雑記録

合唱の祭典

新県民会館のオープニング事業として2020年開催で企画された、このコンサート。

山形県合唱連盟創立70周年事業ということで、指揮の山田和樹さんと相談し、東京混声合唱団を招聘し、久石譲さんに作品を委嘱し、300人の合唱団で「蔵王」を演奏するという内容となった。

コロナの影響で、2回の延期となり、また合唱団の規模も縮小し、今回の開催となった。

東京混声合唱団
1.追分節考
山田さんのMCで、山形から世界へ、宇宙へ発信するということで、山形だけにこだわらないセットリスト。
女性達が壇上にセリフを話しながら現れ、男性達は会場の脇に現れ、会場を歩きながら歌うという演出。
会場を歩きながら声を出すという意味では、先日の声明コンサートみたい。
この会場の響きも考えての演出なのかもしれない。
最初から素晴らしい合唱を聴いた。

2.混成合唱組曲「ジャポニズム&ジャズ」より最上川舟唄
山形県の民謡のジャズバージョン。

3.混成合唱のための「五つの日本民謡」より五ツ木の子守唄
田舎から出てきて、山手線というストーリーだとか。
4.汽車ぽっぽ
5.混成合唱とピアノのための「鉄道組曲」より

6.I Want Talk You / 久石譲
 1.I Want Talk You  作詞:麻衣 久石譲 2.Cellphone 作詞:久石譲
今回のために書かれた作品。初演となる。東京混声合唱団と山形県合唱連盟での演奏。
最初に久石さんのビデオメッセージ。
携帯がコミュニケーションになっている現在に警鐘する、という意図だったが、コロナにより、むしろ携帯が重要なコミュニケーションツールになってしまった。
久石さんはチェコにいて山形には行けないが、作詞は久石さんの娘の麻衣さんがまとめ、麻衣が会場にいらっしゃった。

山田さんから、会場のお客さんに、携帯の着信音を鳴らせる人は一緒に鳴らして協力してほしい、どこで鳴らすタイミングかは察してくれという指示。
面白い。

久石さんのミニマルミュージック。
これもパフォーマンス的な演出もあり、最後のオチも面白かった。

休憩。
7.混声合唱と管弦楽のための組曲「蔵王」
序奏
 1 蔵王賛歌 2 投げよう林檎を 3 昔の花 4 どっこ沼 間奏
 5 おはなし 6 雪むすめ 7 吹雪 8 樹氷林 9 早春
東京混声合唱団、山形県合唱連盟、山形県アマチュアオーケストラ連盟での演奏。また客席には楯岡小学校合唱部がどてらみたいなものを着て合唱。

これもパフォーマンスがあり、面白かった。
全般的に、これが新県民会館のオープニングだったら、よかっただろうなぁと思わせる内容だった。

アンコール ふるさと
会場のお客さんと一緒に歌うのは無理だけど、ハミングだったらいいんじゃないかということで、皆ハミングで。
途中転調するけど、適当についてきて、みたいな山田さんからの指示(^^;)

この県民会館と隣のテルサで、2つの響きの良いホールがあるのは珍しいので期待したいが、普通、県と市は仲が悪いので、そこは仲良くという山田さんからのメッセージ(^^;)

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