも行かないし、薬も飲みません。でも小さい子どもやお年寄りや、普通の方は、そういうわけにも行かないでしょう。

医者に行っていても薬を飲んでいても喉が痛い、咳が出るというとき、ハーしてみてください。

最初刺激で咳き込みますが、その後咳が止まります。しつこい咳で、せきが、止まらないときでも、ハーを始めたら、すぐに効果が実感できます。胸のあたりが楽になって、呼吸がしやすくなるのです。

でもちょっと厄介なことは、すでに風邪を引いてしまったら、ハーすることによって治まった症状は、またすぐに始まってしまうのです。それでも大丈夫です。またやればいいのです。ある程度収まるまで何回もやらねばなりませんが、つらい症状なので、すくなくともやっている間は楽なので、出来ないことはないのです。その間隔は、始めは、短くて、だんだん長くなります。

すでに風邪が進行していて、全身状態が悪いときは、ハーするのがつらいですが、少なくてもそれをやっている間は痛みが和らぐので、子どもが「もっとやって」と言う場合もあります。



かかり始めにハーすると、不思議なことに熱が出ません。出たとしても高熱になりません。
熱は、ウィルスを弱める働きもあるそうなので、熱が出ないほうがいいのかちょっとわからないのですが、熱が出ないほうが、楽です。

ただ、お医者が、熱が出ていないことで判断を誤る場合があります。注意が必要です。

私は、風邪は、いっぱいあるから、もらうのは仕方ないけど、軽くかかったら、本当に助かると思います。そのために、ハーはとても有効です。



具体的な例で説明します。

<多いケース・・・突然、水洟がタラリ>
風邪の季節に、元気だったのに、透明で水状の鼻がとろりと出ることがある。
「あれっ、かかったかな」と思う瞬間です。すぐにハーします。一旦、鼻水がよけい出て、止まります。やれやれと思って座ると、数分後にまた出ます。その時、またハーします。2・3分しか持たないときもあります。また出たらやると言うことを繰り返します。面倒ですが・・・10回ぐらいで(風邪の種類で、もっと続くこともある)、収まります。しばらくしたら(1時間後とか)また、鼻が出ることがあります。出たら、面倒がらずにまたすぐにハーしてください。ハーは、ウイルスや菌を殺してしまうわけではなく、弱らせるのだと思います。間隔は、だんだん長くなりますが、症状がなくてもしばらくは、3時間おきぐらいにハーしてください。

風邪と人間の戦いです。風邪の菌やウィルスが、元気になったら、またつぶすを繰り返すわけです。

<喉がとても痛い喉風邪>
子供たちが小さい時(幼稚園、小学校の低学年)よくかかった風邪です。学校から帰ってきて普通に元気だった。夕食もちゃんと食べた。9時頃に眠った。しばらくして、私が眠ろうとする頃(11時頃)騒ぎが始まる。私を呼ぼうとするのだけれど、声がかすれてうまく出ない。泣こうとしても声がでない。一見してひどい状態。喉がひどく痛むらしい。こういう時は、すぐにハーします。この時が一番劇的にハーの効果を感じることができます。ハーすれば痛みが和らぐのです。寝入りばなで子供は眠いのに、嫌がるどころかやめようとしません。30分ぐらいやると、痛みも和らいで、声も出るようになるのでやめて眠ります。

30分もやるのは、大変なので、最初から、楽なように場所を確保したほうがいいです。私は、ガス台の横に座れるような場所を作りました。子供は、痛みが和らいでくると居眠りするので、やけどをしないようにくれぐれも注意してください。

このタイプの風邪は、とても痛みが強いのでハーを知らないと夜中に夜間診療の病院に行かねばならないでしょう。夜中に病院にいくのは、結構労力が要るし、かかりつけの医者でもなくがっかりさせられることが多い。ほかにも小さな子どもがいたり、出かけるのが、難しい場合があります。ぜひ、ハーを試してください。ハーを十分すると、子どもは、痛みが和らいでまた眠ることが出来ます。

朝までもてば、それだけでもとてもありがたい。

我が家の場合、次の朝には、「ちょっと軽い風邪を引いたかな。」と言う程度で、元気になっていました。


<家に風邪の人がいる時>
家族がいると誰かが、風邪を引くことはあります。子供たちが、幼稚園、学校とそれぞれ所属するところが違うと、誰かが風邪をもらってきてしまう。他の人にもうつるのをただ黙ってみているしかない・・・そういう時も、ハーすればうつらないですむことが多い。

