風が吹く。
雲が流れ、日差しがまっすぐに地面へ降り注ぐ。
風が吹く。
木々がさざめき、ほのかに花の香が香る。
風が吹く。
さぁ、時代が変わる。
「Yes,We Can!!!」
可能な限り、足を踏ん張り、握り締めた右の拳を高々と掲げる。
その勇猛かつ高らかに叫ぶ姿にむせび泣くディアドラ。
後ろのほうで魂が飛んでいるコノン。
その光景に「はぁあああ」と深いため息はファーガス。
現在、ひとつの道の協会の講演の真っ最中である。
ベルフレイドと司書
「いやぁ、いい講演でしたね」
「ええ、時代に即した素晴らしい講演でしたわ」
ベルフレイドは、汗をふきふき戻ってきた。
その顔は「いい仕事をしました」と言わんばかりである。
というか、絶対そう思っている。
「…微妙に時期外れだし」
コノンがぼそりと言うと、どんと脇から攻撃。
ファーガスが口にしーっと指を立てて「言うな」とけん制したのだ。
「いったいなぁ!!」
「ところで、ソフィアはどうしました?
この『父』が帰ってきたというのに、出迎えのハグはないのですか?」
真顔で言うから、困る。
ファーガスがガックリとうなだれる横でコノンが報復とばかりに。
げしげしと足を踏んづけてきた。
痛みに耐え、沈黙を守っていると。
踏むだけでは飽き足らず、ツイストも入れてくる。
今にも煙が出そうなほどである。
「僭越ながら私が…」
「いえ、結構」
即答である。
フラれたディアドラは盛大に肩を落とし、orzを見事に体現して見せた。
その様子をソフィアは死んだ目で見ていた。
おお、これがorz…!!
心はガッツポーズだ。
そばにいたノーヴァに至っては、拍手までしている。
その音に気付いて、ベルフレイドは両手を広げてこちらに歩いてきた。
「ああ、そこにいましたか。 おいでなさい、ソフィア。
この『父』のもとへ」
びくっとノーヴァの体が動いたのに気付いた者は誰もいない。
本気で嫌がるソフィアと本気でハグしようとするベルフレイドの対峙に気を取られた。
もし、気付いた者がいたとして。
誰が彼らの関係を知ろうか。
ノーヴァは隠していたし、ソフィアは語らない。
全てを知るベルフレイドは、この調子だ。
「こ、こら!! 上半身がブレずに走るなんて真似、どこで会得したんですか!?」
「おー、すごいすごい」
コノンは大爆笑しているが、しっかりとまだ足をげしげしやっている。
こんのガキャア…とファーガスもいい加減切れそうだ。
「閣下!! 次の演説のフレーズが決まりました」
その声にベルフレイドの動きがぴたりと止まる。
その場に居たメンツ全員が男に視線を向ける。
走りこんできた男の方をみることなく。
ベルフレイドは聞いた。
「何になりました、ピアズレイ?」
「YouがCanならDoしちゃいな、です!!」
「結構」
こうして、日々、ありがたい演説は続けられ。
サイナスの人々はひとつの協会に心酔していったとかしなかったとか。
*****************************************************************
誕生日おめでとう。
まず、これがいっこめ~。
ということは、にこめもあるかもしんないってことだ。
ネタは思いついたが、イラストネタなので。
う~ん、実現はむずかしいか。
雲が流れ、日差しがまっすぐに地面へ降り注ぐ。
風が吹く。
木々がさざめき、ほのかに花の香が香る。
風が吹く。
さぁ、時代が変わる。
「Yes,We Can!!!」
可能な限り、足を踏ん張り、握り締めた右の拳を高々と掲げる。
その勇猛かつ高らかに叫ぶ姿にむせび泣くディアドラ。
後ろのほうで魂が飛んでいるコノン。
その光景に「はぁあああ」と深いため息はファーガス。
現在、ひとつの道の協会の講演の真っ最中である。
ベルフレイドと司書
「いやぁ、いい講演でしたね」
「ええ、時代に即した素晴らしい講演でしたわ」
ベルフレイドは、汗をふきふき戻ってきた。
その顔は「いい仕事をしました」と言わんばかりである。
というか、絶対そう思っている。
「…微妙に時期外れだし」
コノンがぼそりと言うと、どんと脇から攻撃。
ファーガスが口にしーっと指を立てて「言うな」とけん制したのだ。
「いったいなぁ!!」
「ところで、ソフィアはどうしました?
この『父』が帰ってきたというのに、出迎えのハグはないのですか?」
真顔で言うから、困る。
ファーガスがガックリとうなだれる横でコノンが報復とばかりに。
げしげしと足を踏んづけてきた。
痛みに耐え、沈黙を守っていると。
踏むだけでは飽き足らず、ツイストも入れてくる。
今にも煙が出そうなほどである。
「僭越ながら私が…」
「いえ、結構」
即答である。
フラれたディアドラは盛大に肩を落とし、orzを見事に体現して見せた。
その様子をソフィアは死んだ目で見ていた。
おお、これがorz…!!
心はガッツポーズだ。
そばにいたノーヴァに至っては、拍手までしている。
その音に気付いて、ベルフレイドは両手を広げてこちらに歩いてきた。
「ああ、そこにいましたか。 おいでなさい、ソフィア。
この『父』のもとへ」
びくっとノーヴァの体が動いたのに気付いた者は誰もいない。
本気で嫌がるソフィアと本気でハグしようとするベルフレイドの対峙に気を取られた。
もし、気付いた者がいたとして。
誰が彼らの関係を知ろうか。
ノーヴァは隠していたし、ソフィアは語らない。
全てを知るベルフレイドは、この調子だ。
「こ、こら!! 上半身がブレずに走るなんて真似、どこで会得したんですか!?」
「おー、すごいすごい」
コノンは大爆笑しているが、しっかりとまだ足をげしげしやっている。
こんのガキャア…とファーガスもいい加減切れそうだ。
「閣下!! 次の演説のフレーズが決まりました」
その声にベルフレイドの動きがぴたりと止まる。
その場に居たメンツ全員が男に視線を向ける。
走りこんできた男の方をみることなく。
ベルフレイドは聞いた。
「何になりました、ピアズレイ?」
「YouがCanならDoしちゃいな、です!!」
「結構」
こうして、日々、ありがたい演説は続けられ。
サイナスの人々はひとつの協会に心酔していったとかしなかったとか。
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誕生日おめでとう。
まず、これがいっこめ~。
ということは、にこめもあるかもしんないってことだ。
ネタは思いついたが、イラストネタなので。
う~ん、実現はむずかしいか。
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