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emitanの心にうつりゆくもの

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アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋 第1話

2020-07-18 12:02:02 | 2020春夏ドラマ
第1話 「知られざる病院薬剤師の医療ドラマが誕生!」

昨日録画を観たのですが、感想を書く時間がなく、遅れてしまいました。
ワチャワチャ騒がしいドラマなのかな?と思っていたのですが、落ち着いてじっくり見せるドラマで、引き込まれました

私自身は個人病院~調剤薬局にばかりお世話になっていますが、
本作は大病院の病院薬剤師のドラマなのですね。
入院患者とも接するということで、調剤薬局やドラッグストアの薬剤師よりも一人の患者のことを考える時間が多いのかも。
でも、ドラマの中で小野塚綾(成田凌)が言っていた話によると、給料は調剤薬局よりも低い?
私の友人で病院薬剤師がいますが、学生時代よりも痩せていて、「けっこう精神的な重圧があるんだよね…」と言っていたのですが、このドラマを観て「あぁ、こういうことなのか…」と思ったり。
私の知らないことがまだまだ多そうなので、このドラマにとても興味が沸きました。


救命救急に立ち会う時の薬剤師は、先を見据えた行動も必要なのですね。
副部長・瀬野章吾(田中圭)葵みどり(石原さとみ)が、救急医に指示される前から予想される注射類を棚から出して揃えていくシーンは、セリフがない中で見応えがありました。
心臓マッサージをすることもあるようで・・・
ところで、瀬野と救急医(臼田あさ美)とがアイコンタクトするシーンがあったけど、それはどういうサインだったのでしょうか??


主人公は葵だけど、新人薬剤師・相原くるみ(西野七瀬)の目から見た薬剤師たちの姿という感じにも見えて、とても観やすかったです。
相原が、よくドラマでありがちな「空気の読めない使えない若手」というキャラクターではなく、ドライな面はあるものの冷静に動きを見る視聴者目線に近い感じだったので。

エレベータを使用する順番は、患者→医師→看護婦→薬剤師の順で、薬剤師は階段を使うことが多く、
常に小走りで、革靴では足が疲れる・・・大変ですね

「命を救ったのは医者」
「感謝されたいのなら、この仕事は向いていないかな」
「薬剤師は目の前の仕事をさばいてさばいてさばききってナンボだから」
「患者さんを守る最後の砦だから、見落としや失敗は絶対に許されない」
「病気を治すのは我々じゃなくて薬だから」
そんな言葉の数々が、過酷さを一層際だたせていたような。。。


今回は、3人の患者について描かれていましたが、

そのうち2人は、1型糖尿病を持つ中学生で、生涯に渡って毎日インスリンを投与しないといけないとのこと。
ドラマの最初で病院のカートに乗った二人の映像が、最後のエンドロールでは大人になって子供ができて買い物カートに乗る姿になっていて、とても感動しました

「退院すれば普通の生活に戻れるんだから」
この言葉が、二人を苦しめていたのですね。。。
「インスリン打っていれば普通と変わらないって思っている人たちに、私たちの気持ちなんて分からない!」と終盤で怒っていた言葉に、私もハッとさせられました。
そういえば、ずっと前に同僚で糖尿病で食前にインスリンを打っている人がいたのですが、私も「注射打っていれば大丈夫なんでしょ?」位にしか思っていなかったので

苦しむ患者・森本優花(永瀬莉子)に葵が
「分からないけど放っておけない・・・
 これから先もずっとインスリンと付き合っていかなくちゃいけない。
 病院の外に日常があって、大人になってからも病院の外で働いて、生活していかなくちゃいけない。
 逃げ続けることはできないんだよ。
 だから、この薬とちゃんと向き合ってほしいの。
 ちゃんと使って、普通の未来を手に入れてほしい。
 それは、とても大変なことかもしれない。
 だけど、優花ちゃんには分かり合える友達がいるよね?
 そのこと一緒なら頑張れるはずだよね?
 これから先もずっと…」
と声を掛け、
優花が退院する患者・渡辺奈央(安藤美優)に「これからは病院ではなくて外で会おう!」と声を掛けるシーンは、とてもジーンとしました。

エンドロールは、そんな奈央と優花が成長して大人になっていく姿が描かれていて・・・
奈央を演じていた安藤美優ちゃんは実年齢が13歳、優花を演じていた永瀬莉子さんは17歳だそうですが、お母さんになった姿を演じるなんて初めてだったのでは!?
でも、とても素敵な笑顔で良かったです


もう一人の患者は、妊娠後期で切迫早産の可能性のある妊婦。
偏頭痛が治らず・・・私も偏頭痛持ちなので、観ていて苦しかったのですが、
実際は偏頭痛ではなくHELLP症候群・・・。
その可能性に葵が気づき、産婦人科医・林(飯田基祐)に先走って薬を先回りして勧めたら、先生のプライドを損ねて、医療安全委員会で懲罰案件に

患者のためを思って先走っても、医療行為の判断を下して処置をしたり責任を取るのは医師ですし、
薬剤師の判断が万が一間違っていては大変なので、冷静に判断のできる環境が必要で、
葵があんな風に薬剤を目の前に突きだして迫るようなことは「やり過ぎ」と指摘されるのも否めないとは思いますが、
今回の林の場合は、明らかに林の個人的な感情・資質も入っていたような・・・。

医療安全委員会で瀬野が葵の解雇を提案して、
「命を預かる医療現場では、命令系統の乱れが重大な事故に繋がりかねません。
 林先生のおっしゃる通り、医者に対して自分の意見を言う薬剤師は、邪魔で危険な存在です。
 患者さんに迷惑がかかる前にクビにするべきでしょう。
 葵みどりは、患者のためになるなら医師に対しても提案をする薬剤師です。
 そういう人間が事故の原因になると言うのなら、病院にとって害でしかないですよね」
と発言していましたが、そこに本心は何パーセントくらい入っていたのかなぁ?
一方で、葵が林医師に対してその前にしていた疑義照会を探し出して、林側の問題点もあぶり出していたようですが・・・。
瀬野の真意が気になります。
葵には「もっと患者のために働け」と叱咤激励していましたね。


他にも、調剤の魔術師・荒神寛治(でんでん)がいて、本当の魔術師だったwけど、他にも何かありそうだし、
誰もが怖がるクレーマー・辰川秀三(迫田孝也)は、ラーメン屋の店長で、店長の時は低姿勢だったり、
ラーメン屋で出会った青年・小野塚は、親が薬剤師のようだけど、今後何やら関わってくるっぽい?・・・
と、気になる人がチラホラ。

葵が病院薬剤師をしている理由について
「私は病院薬剤師が好きなんです。昔からの夢だったんで。お世話になった病院薬剤師さんがいて、その人に救われて…今でもずっとその人に感謝してます」
と小野塚に言っていましたが、その昔の恩人がどういう人だったのか?これから出てくるのか?という部分も気になります。


一番最後に
「病と闘うあなたへ 見えないところで支えているあなたへエールを」
というテロップがありましたが、そんなドラマになるといいですね。
でもフジテレビ、あんまり色々と盛り込みすぎて訳が分からないようにならないようにね・・・と少し心配もあったりしますが

「BG」「MIU404」「アンサング・シンデレラ」と、だんだん面白いドラマが増えてきて良かったです。
←web拍手です。
※公式HP(こちら

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