風邪を引いた人は、できるだけ、他のメンバーと接触しないようにしますが、我が家は、食事は、よっぽどの重病でない限り食堂へ来て食べるし、ハーをするために台所へ頻繁で出てくることになります。病人にハーするついでに他のメンバーもハーするようにします。

普通の風邪の場合、これでうつることを防ぐことができます。次女が高校でインフルエンザをもらってきた時は、ハーをしていたら、家族の誰にもうつらなかった。

ハーは、予防には、とても有効だと思います。

ただ、風邪は、種類が多く。ハーが凄く効く物と割と効くものがあります。

ハーしていても、もらってしまう時もありますが、軽くすみます。

私の経験から言うと、風邪には効くけど、インフルエンザには、効かないというわけではないのです。インフルエンザと呼ばれるものでも、ハーがものすごくよく効く場合もあります。その種類によりけりです。

逆にはっきりいえるのは、どんな風邪でもインフルエンザでもまったハーが効かない物はないので、だまされたと思ってやってみてください。


私は、夫の仕事の都合で20歳代から、幼い子どもたちをつれて、発展途上国で暮らした。慣れない地で、すぐには良い医者もわからないし、もともと良い医者は少ないし・・・自分で工夫するしかなかった。

注意深く体を観察すると色々わかってきます。


私の経験では、風邪は、一旦かかると薬などを使わないで治るのにだいたい1週間かかります。その間自分の体に聞いて、ハーを繰りかえなければならないわけです。


<ハーの問題点>
家にいない、ハーの出来ない場合は、どうするかと言うことですが、確かにこれは、問題です。私は、携帯用の道具とかも作れないことはないと思います。20年以上前に、電池式の携帯用の吸引機をテレビで見て、すぐに購入してみましたが、あれは、全然効かなかった。蒸気ではなかったので、粒子も粗すぎるし、温度も足りないのだと思います。

とりあえずは、火のそばにいることが出来て、ハーを出来る人がやってみてくれて、反響が大きくなれば、ハーを手軽に出来る器具を作ってくれる会社も出てくるでしょう。

5・6年前にパナソニックの家庭用の吸入器を使ったことがあります。一応効果はあります。でもやかんから蒸気を吸うほうが効果が高いです。

このHPの「私とハーのつきあい」を書いていて思い出したのですが、ハーをやりだしたきっかけは、30年ぐらい前に、人に美容器具で咳に効くものがあると聞いたからです。だから、あるはずなのですが、私は、特定できていません。
寝床でハーができる器具が、あれば本当に良いと思います。


<子供にハーさせる場合>
幼稚園や、小学校ぐらいの子供なら、調理台の前に、台を置て立たせたり、椅子の上に立たせたりして、手で扇いで蒸気を吸わせます。
高さが問題です。子供の口は、やかんの口から、30センチ以上上にあったほうがいいです。


<赤ちゃんにハーさせる場合>
小さい子供や、赤ちゃんは、動くので特に注意が必要です。
赤ちゃんの場合、一人が、赤ちゃんを肩抱き(赤ちゃんの頭を抱く人の肩の上にのせる)にして、調理台に背中を向けて立ち、もう一人が、上記との距離を見ながら、立つ人の位置を調整いした後、蒸気を手で仰いで、肩の上の赤ちゃんに、吸わせるようにする。

一人の時は、かなり難しいのですが、赤ちゃんを体の横の腰に座らせるように左手で抱いて、手足が動いてやけどをしないように左手で抑え、右手で、やかんの口から出た蒸気を扇いで、吸わせる。


しつこい咳にも、ハー

2013-02-13 | セオリーの繰り返し
風邪は、治っているのに しつこい咳に悩まされることがあります。昼間は、なんともないのに、夜布団に入って、寝入りばなに咳が出だして、コホコホといつまでも続いて、眠れない・・・。こういう咳になやまされている方も多いのではないかと思う。こういう咳にもハーはとてもよく効く。

