【10年バトン】
*このバトンは、持ちキャラの年齢を10年足したり引いたりするバトンです。
10年経てば、実にいろんなが起こります。劇的なイメチェンをしているかもしれません…!
そんな妄想をしながら描いてください!
*その10年前(後)お子様本人から今の年齢の本人へ時空を越えたメッセージを。
*最後に、10人にバトンをまわしてください
*************************
10年前の俺へ。
おい、くそガキ。
年下相手に何、全力で突っかかってんだよ。
悪ぶるのもいいけどな、ほどほどにしとけよ。
聞こえるなら、伝わるなら、肝に命じろ。
なんだ、これ。
俺、頭でも打ったか?
いやいや、俺は昼寝中だ。
じゃあ、夢か?
夢にしちゃリアルだし、って、まだ夢の中か?
あれ?
『おい、俺!』
「わっ!!」
『おーおー、ちっちゃいなー、俺』
「な、なんだよ!俺俺って! あんた誰だよ!」
『俺はお前だ、くそガキ。 まぁ、聞け』
「お、おう」
『今後、何があっても泣くんじゃねぇぞ?
そばには―――いるからよ』
「え?」
『行け、お前は俺だ』
光が差し込む。
目が――覚める!!
「ザングス?」
「ん…あ、アランかぁ」
「うなされてましたが、どうしました?」
「う~ん…、何かでっけぇ俺が出た」
「10メートルくらいの大男になって、パルキアとでも戦いましたか?」
「なんでだよ!? 神様と戦ってどうすんだよ!?」
「さぁ、どうするつもりだったんですか?」
「俺は言ってねぇだろ!!」
背中に付いた草っぱを払い落として、帰路に着く。
夢のことはこのまま、うやむやになってしまった。
*************************
「ん、夢か」
欠伸ひとつして、ベッドから這い出る。
日課の素振りをして、朝食を済ませる。
欠伸を噛み殺して、外に出るとアイツが待っている。
「おはよう、ザングス」
「おう、アラン」
二人は歩き出す。
「夢見たぜ」
「どんな?」
「15くらいの俺とご対面ってやつだ」
「へぇ? 踏み潰しませんでしたか?」
「どんだけちっせぇんだよ? まぁ、いいや。
ついでだから忠告してきたぜ」
「なんて?」
「どんなことがあっても泣くんじゃねぇぞ、って」
「……あぁ」
19歳のとき、クーデターが起きた。
当時の彼は調子に乗りすぎていた、やりすぎていた。
何も怖くなかった。
いくつものグループを吸収していった。
チームは、膨らみすぎて”ボス”の復讐のために潜入した奴らに気付かなかった。
一筋の凶刃がザングスに振り下ろされたとき。
彼は覚悟を決めていた。
死ぬ覚悟を決めていた。
だが、いくら待っても衝撃は来なかった。
閉じていた眼を開くと、白い服が見えた。
地面に血が滴り落ちた。
「大丈夫ですか、ザングス…」
自分が愚かだったと知った。
無力だと知った。
「眼が潰れなくてよかったですね、僕も若かった」
「潰れてたら…どう責任取ればいいかわかんねぇや」
「婿にしてあげますよ、ザングス」
「冗談に聞こえねぇのが怖いな」
二人で歩く。
「ザングス」
「あ?」
「一応、言っておきます。
どんなときでも、僕はあなた側ですよ」
「ん」
そばにはアランがいる。
10年で変わらなかったことは、それだけだ。
*************************
ポケモン系+質問+お題消化 のトリプルですわよ~。
何コレ、ひゃっほう。
質問に答えてるのかって?
一応…答えになってるでしょう。
二人の関係性ですか?
ん~…、決めてない。
とりあえず、二人でいることがデフォルトな関係です。
*このバトンは、持ちキャラの年齢を10年足したり引いたりするバトンです。
10年経てば、実にいろんなが起こります。劇的なイメチェンをしているかもしれません…!
そんな妄想をしながら描いてください!
*その10年前(後)お子様本人から今の年齢の本人へ時空を越えたメッセージを。
*最後に、10人にバトンをまわしてください
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10年前の俺へ。
おい、くそガキ。
年下相手に何、全力で突っかかってんだよ。
悪ぶるのもいいけどな、ほどほどにしとけよ。
聞こえるなら、伝わるなら、肝に命じろ。
なんだ、これ。
俺、頭でも打ったか?
いやいや、俺は昼寝中だ。
じゃあ、夢か?
夢にしちゃリアルだし、って、まだ夢の中か?
あれ?
『おい、俺!』
「わっ!!」
『おーおー、ちっちゃいなー、俺』
「な、なんだよ!俺俺って! あんた誰だよ!」
『俺はお前だ、くそガキ。 まぁ、聞け』
「お、おう」
『今後、何があっても泣くんじゃねぇぞ?
そばには―――いるからよ』
「え?」
『行け、お前は俺だ』
光が差し込む。
目が――覚める!!
「ザングス?」
「ん…あ、アランかぁ」
「うなされてましたが、どうしました?」
「う~ん…、何かでっけぇ俺が出た」
「10メートルくらいの大男になって、パルキアとでも戦いましたか?」
「なんでだよ!? 神様と戦ってどうすんだよ!?」
「さぁ、どうするつもりだったんですか?」
「俺は言ってねぇだろ!!」
背中に付いた草っぱを払い落として、帰路に着く。
夢のことはこのまま、うやむやになってしまった。
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「ん、夢か」
欠伸ひとつして、ベッドから這い出る。
日課の素振りをして、朝食を済ませる。
欠伸を噛み殺して、外に出るとアイツが待っている。
「おはよう、ザングス」
「おう、アラン」
二人は歩き出す。
「夢見たぜ」
「どんな?」
「15くらいの俺とご対面ってやつだ」
「へぇ? 踏み潰しませんでしたか?」
「どんだけちっせぇんだよ? まぁ、いいや。
ついでだから忠告してきたぜ」
「なんて?」
「どんなことがあっても泣くんじゃねぇぞ、って」
「……あぁ」
19歳のとき、クーデターが起きた。
当時の彼は調子に乗りすぎていた、やりすぎていた。
何も怖くなかった。
いくつものグループを吸収していった。
チームは、膨らみすぎて”ボス”の復讐のために潜入した奴らに気付かなかった。
一筋の凶刃がザングスに振り下ろされたとき。
彼は覚悟を決めていた。
死ぬ覚悟を決めていた。
だが、いくら待っても衝撃は来なかった。
閉じていた眼を開くと、白い服が見えた。
地面に血が滴り落ちた。
「大丈夫ですか、ザングス…」
自分が愚かだったと知った。
無力だと知った。
「眼が潰れなくてよかったですね、僕も若かった」
「潰れてたら…どう責任取ればいいかわかんねぇや」
「婿にしてあげますよ、ザングス」
「冗談に聞こえねぇのが怖いな」
二人で歩く。
「ザングス」
「あ?」
「一応、言っておきます。
どんなときでも、僕はあなた側ですよ」
「ん」
そばにはアランがいる。
10年で変わらなかったことは、それだけだ。
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ポケモン系+質問+お題消化 のトリプルですわよ~。
何コレ、ひゃっほう。
質問に答えてるのかって?
一応…答えになってるでしょう。
二人の関係性ですか?
ん~…、決めてない。
とりあえず、二人でいることがデフォルトな関係です。
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