雑記録

呪いの時代

内田樹氏による、主に「呪詛」と「贈与」について論じられた本。
破壊は記号的で瞬間だが、創造は具体的で難しい。
ネット上での言葉での自殺は呪殺ではないか。
呪詛を解除するのは祝福しかないという。

文庫版あとがきには、呪いの力は本人が自覚していないときに最大化することについて書かれてある。
近代日本の最大の呪いは、戊辰戦争での敗者の呪いが太平洋戦争での絶望的な敗戦ではないか、という仮説。
陸軍で明治政府レジームからの脱却を目指した人による暴走ではないか。
とすると、戦後レジームからの脱却という記号化された呪いは、どこへ向かうのか。
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