宴会電車

2006年3月4日(土)富士急行線内に宴会電車が走りました。
このブログは、その準備から当日までの様子をお伝えします。

3.宴たけなわ

2006-03-08 | お知らせ


12:15。
祝宴列車は行程の半分を消化、折り返し点の都留市駅に到着しました。
都留市駅の標高は467m。河口湖駅から390m下ってきました。
ここまでの走行距離がわずか15.3kmだという事実はどうでもいいこ
とです。気づいてはなりません。

  
  都留市駅2番線に停車する祝宴列車

車両のそばには、ふたりのウェルカムボードが置かれます。
電車の前にウェルカムボード。。。
普通はありえない組み合わせですが、なぜか違和感がありません。

  
  新郎の母上が丹念に描き上げた作品!

そして「いかにも!」という構図で、UTYまやタン黒塚まやキャス
ター
のインタビューが始まります。そしてそのインタビューの模様
を撮る素人カメラマンという野次馬がさらに周りを囲みます。

  
  不思議な光景のはずなのに、やっぱり違和感がない

車内ではサックスの生演奏も行われました。
奏者は、沿線三つ峠駅に住む山本繁さん。
実は奥様が三つ峠駅長なんだそうです。

  
  三つ峠駅のおっちゃん山本繁さん

愛用のサックスとマイク、マイクスタンドなどの一式をセットして、
おもむろに演奏を始めます。

【曲目】
 1.世界はふたりのために
 2.瀬戸の花嫁
 3.愛の賛歌 HYMNE AL'AMOUR
 4.旅姿三人男
 5.君といつまでも


タイトルからしておめでたい曲と、新婦・佳恵ちゃんが瀬戸内の出身
(ただし実家のある神戸市北区は六甲山の北側なので海は見えない
だから選ばれた曲、そして新郎・桂ちゃんが清水出身だから選ばれた
曲、計5曲です。

最初、この曲目を伝えられたときに「愛の賛歌」を見て思うことが
あったのですが、山本のおっちゃんがやけに張り切っていたのでつい
に言い出せなかったことがあります。。。
それは「愛の賛歌」の作者 PIAF EDITH(仏)の人生が、離婚、麻薬
中毒、交通事故と不幸の連続だったこと。そしてこの歌は飛行機事故
で亡くなった最愛の人に捧げられたものであるということ。。。
↑禁句のオンパレードやな(;^_^A

ま、なにはともあれ華やかな雰囲気なのでヨシとしましょう。
みなさんもこのとおり楽しそうにされていますし。
あまり細かいことを気にしちゃいけません。

  
  ご親族一同。新郎の父上が一番楽しまれていました

  
  こちらは富士急の偉いさん方。飲む飲む。。。

  
  親族席。こちらは食べる食べる。。。
  奥のクール・ビューティーちゃんは新郎の妹さん


ちなみにステージでしゃべっていない間、新郎桂ちゃんはいったい何
をしていたかというと・・・

  
  ビールサーバにかじりついて飲みまくってた(^_^;

まあ、想像どおりというかなんというか。。。
これがやりたくて祝宴列車を企画したんだから当然なんでしょ
うけど。

続いて、富士急行の次代を担う、若手運転士たちの紹介です。
まーみんな若いのに物怖じせずしゃべらはりますなぁ。
運転士になる前に車掌を経験するので、こうして話すのは慣れてると
いうことでしょうか?

  
  こうしてみるとみんな運転士には見えないね

  
  若い衆から花を贈られる新郎新婦

さて、列車は都留市駅を出発し、一路河口湖駅に向かいます。
急勾配を登っていくため、雨や雪の日は車輪の空転をおさえるのに細
心の注意が必要なんだそうです。
まさに運転士の腕の見せ所ですが、幸い今日は雲ひとつない晴天。
富士急行の運転士にかかれば楽勝でしょう。

・・・ただし!
揺れのためなのか気圧のためなのか飲みすぎのためなのか、車内には
酔っ払いが4ダースほどできあがっています。
そーっと運ばないと、何かの拍子にリバースしかねません。
線路が濡れているよりもやっかいな状況です。

  
  東桂駅に停車中。この先の急勾配がよくわかる


つづく。








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