やり方は、まったく同じ
やかんに2~3センチ水をいれ、ふたをして火にかけ、沸騰させ、注ぎ口から出てきた蒸気を手で扇ぐようにして鼻と口から吸う。

しつこい咳の場合は、はじめは、1分でなくて5分ぐらいハーしてください。
やれば止まります。

ところが、寝床に戻って、しばらくするとまた、咳が出始める。

ひどいときは、蒸気を吸っているのをやめたとたん咳が出始めることがあります。

またやるしかありません。

やっている間にだんだん間隔が長くなります。

これを読んだ人は、「そんなめんどうなことやっていられるか!」と思うかもしれませんが、当人は、案外、出来ます。なぜなら、やらなかったら、咳が出続けるのです。

だんだん 9時、12時 3時ぐらいにハーすれば済むようになります。

それもだんだん必要なくなりますが、寝る前の1回のハーは、かなり長く続けなければなりません。

「もういいかなぁ」と思って、やらないで寝ると、必ずと言っていいほど、咳が出だして、ひどくなるわけではないけれど、コホコホと、いつまでも咳が続いて眠れないのです。

こういう症状をお持ちの方、だまされたと思って、お試しください。


私のハーとのつきあい

2013-02-12 | セオリーの繰り返し
私とハーの付き合いは長い。
最近は、寄る年波に勝てず、記憶は、うすれるばかり・・・。
記録をとるのが、好きでずっととってきたが、記録は、きちんと保管しまとめるのが難しい。

ともかく覚えているだけ書いてみることにした。

<海外から帰国・・・原因不明のひどい咳>
今から30年ほど前、私は2年間アフリカで暮らして、日本は戻ってきた。帰り道、ヨーロッパ、アジアと1月ほどかけて旅行した。その途中、風邪を引いたのか、咳が出だして、それが、ひどい咳で・・・・いったん出だすと止まらなくて、「オェッ」となるところまで続いた。その後、風邪は、治ったのに咳は、長く続いた。何か、変な病気を持って帰ってきてしまったのではないだろうかと不安に駆られたし、周りの人も、私のあまりにひどい咳に、変な病気を移されるのではないかと不安がっていた。

ほんのちょっと、人の吸うタバコの煙をすっただけで・・・百貨店の布売り場に行っただけで・・・町を歩いていて(工場などがあると)・・・冷蔵庫を開けて、冷気をほんの一瞬吸い込んだだけで、咳が出だして、止まらない。

夜も寝床に入ってしばらくして、眠りに入った頃に、コホコホと咳が出だして止まらない。眠れない。それが、何日も続いて、睡眠不足になった。

医者に行っても、「大した事ない。」といわれ、頼み込んで、何とか薬をもらってきて飲んでも全然効果なし・・・本当に苦しかった。

2・3ヶ月も続いただろうか?

<妊娠中にひどい咳・・・ハーとの出会い>
その後、とんとん拍子に結婚して、妊娠した。

妊娠7ヶ月ぐらいに、風邪を引いて、またひどい咳に悩まされる。ひどい咳に一旦なると、癖になるというか、その後、何かと言えば、ひどい咳になりやすい。

夜は眠れないから、睡眠不足になるし・・・。
咳のために肋骨の辺りが痛くなるし・・・、耳も痛くなる・・・。
妊娠中だから、あんまり薬は使いたくないし・・・。


大きな病院へも行ったけど、そこで処方された薬も飲んだけど、まったく効果なし・・・。

あまりの咳に・・・早産するのではないかと不安になる。

そんな時に同じ講座に通っていた人が、ある美容器具がひどい咳を止めるのに効果があると教えてくれた。それは、半球体の中に顔を入れて蒸気でお肌を湿らせるもので、1万円ぐらいする。それをやると不思議に咳が止まるというのだ。

そのころ、私は、新婚カップルで、お金の余裕はなかった。器具もはっきり特定できなかったし、効くという確証はいし・・・、当時の私には、そういう物に1万円を払う余裕はなかった。

それで、やかんを使って蒸気を吸ってみた。そしたら、効いた。劇的に効いた。ぴたりと止まった。

やれば、止まるが、またすぐに咳が出だす。何度もやらなくてはならなかった。何度も起きるのは、面倒だったが、それでも、やれば、しばらくでも止まって、その間だけは眠れる。本当にありがたかった。完全に直るまでには、ずいぶん長くかかった。

その後、子供たちとこのやかんから蒸気を吸うことを「ハーハー」と呼ぶようになり、今回このHPを書く当たり、簡単に「ハー」と呼ぶことにした。


<次女の咳>
数年後 南米で次女を出産した。この国は、日本ほど寒くなかったが、時々ひどい風邪が流行ることがあった。次女が、一才になる前に、風邪を引いて、風邪は治ったものの咳が長く続いた。

