端と底を行き来するRPG

そのとき、きっと誰かの中心blog。
アーカイブにある作品は人事を尽くした盛者必衰の入れ替え制。

馬威駆乗りS'

2011-11-26 00:00:00 | BASARA
珍しくウキウキとバイクに跨る旦那をみて。
やっと若者っぽくなったなぁと思った。
買い出しに情熱を傾ける10代ってないでしょ。
出かけていくのを見送って。
さぁ、念のため準備しましょうか。

Ninja の場合

ガレージの最深部。
隠し扉のその中に眠らせているのは、俺様の愛車。
迷彩色のオフロードバイク。
アクロバティックな動きを想定したバイクで、多少は無理が利く。
なんでこんな仕様のバイクを所有しているかというと。
旦那がどこで何するか分からなかったからだ。
真田幸村という人間の行動力を侮ったが最後。
捜索に泣くことになるのは、他でもない自分自身だった。
最安値の商品があれば、買い出しのために隣の県まで行くことを厭わないし。
ひと家族5点限りとされている新米10kgを5個担いだりする。
むろん、ママチャリで。
それを追いかけて、見守って。
必要があれば手助けするために必要だったのが機動力。
運転免許が取れなかったときは、マウンテンバイクで追いかけた。
事前点検を行うと同時に、機体を磨きあげる。
磨くのは気分だが、命のタイヤは念入りに確認する。
ふと、ケータイが鳴った。
着信相手は、カタクラ?

「…あー、はいはい」

相手の素性を思い出す。
旦那のツーリング相手の保護者だ。
保護者の連携は大事、と入学式のときに番号交換したのだ。
まさか本当にかかってくるとは。

『片倉だ。今日、二人がどこ行ったか知っているか』
「逆に聞くけど、何で知らないの?」

今日の予定を嬉しそうに話していたから。
勝手に向こうも知っていると思っていた。

『喋ると思うか?』
「あー…ないね、ないない」

旦那の話を総合すると。
自分の予定をわざわざ言うようには思えなかった。
聞かれれば話す、というスタンスのようだし。
片倉も聞くような人物ではないだろう。
旦那から申告のあった場所を言う。
「あそこか…」とだけ言って片倉は黙る。
ちょっと、ひとりで納得しないでくれる?

『猿飛』
「なぁにぃ?」

たすかった。
…いえいえ。

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佐助は在宅で何かをしている。
トレーダーでもやっておくかい(ヲイ

以前もやったことがある会話は同じのアザーサイドです。
佐助がマウンテンバイクとオフロードバイク愛用者だってことを書きたかった。
理由は本編にある通り。

訊いてきておいて、ひとり納得して、黙ってしまった小十郎に。
文句の一つでも、小言でも、嫌味でもとにかく言ってやろうと思ったのに。
「たすかった」とお礼を言われてしまい、引くしかなかった佐助。
でも、結論は言った方がいいよ、小十郎。

馬威駆乗りシリーズはイニシャルでメインが誰か示してるんだけど。
猿飛は「S」で旦那と同じだった罠。
じゃあさすk…だめだ、こっちも「S」だ!!
というわけで「S'(エスダッシュ)」にしてみた。
ダッシュってなんか忍者っぽい響きだしいいよね!
知ってるか、こういうのを結果オーライっていうんだ。

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