Critical Care 韓国のデータベースからの報告
https://pubmend.ncbi.nlm.nih.gov/34789304/
2014年にwestら(PMID:25267568)がROSC後の患者の脳波パターンを
・highly malignant:suppressed with/without discharge, BS
・malignant:それ以外
・benign:正常
の三つに分類した
今回は、韓国のデータベースを分析することにより、上記の脳波の分類と神経予後の関係性を、脳波タイミングごとに予後判定したというもの。highly malignantは高い特異度で神経予後不良を見抜く。malignant patternはdelta波を伴うことでやはり同様に神経予後不良を見抜く。という結果で、上記はEEGのタイミングにかかわらず一定。
ESICM2021やJRC2020によると、BSやSEは神経予後不良の判定に使用できるものの、後の所見はまぁまぁな予測能という程度。今回は背景脳波とデルタを組み合わせた所見でも高い予測能があったというところが新しい。