衣美GOODSUNRIZE!!!

ズクナシギターボーカル「エミ」の日記

わたしめちゃくちゃ、でもかいてみる(久しぶりで。。。極長いです)

2008-03-28 | Weblog
なんか
すぐに私は小さな小さなことで
悩み続けてしまう。
ほんの些細なことで
閉じこもろうとする。


この
だいたい1ヶ月くらいかな。
平凡な生活に「春一番」が早いけど吹き荒れて。


梅が咲いた頃
歌詞が書けない書けないと悩んでいた頃
お母さんが入院していることを知って(今は元気です)
自分の生活でめいっぱいで
家族のことを忘れていた自分にも気づきショックを受けた。

梅が舞う頃
私にはそれ以上に計り知れないメンバーの悲しみに触れて
その中でも希望を見いだす力と信じるチカラに触れて
全力で、全力でこのバンドで歌いたいと思って
この場所に集まった人に届けたいと思ってうたうけれど
そのライブハウスの壁を越えてまで届けたいと
それははじめてくらいに思い歌いました。

茜が昔のリハーサル音源を全部掘り返して、
何曲か持ってきました。
いい曲がいっぱいあった。驚きました。

梅が散る頃、
みんなでまりこのお母さんのお通夜に行きました。
身内がみな元気な私には理解できない現実が目の前に会って、
まりこの家族からお母さんの話をきいて、まりママを思い浮かべて、
とても不思議な気持ちになったのと、涙が次々とこぼれました。
こんな夜もまりこが本当にしっかりしている(ように感じた)ことも、
マリコの中に大きなお母さんの存在をみたのかも知れない。

桜がつぼみをつけはじめた頃
地球屋で、ものすごく生き生きしている人と音に会いました。
観たかった、ホテルルワンダを見ました。
知らなかった、不都合の真実と言う映画も見ました。
私は知らないことが多すぎて。
ってことはきっと私みたいに知らない人がたくさんいるんだと思った。


その日から、ラジオ聴いても、
テレビをつけても、
ただ今までと同じ道を歩いていても、
今まで気にも、とめなかったことが
どんどんと心にとまっていく。


お母さんの手術の前日、長野に帰ってみた。
まだ雪が残っている実家で
滅多に見れない、台所にたつお父さんの背中を
通って、でっかい冷蔵庫をのぞくと、
お母さんが一時退院の時にたぶん書いただろう、
お父さんの為にどこになにが入ってるかリストが貼ってありました。

お父さんは張り切って私にごちそうつくってくれました。
お父さんと言えば、最強にショッキングな
「きゅうりのみそ汁」を作った男ですが笑、
今回キュウリは、太いみそスティックになっていて
みそ汁にはそこらへんで取ってきたふきのとうが入ってました。
あのこたつに父とふたりだけは、はじめてでした。
刺身と、タタキと、焼きジャケと、って魚ばっかり!のメニューは
おいしかった、とても。

手術の日は父と弟とおばちゃんが集まりました。
じいちゃんは遠いし時間も長いから来る予定じゃなかったけど、
やっぱり勝手に車を運転して一人でやってきました。
お母さんはたまたま早期発見の、ちょっと
めずらしい場所にできた、ほぼ良性の腫瘍をとるというので、
長く入院してるものの、すごく元気でした。
お母さんが話をしていたのか、
同じ病室の人から「お嬢さんはウタを歌っているのよね」
と声をかけられました。


やっぱり手術室に運ばれていくときは、緊張するものだけど
そのときたぶん、生まれて初めてだなあ、
お父さんがお母さんの
手を握るのを観ました。
「がんばれな」

「あとは、お医者さんが最先端でやってくれるで」

4時間くらい待って、無事手術が終わった。
私にはまだ麻酔が抜けきれていない管だらけの母が、
これで大丈夫なのと言うくらいに見えたけれど、
看護婦さんは、落ち着いてます、明日になったら
すごくよくなりますっていうから少し安心した。

父が次の早朝、バス停まで見送ってくれました。
「お母さんもお父さんもがんばってねえ」「お前も活動がんばれな」
私は幸せ者です。
いちいち涙を飲み込む私は
随分なファミリーコンプレックスです(ファミコン)


触れていないと、時々会わないと、忘れていってしまうこと。
うたいたいことはその時々で変わっていくものだと思うけれど
私はこの最近でなんだか核を見つけた気がしました。


自分は今できるかも知れないって思った。
そのままズクナシの練習スタジオに行きました。
でも、やりたいこととやれないことが
ぐちゃぐちゃですぐには出来なかった、
もちろんのことなんだけど。
歌詞ができていないということにも、
やっぱりとらわれすぎていて、
焦ったのか悔しいのかなんだったのか、
混乱してわからなくなってしまって
情けないけど、初めてリハを途中で抜けました。

こんなことやりたかったんじゃない。
情けない。
泣いた。
帰ってきて家の庭にある縁側に座った。

ゆっくり考えた。
椿が花開いていました。
雑草から小さな青い花、オオイヌノフグリ。
毎日住んでたのに、私全然気づかなかった。

ひとは 小さな感動や大事だと感じたことが
すぐに見えなくなるものです。


季節は春です。
ゆっくり、少しずつ整理してみよう。
この日記も書いたりして。

メンバーにメールした。
返ってきた返事読みながら、この3人は
本当に仲間。というか、私にとっては
ときに腹立ち、ときにぶつかり、性格けっこうバラバラ、
でも離れられない、頼りな、尊敬の思いを持った
今家族のような存在です。
ズクナシ。4人。
私達が音楽をやる理由はー。


答えというものは出そうで出ません。
ないのか。そういうもんみたいです。
本当私は一体何回ゼロからスタートしようとするんだか。
繰り返す繰り返す。
でも、求め続けることをやめたら
また、離れていってしまう。
忘れたくないことも
忘れてしまうのだから
それなら何度も思い出せばいい。

昨日の夜も今日の朝も、大事な仲間と
すごくいい話ができて、いい景色に会いました。
これからリハに行って、
そのあとズクナシの「父」的な人に会ってきます。


がーんばーーーるどーーーーーー!
軽い世間で言うところの◎◎病状態で
気持ち悪いほどアツクなってしまいました。
こんだけ書けたら歌詞とか、すぐにかけそうよね。。。

あ、私、また焦ってたら、
そのときは誰か、とめて下さい笑。