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emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

Dr.DMAT 第7話

2014-02-21 17:34:20 | 2014冬ドラマ
第7話 「悪魔を救う医師」

遊園地で火災事故が発生したとの連絡が入り、有栖川総合病院のDMAT隊員たちが出動する。
到着した遊園地では、発煙筒を次々に投げ込んで混乱に陥れた中でナイフで次々と殺傷していく通り魔がおり、未だに捕まっていないことから警察が安全地域を指定できず、救護拠点も指揮所も建てられない状態にあった。
DMATのリーダー・小曽根達也(佐藤二朗)は「犯人確保まで待機よ。それがDMATの安全規則」と話すが、内科医・八雲響(大倉忠義)は「放っておけません」と言ってケガ人の所へ向かい、脳外科医・伊勢崎紅美(市川実日子)や看護師長・長谷川久美子(麻生祐未)、看護師・吉岡凜(加藤あい)らも、大量のケガ人を前にして動かない訳にはいかないとして点在する現場へ散っていく。
小曽根は、搬送順を決めるために大至急でトリアージして報告を上げるように指示し、事務員・花田大吉朗(松尾諭)が地図に報告をおとしていく。
ケガ人は広範囲に渡って点在しており、赤い札の患者が11名、黄色い札が8名おり、救急車6台にどの順番で乗せるかの判断に迫られる。
響は、成人夫婦とその娘・五十嵐葵の処置をするが、葵の方は意識不明であるものの止血が終了してこのまま搬送して手術をすれば助かる見込みが出てきたため搬送要請をして救急車で運んでもらうが、両親の方は出血が止まらず、その息子・桂一が「お父さんとお母さんを助けてください!」と叫ぶものの、響は指揮所から別の要請が入ったためその場を離れることになる。
響が呼ばれた先は通り魔犯・川畑(相馬圭祐)であり、刑事が声を掛けたところ自分で腹を刺して倒れたという事で、響はハイパーレスキュー隊隊長・桜庭周作(石黒賢)に「優先順位に間違えはありませんか?僕はこの人を優先しなければいけませんか!?」と尋ね、桜庭が無言なため小曽根に無線で指示を仰ぐと、小曽根は「こっちからの指示は変わらない。だけど最終判断は、現場のアンタがしなさい」と話すため、響は先ほどの重傷夫婦の元へ戻るが、夫婦は既に心肺停止状態となっており、響は再び川畑の元へ戻って処置を再開する。
紅美がフードコートで男性の重傷患者の治療をしていると、そこにはつい先日寿退社した看護師・藤原麻美(岡本玲)も血を流して倒れており、麻美の婚約者・鈴川(永岡卓也)は麻美を助けてほしいと懇願し、他の看護師たちも麻美の容体が気にかかるが、紅美は男性患者の搬送を優先する。
重傷患者の病院への搬送が終わり、医師・看護師たちは病院でそれぞれの患者の手術や処置をしていくが、麻美は病院で死亡してしまい、鈴川は紅美に怒鳴りかかり、他の看護師にも動揺が走る。
葵は手術により一命を取り留めるが、桂一は響に「どうしてお父さんとお母さんを助けてくれなかったんですか?」と静かに尋ね、響は「ご両親はたくさんの出血をしていました。血を止めようと努めましたが、残念ながら容体は好転しませんでした」と説明する。
ずっと葵の容体を見守っている桂一に、凛は響も小学生の時に両親を事故で亡くしていることを話す。
DMAT隊員たちは院長・伊勢崎勝一(國村隼)に呼び出され、伊勢崎はなぜ安全確認が取れない中で動いたのかと問い、「何のための規則か考えろ。お前たちのために言ってるんじゃない。お前たちが事件に巻き込まれたら、患者を助けられなくなると言ってるんだ。もしDMATの中から犠牲者を出せば、DMATという組織そのものの存続が危うくなる」と話し、響に対しては何故川畑の元を一旦離れたのかを尋ねる。
伊勢崎が「犯人じゃない方を助けたくなったか?助けたくないという感情は断じて認めん!助けたい人を助けるのは素人でもできる。的確に判断し、助けられる命を最大限助ける、それがDMATだ。ヒューマニズムなど必要ない」と言い放つと、響は「でも医者にだって、僕らにだって感情はあります!どうしたって心は…」と反論するが、伊勢崎は「そんなこと分かった上で言ってるんだ!心は邪魔だ。命に優先順位を付けて救える命から素早く救っていく、医療マシンなんだよ、君たちは。大災害では救命できる1人を助けるために他の19名を切り捨てることすら起こりうる。30年以内にM7クラスの首都直下型地震の起こる確率は70%とも言われている。おそらくその日はそう遠くはないだろう」と告げる。
翌日、伊勢崎と桜庭と長谷川とで話し合いの場が持たれ、伊勢崎は「大災害では全体を引いた目で見る力こそ医者に求められる。この仕事は情熱と同時に、時に心を殺す必要がある。医者自身が潰されないためだ。自分で守るほかない」と話し、長谷川が「それでも罪悪感は溜まっていきます」と話すと、伊勢崎は「少し時間がいるかもしれないな」と話し、当院でのDMATの出動はしばらく見送る決断をする。
葵の意識が戻るが、「パパとママは?」と尋ねられ、桂一は言葉に詰まる。
その夜、桂一が両親の事をどう葵に伝えたらいいかと響に尋ねるため、響は「一人じゃないから。小っちゃくても、妹がいれば、二人でいれば、きっと大丈夫だから。ごめんな、助けられなくて」と声を掛ける。
すると桂一は「ありがとう…妹をありがとう…良かった、葵が助かって…」と号泣する。
伊勢崎がDMATの出動見合わせを隊員に伝えると、響は「院長は間違っています。患者を助けられなかったら苦しいし、助けられても苦しい時もあります。そんなのこの先もずっと変わりません。それでも僕が行くことで救える命が一つでも増えるなら、僕は行きます。心を邪魔だなんて言うほど弱くありません」と話す。
そんな中、ガス爆発による出動要請が入り、DMAT隊は出動を決め・・・


