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Citrix製品についてあれやこれやと

STAの死活監視

2019年03月26日 | XenAppのこと

NetScalerをICA Proxyとして利用する際、STAサーバとしてDelivery Controllerを指定します。
ある程度の規模になるとDelivery Controllerも2台以上となるのでNetScaler側に登録するSTAの
情報も複数台になります。

STAの死活監視については設定項目がなく、パケットキャプチャを確認すると2分間隔で
監視していることがわかりました。監視の方法は、SNIPよりSTAサーバの/Scripts/CtxSTA.dllに
対してPOST処理を行っており、STAがダウンしても最大で2分間は検知できないことになります。

STAの死活関しですが、[Trafic Management]->[Monitors]にある「sta」を利用しており、この設定を見ると
Intervalが2分で、Retriesが3回に設定されているので最長6分間はダウンしたことを検知しないことになり
ます。
実際の運用を考えるとこのままでは大規模災害に発展しかねないのでIntervalを短い時間(5秒)などに設定
することをおすすめします。
ちなみに、Retriesの値はGUIより変更できないため、CLIより変更する必要があります。
set lb monitor sta CITRIX-STA-SERVICE -retries xx

ちなみにSTAの通信をHTTPSで暗号化している場合には、「stasecure」を利用しています。

NetScaler 12.xを導入するケースが増えているのですが、ESXに展開しvCenterから確認するとCPUの使用率が
常に高付加の状態になります。12.xよりこの事象が発生するようでCTX229555として情報が公開されています。
デフォルトではCPUを確保するらしく多々問題が出そうなので set ns vpxparam -cpuyield YES を実行して
以前のバージョンと同じ設定で運用するようにしています。
GUIで変更するには、[System]->[Settings]->「Change VPX Configuration Settings」より変更します。




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