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野生のアフリカゾウと地域住民の共存 ******* 野生動物と人間の未来を考える

エコツアー感想 その17

2018-03-12 | 教育エコツアー

教育エコツアーの感想シリーズ、第17回目です。

今回ご紹介するのは、大学一年生の時に山梨の大学からツアーに参加。大学卒業後に北海道で就職をして、現在では環境関係の仕事をしている20歳代の方の感想です。

***** 教育エコツアーに参加したきっかけは何ですか?

沖縄で生まれ育った私は子供の頃から自然が好きで、自然保護や人間と野生動物の共生に関心がありました。

私が通っていた大学で中村先生の講義があり、エコツアーの存在を知りました。

環境問題が深刻化しているアフリカの現状を自分の目で確かめてみたい、行動に移していない自分を変えたい、と思い参加を決意しました。

***** 一番心に残ったこと、響いたことは何ですか?

アフリカゾウの自然の種まき屋としての役割や野生動物と住民との共生、ビリカニ村の女性たちと過ごした時間などを自分の五感全てを使って体験して、実感した事が心に残っています。

また、動物のために作ったという人工的な水飲み場とその周辺の変化にも衝撃を受けました。かつては多くの野生動物が集まっていたというのですが、今では荒れた土地と化していました。

人間が良かれと思い実行した事が、逆に自然破壊に繋がる、動物たちは良くも悪くも環境に順応していくものなのだと知り、人間は余計な事はせず、見守る姿勢も大事なのだと痛感しました。

***** 教育エコツアーに参加後、 あなたの中で変わったことや考えたことは何ですか?

実際に現場に行かなければ、現状は見えてこない、恐れず一歩を踏み出すことが大切なのだと思いました。

自然の生態系の中でなにか一つでも欠けると、一気に崩れていく怖さを知り、問題を継続的に解決する事が大切だと感じました。

訪問前に私がアフリカに抱いていたイメージは、マサイ族・マラリア等でした。しかし、教育ツアーで体験したことはテレビの情報から読み取れない事ばかりで、何事も鵜呑みにせず、疑問を持ち、確認するよう心掛けるようになりました。

 (サラマンドフ・ニュースレター No7より一部改稿)

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