トッカン 特別国税徴収官 第４話

第４話　「友達に裏切られ…愛人と消えた３億円の行方…真実を暴きオトシマエつけてみせます！」

新米徴収官・鈴宮深樹（井上真央）は、友人と思っていた相沢芽夢（美波）に騙されて、「接待を強要された」という写真を送りつけられてしまう。
鈴宮が、銀座のクラブ「澪」経営者・白川耀子（若村麻由美）と澪の関係を探り始めたからではないか？という話を署員としているところで、鈴宮は席を外させられる。
鈴宮は、芽夢の元に問いただしに行くが、逆に「お役所の人は、本当に苦しんでいる人たちの事を１ミリも考えていない。今すぐ仕事を辞めて、私たちと同じ立場になってみなよ。クビにすらならない今の職場が居心地が良いんだもんね。じゃなきゃ、実家が差し押さえられているのに税務署なんかで働かないでしょ。偽善者を装っているあんたなんかに、私たちの本当の気持ちなんか分かるわけがない」と言われてしまう。
そして、特別国税徴収官（通称「トッカン」）・鏡雅愛（北村有起哉）には「このオトシマエは自分でつけろ」と言われ、統括官・金子長十郎（池田鉄洋）には「これが一般企業だったらクビだよ」と言われた鈴宮は、辞表とケータイを残して、実家のいる大阪に帰ってしまう。
鏡と上席徴収官・鍋島木綿子（鈴木砂羽）と徴収官・釜地亨（笠原秀幸）は、白川がインサイダー取引に関わっている疑いがあると見て、鈴宮のオトシマエをつけるために上司に内緒で白川の事を継続して調査。
鈴宮の父・益二郎（塩見三省）は、過去に税務署から差し押さえを受けたことがあったことから、鈴宮が税務署職員になったことには猛反対していた。
鏡は、白川と澪との関係をどうやって知ったのかを実家に電話して鈴宮に尋ねるが、益二郎に電話をとられてしまう。
益二郎に鏡は「娘さんには迷惑していたんですよ。ただ、そんな鈴宮に救われた滞納者もいます。辛い思いをしてきたからこそ、滞納者に手を差し伸べられることができるのかもしれない。あなたの娘だからこそ」と話す。
鈴宮は「まだやることがあるから」と言って大阪から東京へ帰っていき、白川の東京での母代りとなっていた女性に「親なら間違えに気づかせてあげるべきです」と言って、白川と澪の関係を聞き出す。
鈴宮は、退職の撤回を申し出、鏡に経緯を話し、２人で白川のマンションに乗り込む。
「澪」という女性は幼なじみだったが、大人になって再会した澪は難病で苦しんでおり、アメリカで開発された新薬が日本でも認可されれば治る可能性があった。
そこで、認可に関わる権限を持っている代議士・栗本（中丸新将）に接触して愛人になるものの、栗本は裏切って自分の利益になる法案を優先したため、新薬は認可されなかった。
そのため、白川は栗本から知り得た情報でインサイダー取引をし、そこで得た利益３億円を難病患者の家族会に寄付。
白川は、そのお金の出所を明らかにすることで、栗本の議員としての地位を追い詰め、難病患者の存在を世間に知らせ・・・


というような内容でした。
「オトシマエ」ということばが飛び交う回でしたね
あまり表の世界では使われない言葉ですが・・・

白川の話は、ずっと続くのか？と思ったけど、第４話にて終了。
政治家の名前も出てきたので、単なる愛人の話で終わるのかどうなのかと思っていたのですが、けっこう深い話でしたね。
白川が鈴宮にワナをしかけたのは、ここまで税務署が辿り着けることを見越してだったのかなぁ？
まぁ、税務署が辿り着けなかった方が、３億円を寄付して自分は罪を逃れられるわけではありますが。
でも、栗本に対して「真のオトシマエ」をつけるには、税務署に辿り着いてほしかったわけで。
・・・どうだったんだろう？
深いですねぇ。

鈴宮の実家の事も描かれていましたね。
鈴宮は、やっぱり「税務署しか受からなかったから、税務署職員になった」んだ・・・。
でも、鏡が鈴宮の父に「辛い思いをしてきたからこそ、滞納者に手を差し伸べられることができるのかもしれない」と言っていましたが、そういう気持ちを鈴宮自身が持っているのかが、ちょっと伝わらなくて、まだしっくり来ず
でも、今回の事を乗り越えて、メガネを外すことにもなり、次回からはガラッと変わりそうな予感？
オリンピックで２週間休みのせいか、予告編がなかったけど、一気に変わったりして！？という期待がちょっと（笑）
でも、そんなに期待し過ぎない方が良いのかな～？
（単に撮影が間に合ってないだけかもしれないけど　爆）

鈴宮の同期で天敵の南部千紗（木南晴夏）が、化粧濃いな～と思っていたら、まさかの整形だったとは！
そして、それを見抜く鏡・・・さすがトッカンだわ（笑）
そしてそして、「目に50万円を掛けた」と開き直って言う南部・・・ホントすごいキャラです！

最後に、トッカンと同じサングラスをプレゼントされて、鈴宮が「嫌です」って言った瞬間に、鏡が「なぜだ！？」って言ったのが、セリフと共にタイミングも絶妙で、大笑いしてしまいました。
このドラマは、暗い話も多いので、こういうコメディっぽいところをもう少し入れたらいいのにね。