
[名称]
成身会は金剛界曼荼羅の中央に位置する。羯磨会(かつまえ)あるいは根本会ともいう。
会とは曼荼羅を意味する。成身会とは、一切義成就菩薩が五相成身観(金剛界曼荼羅の構造)を
修して金剛界如来(毘盧遮那如来)の身を成就した、その悟りへの過程を強調することからの命
名である。羯磨会とは、その金剛界如来の得た悟りの活動・展開を表す。また根本会の名称は、
この会が金剛界九会曼荼羅の中心であることを示している。どの名称を使ってもよいが、事相の
立場では、小野流では羯磨会、廣澤流では成身会と伝統的に言い伝えられている。
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