夜9時におっぱいをやって眠ったと思うとコホコホと咳がでて起きてしまう。赤ちゃんは、眠いのに起きてしまうとぐずる。抱っこをしたりおんぶをして寝かしつけて、やっと寝る。そっとおろして、ほっとしたと思ったら、またコホコホと咳が出て起きてしまう。

また、はじめからやり直し・・・。それが何日も続く。私は、睡眠不足のために、倒れそうになった。

ハーは、赤ちゃんには無理だと思っていたし、やけどが危ないと思っていた。でも、海外で助けに来てくれる人もなく、寝不足が何日も続いて、本当に困って、ハーをやった。最初は、夫に協力してもらって二人でやった。そしたら、ぴたりと咳が止まった。

はじめは、1時間後とか2時間後に叉やらなくてはならなかった。

そのうち9時、12時、3時になった。12時 3時に起きて、ハーするのはしんどいけれど、それでもその間眠れるだけでも本当にありがたかった。

そのうち9時に寝る前にハーするだけですむようになり、そのうち治った。


<風邪を繰り返して引く次女>

私は、小さい時、本当によく風邪を引く子だった。かかりつけの小児科医に一月以上行かないと、医者や看護婦さんに「どうしたかと思っていたよ。」といわれるほどだった。次女は、私に似たのか、よく風邪を引いた。

2歳ごろ(南米に住んでいるとき)
叉風邪を引いた。医者に行こうとしたが、かかりつけの小児科医は、休暇中で休み。この国では、医者は、休暇で一年に2ヶ月ぐらい休む。仕方なく他の医者に行った。

強そうな抗生物質を処方された。この国では、医者代が高く、医者に行くと抗生物質なら、1週間分処方されて、それで終わり。多分それ治る。治らなかったら、もう一度行くが、普通は、治る。日本のように経過を見せにはいかない

1週間薬を飲んで何とか治る。もう1週間すると叉、風邪を引いて叉医者に行かなくてはならなくなり、叉強い抗生剤を処方されて、1週間飲んで、治ったと思うと、叉1週間後に風邪を引いた。3回これを繰り返して、さすがにこんなことをしていたらだめだと思った。

休暇を終えたもともとのかかりつけの医者に戻った。その医者は、これは、ビールスの風邪だからといって、薬は、処方しないで、様子を見ることになった。

風邪の幼い子を抱えて、薬を使わないのは、ちょっと勇気がいる。咳は出るし、喉は痛いし・・・。一時的にかかったほうの医者が、やかんに水を入れ塩を人つまみいれて沸騰させてそれを吸うと風邪によいと教えてくれた。私の経験もあったので、とにかくこれをやって、なんとかしのぐことにした。

そうしたら、風邪の繰り返しをとめることができた。

夫も海外で、中耳炎になり、強い抗生物質を飲んだ後、ひどい風邪を繰り返した。強い抗生物質は、体の中の抗体も殺してしまうので、風邪を引きやすくなるのではないかと思う。


<喘息のような状態>

その後日本に帰ってきたが、次女は、喘息のような状態によくなった。
喘息の咳は、ハーでは、止めることはできなかったが、呼吸は楽になるらしかった。

そのころ付き合いのあった人が、お兄さんが、その当時、亡くなったところで、「喘息では、人は死なないけれど、喘息で使う気管の拡張剤は、一度使い出すと、ずっと使わなくてはならなくなり、ずっと使うと、それが体にとても悪く、死の原因になる。」と教えてくれた。この説が正しいかどうかは、わからないのだが、私は、できるだけ、薬を使わずに、しのごうと考えた。

喘息にはいろいろあると思うが、うちの次女の場合は、風邪を引くと咳がひどくなって、呼吸が苦しくなった。風邪が引き金になることが、どう考えても多かった。

ハーすれば、少し呼吸が楽になるらしかったが、とても不安だった。
夜中に電話器の前で119番を回そうか、迷ったことが、何度もあった。
本当に呼吸が困難になったら、間に合わないからだ。

私は、「喘息にもハー」は効くと思っているが、セオリーの中に「喘息にもハー」とは書けなかった。それは、人の命にかかわることだからだ。うちの次女には効いた。各人の責任で、患者さんの様子を注意深く観察しながら、やってみてください。

