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世代交代

2010-07-21 | コミュニティー活動支援
プロジェクトが長期化すれば、どうしても世代交代はやむを得ない。しかも、平均寿命の短いツァボ地域での話なのだから、引退や退職は、受理しなければなるまい。スポーツ選手と同じくらい、活躍できる期間が短い社会での話なのだから、時期はいずれ来るとは思っていた。

しかし、識字講師、ワイルドライフクラブの指導員として活躍してきてくれた先生の引退は寂しい。また、アシスタントとしても有能だった人が、高齢(60歳前)を理由に退職希望が出たのも、悲しいことだ。それだけプロジェクトは成長していて、オトナになり、さらに世代交代していく、という意味なのだが、馴染み親しんだ人たちが去り、新人に替わっていくのを目の当たりにしていかねばならないのは、なぜか、心痛み、もの悲しい。

いつの間にか、一生、一緒にいるような気分になっていたが、現実の壁はあったのだ。彼らの余生も尊重しなければなるまい。目や耳が衰えて、60歳となると、老化する一方しかない状況で、仕事の継続は難しいと判断したようだ。

でも、わがボスのオリンド博士は、72歳で、元気いっぱいなのだから、本人の気力や医療などの環境も関係あるようにも思う。

まあ、後ろ向きに考えても仕方ない。心機一転、引退していく彼らが、新風を吹き込んでくれたとポジティブに解釈して、新人発掘と教育に力を入れることにしよう。
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