コロナ騒動の影響で、国際線の停止や観光客の受け入れがない状況の続くケニヤの現状より、今年の8月~9月の教育ツアーは、残念ながら予定なしとなりました。
コロナが早々に収束して、来年度以降、再開できるようにと願っています。
過去の参加者の感想からご紹介している、教育エコツアーの感想シリーズ。
今回は第22回目です。
来年度以降の再開に向けて、ぜひ参加の検討の資料としてください!
今回ご紹介するのは、現在は水族館で獣医をしている女性が、大学生の時に参加した時のインタビュー記事からです。
Q1:教育エコツアーに参加したきっかけは何ですか?
当時、私は獣医学専攻の大学生でした。就職活動の時期が迫り、動物園や水族館で展示動物を通して環境問題や保全活動について伝える仕事がしたいと思っていました。
「学生の今、長期のお休みがとれるうちに、アフリカの野生動物と生息地の現状を見ておきたい!」と、ネットで検索して、中村さんのツアーを発見したのです。
現地でゾウの保全につながる支援活動をされている日本人研究者が案内をしてくれて、期間中に講義が4回もあるエコツアーは、私にとっては願ってもない内容でした。思い切って参加を決めました。
Q2:一番心に残ったこと、響いたことは何ですか?
ビリカニ女性たちの会でごちそうになったお料理のおいしさは、今も忘れられません!
私が抱いていたサバンナのイメージでは動物とヒトとは一線を画していて、ヒトが気軽に立ち入れない厳しい自然界で、動物は日々生存競争を繰り広げている…という感じでした。
しかし車両で野生動物の近くまで行って観られる国立公園は、イメージとはかなり異なっていました。観光と野生動物とが初めて結びついた気がしました。
Q3:教育エコツアーに参加後、あなたの中で変わったことや考えたことは何ですか?
ケニヤでみた景色は、本当に雄大で、日本とは別世界でした。今も、車窓からみた風景や赤土でどろんこになるゾウの姿を思い出すと、心が解放されます。
ツアーに参加して、ケニヤのパワーを感じ、野生動物すごい!という気持ちはさらに大きくなりました。
またその分、現地で保全を考えていくことは地道で大変だけど、とても大切なことだと教えられました。
『教育エコツアー インタビュー』サラマンドフ・ニュースレターNo.8 より