私も、のどが弱くて、風邪を引くと喘息っぽい症状によくなったが、ハーすると呼吸が楽になった。その効果は、耳鼻科でネプライザーしたときよりも、あると思う。


<何とか風邪を引かないように>

ともかく、次女は、風邪を引くと喘息のようになるので、何とか風邪を引かないようにと「ハー」を予防にもやりだした。
必要は、発見の素というけれど、根拠があってやりだしたわけではないけれど、藁にもすがる気持ちでやり始め、やっているうちに、ハーが予防にも有効なことがわかってきた。

それでも、風邪にかかっていて、ハーして治ったというのなら、原因と結果がわかりやすいけれど、ハーが予防に有効かどうかというのは、確かめにくい。

でも、ハーしないとすぐに風邪を引くのです。

何度も何度も失敗を繰り返し・・・ハーが予防に有効なことを確かめました。

それからは、日本にいる時は、夏が近づいて蒸気を吸うのが、苦痛になるまで毎日休まずに続けました。海外にいるときは、日本ほど暑くならないので一年中続けました。一年中暑い国では、さすがに蒸気を吸うのは、苦痛なので、「風邪にかかったかな」とおもったらすぐやるようにしました。

暑い国の風邪は、日本で言う夏風邪で、冬の風邪とは種類が違うと思うのですが、そういう風邪にも、ハーは有効でした



ハーが効かないと思うのは、胃腸風邪でした。喉や鼻に症状がないので「かかったかな?」というのがわからないためです。

ハーの問題は、風邪は軽くすむけれど、耳に来てしまうことがあること。
三女は、耳が弱く、風邪を引くと耳に来てしまい。これは、ハーでは防ぐことができなかった。

それともうひとつの問題は、ハーすると熱が出ないので、医者に行くと、医者が、判断を誤ることでした。

私は、風邪の時は、医者に行かずに自分で治す。ハーでほとんど予防できるし、万一かかっても軽症ですむので、ハーがあれば、薬等を使わずに治ります。

次女は、中学校ぐらいから、運動を始め、徐々に丈夫になり、喘息もなくなった。私は、ハーのおかげたど思っている。


風邪には、ハー

2013-02-07 | セオリーの繰り返し
ハーとは、やかんに2~3センチ水をいれてふたをして火にかけ、沸騰させ、やかんのそそぎ口から出た蒸気を手で扇ぐぐようにして、口と鼻で吸うことです。1分ぐらいで良いのです。

ハーをすれば、風邪の症状を軽くすることが出来るし、風邪を予防することも、しつこい咳をとめることが出来ます。


人間は、どれほど長い間、風邪とよばれる呼吸器の感染症に苦しめられてきたでしょう。ハーは、簡単で、費用もかからないけれど、とてもよく効きます。

私は、ハーは、すばらしい人間の知恵だと思うので、みんなに教えているのに、あんまりやってもらえません。やってみて効かないというのなら、仕方ないけど、ハーが、あまりに簡単で、あまりに安価なので、誰もやってみてくれないのです。そのことに長い間、悲しい思いをしました。

でも、世の中には、風邪や咳のために本当に困っている人が一杯いる。だから、その人たちのために、このウエッブ・ページを作ることにしました。グー・ブログが、便利に出来ているので、これは、ブログではないけれど、グー・ブログを使うことにしました。

お困りの方は、ともかくやってみてください。今すぐはじめられます。お金もかかりません。副作用もありません。やれば、効果が実感できます。

ちょっとしたコツがあります。詳しく書きますので、最初は、書かれたやり方の通りやってみてください。

ハーは、普通の風邪だけではなくインフルエンザなどにも効きます。ただ、風邪と呼ばれる病気は、大変種類が多く、このハーが本当によく効く物とちょっと効きにくい物があります。でもまったく効果もないものはありません。ハーをやれば、少しでも楽になります。それは、実感できます。
ともかく、やってみてください。

<注意>1蒸気は、とても高温なので、やけどには十分気をつけてください。

2必ず、上に書いた(赤字)方法でやってみたください。手で扇ぐようにして吸うのは、やけどを防ぐ意味があります。

私は、色々やってみました。やかんの口から上がる蒸気を直接吸うと熱すぎます。やかんと口の間に物をおいてやってみました。たとえば、新聞紙や白紙を丸めて・・・これは、何かの刺激でうまく行きません。ラップの芯などもなぜかうまく行きませんでした。

