端と底を行き来するRPG

そのとき、きっと誰かの中心blog。
アーカイブにある作品は人事を尽くした盛者必衰の入れ替え制。

幸せならそれでいいけどよ

2009-11-20 09:30:00 | ワンピース
世界は回る。
相手を軸に。

C:船長→狙撃手→航海士→剣豪

「ウソップー、遊べよー」
「パチンコの改良中だ、あとでな」
「えー」
「子供ねぇ」
「子供は遊ぶのが仕事だ」
「我慢するのは船長の仕事だ」
「あら、いいこと言うじゃない」
「ちぇー、ゾロは村長みたいだ、正論ばっかで」
「…別に遊んでてもいいがな。
 海賊王になれねぇと諦めやがったら、腹切ってもらう。
 それだけだ」
「うっひゃあ、随分な条件だな!」
「そういう『約束』で俺は仲間になった」
「わーかったよ、ウソップのことは我慢する」

((なんか変なこと言わなかったか?))

「…よし、心理テストをしてやる。
 このメンバーでぱっと思いついたやつを答えろ。
 簡単だろ?」
「心理テストぉ?」
「疑ってるな!? まずは答えてから、疑え!」
「…やってみろ」
「ゾロ?」
「そうこなくっちゃ!」


ここに4人乗りの乗り物があります。
席は二人、二人で座れるようになっていて。
前の二人掛けの席は運転できるようになっています。
あなたが、運転席に座るとき。
どのように他の三人を座らせますか?


「ウンテンセキ?」
「つまり、舵取りね」
「そ」
「……」
「決まったか?
 じゃあ、自分の隣に座らせるのはだぁ~れだ?」

「ウソップ」「ゾロ」「ナミ」

「……」

「お前は、どうなんだ?」
「あ、そういえば、答え知ってるのよね!?」
「なぁ、ウソップ~」

「嘘だー。
 何、真に受けてんだよ!
 この俺の質問だぜぇ?」」

「えっ」
「てめぇ、この…」
「……」
「あーぁ、正直な奴らだな。
 でも人を疑うってことを知らないのはいいことだ」

あとの記憶は彼にはない。
あまりのショックにもう思考が働かなかった。
自分の失恋で実りそうな関係。
二人がきちんと気付くまで。
彼の傷は、生傷のままだ。

**************************

心理テストの答え。
車は自分のテリトリー(世界)
運転席(主導権)は自分。
助手席は一緒にいて安心できる人、信用している人。
運転席の後ろは、背中を任せられる人、心配していない人。
左下の席は、警戒している人、心配な人。

ってのは、嘘だ。
でっちあげ。
おいらお手製の嘘っぱち心理テスト。
似たものを知っていても、それはこの問題のモチーフじゃないよ。


作品へのコメント。
久しぶりに会話構成のお話。
分かりにくければ、白文を足します。

コメントを投稿