というような内容でした。

響が桂一に「一人じゃないから。二人でいれば、きっと大丈夫だから」と声を掛けて、桂一が「妹をありがとう」と言った場面は、もらい泣きしました
響が言うから説得力があって、やっと響のバックグラウンドが活かされたというか・・・
ここ数話で急に響がしっかりしたというか・・・
でも、最後の方でDMATの出動見合わせを拒否して出動したのは、少し尚早な気がしました。
そして響が「心を邪魔だなんて言うほど弱くありません」という発言には、あまり説得力がまだ無く・・・
(今まで「ウジウジ響」を嫌というほど見せられたので、まだ響が強いとは思えないのです

通り魔犯ではない方を救いたいという気持ちは十分に分かるけど・・・
でも、いちいち患者の背景を考えた上で処置をしていくのは不効率だから、院長が言う通りマシンのようにこなすことも必要なのでしょうね。
そして規則を守っていくことも大事で・・・
でも、規則にとらわれ過ぎて目の前の命を次々と失わせていくのも問題だから、臨機応変の対応もしていかなければならず・・・
今回は結果的に、一か所に患者を固めておくべきだったのかな?
もっと検証作業が必要な気がします。

事件自体は、かなりひどい事件でしたね。
犯人は何本ナイフ持っていたの!?
けっこう生々しい血や切り傷の場面を見せられたけど、そこはそんなにリアルでなくても良かったのではないか?と少し思ってしまいました
DMAT隊員間の心の動きとか、話し合いとか、そういう方をもう少しじっくり描いた方が良かったのかも
(コーヒーを持つ紅美にわざとぶつかった看護師がいたけど、あんな険悪なままで災害現場に向かわれても・・・ねぇ。
凛が麻美の最期の言葉を伝えて、何となくその場は収まったけど、ちょっとモヤッとしました)

部分部分で色々と考えさせられる内容で、見ごたえはあったと思います。

※これまでの感想
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