手で扇ぐと言うのは、一見原始的に見えますが、これが一番うまく行きます。

3蒸気を吸うのなら、加湿器とか、吸入器でもいいではないかと思われるかもしれません。・・・色々やってみましたが、これらのものでは、代わりになりません。やかんでなくて、鍋で水を沸騰させて吸うのも、なぜかうまく行かなかった。

ストーブの上にお湯を載せて部屋全体の蒸気を増やす方法も、効かなかった。
(ストーブの上にやかんを置いて、やかんの口から出る蒸気を手で仰いで吸うのはOKです。)

やかんの水を沸騰させて、その蒸気を吸うことは、蒸気の粒子の小ささと温度が重要なのではないかと思う。

私は、このハーをやりだして、30年近くなります。はじめは、自分のしつこい咳を止める方法としてそのあと、風邪を引くたびに喘息っぽくなる次女の呼吸を楽にする方法として・・・そして、その次女のために何とか風邪を引かないようにと色々工夫を重ねました。

私は、いつも家にいる専業主婦で、科学的に分析したり、証明したりすることは出来ません。

工夫することは好きで、記録をとりながら、色々やってみて、なんども失敗を重ね。色々わかってきました。

最近は、子どもたちも大きくなったし、ハーのおかげで、あまり風邪を引かなくなったしまったので、今後は、あまり進歩は望めないので、まとまった形にしようと考えました。お役に立てたら、本当にうれしいです。お困りの方は、ぜひやってみてください。

長い年月の間に色々試しましたが、私が、お勧めするのは、次の<普通の日の予防>にしたがって、予防し、かかったと思ったら、すぐに集中的にハーすることです。かかったらすぐやること、ちょっとしつこくやることが、ポイントです。


ハーは、予防にとても有効です。
<普通の日々の予防>
まず、普通の予防は、毎晩寝る前に 1分間ハーをします。最近は、寝る時間が遅い人がいるので、9時ごろにやるのがいいです。1分間でなくてもいいです。30秒でもいいです。でも必ず毎日やってください。一日でも抜かさないでください。



子どもが3人います。子どもたちが小さい時、疲れたり、忙しかったり、面倒になって、ほんの一日ハーを休むと、数日後に風邪の症状が現れました。本当に不思議なぐらい・・・だから、予防したいならは、絶対に一日も休まずやってください。

風邪の流行っている時期には、外出から帰ったら、手洗いやうがいにプラスしてハーもやってください。私は、ハーは、手洗いやうがいよりはるかに効果があると思います。



<短い期間、どうしてもかかりたくない時の予防>
人生には、何度か、今はどうしても風邪にかかるわけには行かないときがあります。たとえば、試験とか、試合とか、手術とか・・・そういう時は、頻繁にハーしてください。

その日から1週間前ぐらいから、それが無理だったら数日前から、起きている間、3時間おきぐらいにハーしてください。1回に1分でいいのです。30秒でもたぶん大丈夫です。

風邪は、誰かからもらうのですから、どうしても風邪を引きたくない時は、風邪の人に接触しなければいいのですが、そういうわけには行かないので、・・・最低3時間おきにハーしてください。



繰り返しになりなすが、ハーは、予防にやるのが一番効果的です。それから、かかったと思ったらすぐに、しかもしつこくやるのがポイントです。


すでに引いてしまった時でもつらい症状を和らげることが出来ます。

たとえば、風邪を引いて喉が痛い時、ハーしてください。このときは、ちょっと長め5分ぐらい・・・そうすると痛みが和らぎます。

私は、風邪を引いても、医者にも行かないし、薬も飲みません。でも小さい子どもやお年寄りや、普通の方は、そういうわけにも行かないでしょう。

医者に行っていても薬を飲んでいても喉が痛い、咳が出るというとき、ハーしてみてください。

最初刺激で咳き込みますが、その後咳が止まります。しつこい咳で、せきが、止まらないときでも、ハーを始めたら、すぐに効果が実感できます。胸のあたりが楽になって、呼吸がしやすくなるのです。

でもちょっと厄介なことは、すでに風邪を引いてしまったら、ハーすることによって治まった症状は、またすぐに始まってしまうのです。それでも大丈夫です。またやればいいのです。ある程度収まるまで何回もやらねばなりませんが、つらい症状なので、すくなくともやっている間は楽なので、出来ないことはないのです。その間隔は、始めは、短くて、だんだん長くなります。

