イギリス44大聖堂巡り

イギリスの大聖堂探訪記。
旅好きな人も、そうでない人も、
雑誌のような感覚で読んでもらえたら...

#15.5 ひねくれ者のあいつ

2010-09-14 | 番外編
あるところに、人気者のとんがり屋根の教会『チャーチ君』がおりました。

その空を突き刺すほどのまっすぐなとんがり屋根は、とっても美しく、チャーチ君を見る町の皆はその美しさに息を飲むばかりでした。

ところが、人気者のチャーチ君、自分の美しさに自信をもち過ぎて、だんだん鼻持ちならない性格になっていったのです。

そんなチャーチ君に愛想を尽かし、町のみんなはチャーチ君から離れて行くようになりました。

人気を失ったチャーチ君、すっかりひねくれてしまい、、、

なんとそれと同時に、美しいとんがり屋根がみるみる内にゆがんでいくではありませんか。



そんなチャーチ君を町のみんなは笑い、また人が戻ってくるようになりました。

チャーチ君はそれが嬉しくて、性格もすっかり変わって良い教会になりました。

今では、町の人気者になり、町のシンボルとなりました。

チャンチャン♪




なんて、おとぎ話チックに書いてみましたが、上の教会の写真、決して画像加工ではありません。大聖堂15番目の町Sheffieldから少し南に降りたところにあるChesterfieldという町に本当に実在する教会なんです。

いままで私が見た大聖堂・教会の中で一番味のある教会。これを今回は番外編として。

あの捻れた尖塔は決してわざと作られたものではなく、時代とともに曲がっていったようです。はっきりとはその曲がってしまった理由は分からないのですが、あの尖塔を作る際に木をしっかり乾かさずに作った為、時間とともに曲がっていったとか。

本当に今では、町のシンボルで、町に入るところの看板も、City councilのロゴも、フットボールクラブのマークも全部このねじれ教会がモチーフになってます↓ ↓ ↓。




こちらは、もうひとつのチェスターフィールド名物、マーケット。





ついつい手に取ってみたくなります。

ねじれ教会は、ロンドンからの北向きの電車に乗ると車窓から見えます。もし、チャンスがあればぜひ。
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