すでに風邪が進行していて、全身状態が悪いときは、ハーするのがつらいですが、少なくてもそれをやっている間は痛みが和らぐので、子どもが「もっとやって」と言う場合もあります。



かかり始めにハーすると、不思議なことに熱が出ません。出たとしても高熱になりません。
熱は、ウィルスを弱める働きもあるそうなので、熱が出ないほうがいいのかちょっとわからないのですが、熱が出ないほうが、楽です。

ただ、お医者が、熱が出ていないことで判断を誤る場合があります。注意が必要です。

私は、風邪は、いっぱいあるから、もらうのは仕方ないけど、軽くかかったら、本当に助かると思います。そのために、ハーはとても有効です。



具体的な例で説明します。

<多いケース・・・突然、水洟がタラリ>
風邪の季節に、元気だったのに、透明で水状の鼻がとろりと出ることがある。
「あれっ、かかったかな」と思う瞬間です。すぐにハーします。一旦、鼻水がよけい出て、止まります。やれやれと思って座ると、数分後にまた出ます。その時、またハーします。2・3分しか持たないときもあります。また出たらやると言うことを繰り返します。面倒ですが・・・10回ぐらいで(風邪の種類で、もっと続くこともある)、収まります。しばらくしたら(1時間後とか)また、鼻が出ることがあります。出たら、面倒がらずにまたすぐにハーしてください。ハーは、ウイルスや菌を殺してしまうわけではなく、弱らせるのだと思います。間隔は、だんだん長くなりますが、症状がなくてもしばらくは、3時間おきぐらいにハーしてください。

風邪と人間の戦いです。風邪の菌やウィルスが、元気になったら、またつぶすを繰り返すわけです。

<喉がとても痛い喉風邪>
子供たちが小さい時(幼稚園、小学校の低学年)よくかかった風邪です。学校から帰ってきて普通に元気だった。夕食もちゃんと食べた。9時頃に眠った。しばらくして、私が眠ろうとする頃(11時頃)騒ぎが始まる。私を呼ぼうとするのだけれど、声がかすれてうまく出ない。泣こうとしても声がでない。一見してひどい状態。喉がひどく痛むらしい。こういう時は、すぐにハーします。この時が一番劇的にハーの効果を感じることができます。ハーすれば痛みが和らぐのです。寝入りばなで子供は眠いのに、嫌がるどころかやめようとしません。30分ぐらいやると、痛みも和らいで、声も出るようになるのでやめて眠ります。

30分もやるのは、大変なので、最初から、楽なように場所を確保したほうがいいです。私は、ガス台の横に座れるような場所を作りました。子供は、痛みが和らいでくると居眠りするので、やけどをしないようにくれぐれも注意してください。

このタイプの風邪は、とても痛みが強いのでハーを知らないと夜中に夜間診療の病院に行かねばならないでしょう。夜中に病院にいくのは、結構労力が要るし、かかりつけの医者でもなくがっかりさせられることが多い。ほかにも小さな子どもがいたり、出かけるのが、難しい場合があります。ぜひ、ハーを試してください。ハーを十分すると、子どもは、痛みが和らいでまた眠ることが出来ます。

朝までもてば、それだけでもとてもありがたい。

我が家の場合、次の朝には、「ちょっと軽い風邪を引いたかな。」と言う程度で、元気になっていました。


<家に風邪の人がいる時>
家族がいると誰かが、風邪を引くことはあります。子供たちが、幼稚園、学校とそれぞれ所属するところが違うと、誰かが風邪をもらってきてしまう。他の人にもうつるのをただ黙ってみているしかない・・・そういう時も、ハーすればうつらないですむことが多い。

風邪を引いた人は、できるだけ、他のメンバーと接触しないようにしますが、我が家は、食事は、よっぽどの重病でない限り食堂へ来て食べるし、ハーをするために台所へ頻繁で出てくることになります。病人にハーするついでに他のメンバーもハーするようにします。

普通の風邪の場合、これでうつることを防ぐことができます。次女が高校でインフルエンザをもらってきた時は、ハーをしていたら、家族の誰にもうつらなかった。

ハーは、予防には、とても有効だと思います。

ただ、風邪は、種類が多く。ハーが凄く効く物と割と効くものがあります。

ハーしていても、もらってしまう時もありますが、軽くすみます。

私の経験から言うと、風邪には効くけど、インフルエンザには、効かないというわけではないのです。インフルエンザと呼ばれるものでも、ハーがものすごくよく効く場合もあります。その種類によりけりです。

逆にはっきりいえるのは、どんな風邪でもインフルエンザでもまったハーが効かない物はないので、だまされたと思ってやってみてください。


私は、夫の仕事の都合で20歳代から、幼い子どもたちをつれて、発展途上国で暮らした。慣れない地で、すぐには良い医者もわからないし、もともと良い医者は少ないし・・・自分で工夫するしかなかった。

注意深く体を観察すると色々わかってきます。


私の経験では、風邪は、一旦かかると薬などを使わないで治るのにだいたい1週間かかります。その間自分の体に聞いて、ハーを繰りかえなければならないわけです。


<ハーの問題点>
家にいない、ハーの出来ない場合は、どうするかと言うことですが、確かにこれは、問題です。私は、携帯用の道具とかも作れないことはないと思います。20年以上前に、電池式の携帯用の吸引機をテレビで見て、すぐに購入してみましたが、あれは、全然効かなかった。蒸気ではなかったので、粒子も粗すぎるし、温度も足りないのだと思います。

とりあえずは、火のそばにいることが出来て、ハーを出来る人がやってみてくれて、反響が大きくなれば、ハーを手軽に出来る器具を作ってくれる会社も出てくるでしょう。

5・6年前にパナソニックの家庭用の吸入器を使ったことがあります。一応効果はあります。でもやかんから蒸気を吸うほうが効果が高いです。

このHPの「私とハーのつきあい」を書いていて思い出したのですが、ハーをやりだしたきっかけは、30年ぐらい前に、人に美容器具で咳に効くものがあると聞いたからです。だから、あるはずなのですが、私は、特定できていません。
寝床でハーができる器具が、あれば本当に良いと思います。


<子供にハーさせる場合>
幼稚園や、小学校ぐらいの子供なら、調理台の前に、台を置て立たせたり、椅子の上に立たせたりして、手で扇いで蒸気を吸わせます。
高さが問題です。子供の口は、やかんの口から、30センチ以上上にあったほうがいいです。


<赤ちゃんにハーさせる場合>
小さい子供や、赤ちゃんは、動くので特に注意が必要です。
赤ちゃんの場合、一人が、赤ちゃんを肩抱き(赤ちゃんの頭を抱く人の肩の上にのせる)にして、調理台に背中を向けて立ち、もう一人が、上記との距離を見ながら、立つ人の位置を調整いした後、蒸気を手で仰いで、肩の上の赤ちゃんに、吸わせるようにする。

一人の時は、かなり難しいのですが、赤ちゃんを体の横の腰に座らせるように左手で抱いて、手足が動いてやけどをしないように左手で抑え、右手で、やかんの口から出た蒸気を扇いで、吸わせる。


しつこい咳にも、ハー

2013-02-04 | セオリーの繰り返し
風邪は、治っているのに しつこい咳に悩まされることがあります。昼間は、なんともないのに、夜布団に入って、寝入りばなに咳が出だして、コホコホといつまでも続いて、眠れない・・・。こういう咳になやまされている方も多いのではないかと思う。こういう咳にもハーはとてもよく効く。

やり方は、まったく同じ
やかんに2~3センチ水をいれ、ふたをして火にかけ、沸騰させ、注ぎ口から出てきた蒸気を手で扇ぐようにして鼻と口から吸う。

しつこい咳の場合は、はじめは、1分でなくて5分ぐらいハーしてください。
やれば止まります。

ところが、寝床に戻って、しばらくするとまた、咳が出始める。

ひどいときは、蒸気を吸っているのをやめたとたん咳が出始めることがあります。

またやるしかありません。

やっている間にだんだん間隔が長くなります。

これを読んだ人は、「そんなめんどうなことやっていられるか!」と思うかもしれませんが、当人は、案外、出来ます。なぜなら、やらなかったら、咳が出続けるのです。

だんだん 9時、12時 3時ぐらいにハーすれば済むようになります。

それもだんだん必要なくなりますが、寝る前の1回のハーは、かなり長く続けなければなりません。

「もういいかなぁ」と思って、やらないで寝ると、必ずと言っていいほど、咳が出だして、ひどくなるわけではないけれど、コホコホと、いつまでも咳が続いて眠れないのです。

こういう症状をお持ちの方、だまされたと思って、お試しください。