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神戸映像クラブの催し・お知らせ等

神戸映像クラブ1月 新年会総会案内

2015年12月21日 10時56分14秒 | 神戸映像クラブ

1月新年会・総会のお知らせ

    日時:2016年1月16日(第三土曜日)12時00分~
     場所:木曽路 神戸ハーバーランド店 TEL 050-5796-2520

★ 12月例会報告

 【出席者】 赤澤  石川  今井  上中  北沢  坂口  豊田  広瀬
               横山 和田  ゲスト松田 11名

 

                     

★例会内容: 1部 会員作品上映  
                2部 練り上げコーナー

作品上映

1 『兵庫県北部の山"段ケ峰に登る"』 6分 横山雅典 オリンパスHD4
                                                             Windowsムービーメーカー

 新しく入会された横山さんのデビュー作です。1000M級の山を友人夫妻と3名で登ります。
 頂上に登った喜びが描かれ、撮影しながら声をかけるなど和やかな雰囲気が伝わってきます。
 鍋焼うどんをつつくシーンはご本人も登場しアナゴ焼たっぷりの豪勢なもので、遥か前方に
 見える山よりもこちらの方に目移りしました。動画の間に入る静止画にもパンを加え、動画
 と馴染んでセンスの良さを感じました。ただパソコンは思うように動いてくれず、地図等
 入れるとハングアップし10時間にも及ぶ作業が露と消えたそうです。試行錯誤を強いられ、
 いきなり生みの苦しみを味わうことになりました。でもその成果が出ていたように思います。
 

 2 『ハイキング』 5分 松田亨工  Sony ビデオスタジオX8

   ゲスト作品です。普段は完成された作品を家族に見せることがあっても、人様には見せる
 ことが無かった松田さん。冒頭から元気なBGMで始まります。お孫さんが冒険するという
 シチュエーションだそうです。家族の皆様は自然体でカメラを意識することがありません。、
 撮影している作者に奥様でしょうか『じい様ぁ~、気を付けてねぇ~』と優しい言葉。普段
 着のままのホームビデオが温かみを感じます。全体を短くされたそうですが、大切なカット
 までも見せる(魅せる)カットは長くてもいいと思います(高野先生のお言葉を拝借)。
 ナレーションも入り、エンディングでは滝の流れをスローにするなど意欲的な作品でした。

3 『黄金のトンネル千本銀杏』 343秒 赤澤與三郎  SONY DSC-HX30V

  船会社のツアーで参加した作品です。4分ほどの尺の中で黄金(イチョウとその落ち葉)
  のトンネルと、桜島の火山弾でできた壺などを見、特攻の町を紹介する。この雰囲気の異
  なる3つのシーンを1曲で表現していましたが、特攻の方はテーマが重くなるので切り離さ
  れた方がBGMは生きるのではないでしょうか。全国に色々な紅葉がありますが、画面の隅
  から隅まで黄色で埋め尽くされる紅葉は見事なものです。紅葉と言うよりも黄葉ですね。
  見ている人の感嘆の表情も見てみたいものです。桜島の噴煙は上がっていたのでしょうか。

4 『暮色デジタルカメラテスト』 450秒 上中孝三  LUMIX LX-100

 散歩がてらに撮った作品? ですが、作者は素晴らしいところに住まれています。赤い神戸
 大橋をくぐる船の向こうには市街地が見え、その背後に六甲山が控え、四季の変化が楽しめ
 る。西の方を向くと巨大なガントリークレーンのある造船所が見え、またベランダからは
 夕陽が拝めテストするには十分過ぎるほどの環境です。外国の豪華客船だってステテコ一丁
 で見れるし…。(失礼つい手が…) それに引き替え普通の宅周辺ではしょぼいテストしかでき
 ません。でも新しいカメラをテストする時(出費に見合った性能を確認する時)、気分が
 最高潮に達します。

 5 『KOBEルミナリエ』 7分55秒 上中孝三 LUMIX LX-100 
                                                                        EDIUS NEO3.5

 久しぶりにルミナリエに出かけられた作者。東遊園地で目にしたのは光るルミナリエとジャ
 ズライブ。なんと翌日には電飾が強風で倒壊しているではありませんか。間一髪で映像とし
 て残すことができました。もし当日倒壊していたらLUMIX LX-100に当たって、わやになっま
 たかもしれせん。深夜で良かったですね。
 

6 『国宝犬山城へ行く』 7分04秒 北沢 恂 CANAN G10
                                                                  AdobePremierePro

  以前の作品『明治村と犬山城』を犬山城のみを切り出して一つの作品にしたもの。川の向
 こうの山頂には犬山城が静かにたたずむ。深い色合いのファーストシーンは皆の心をわしづ
 かみにしました。紅葉はゆっくりとカメラワークし、先ずハープが奏でられます。城に入ると
 バロック音楽が流れ、麓の神社では再びハープ曲となります。後半は少しおとなしい感じが
 ありましたが、ナレーションが少ないからでしょうか。 

7 『落日のタルチョ』 7分20秒 今井俊也 SONY HDR-HC1  
                                                                    POWERDIRECT 14

  中国雲南省チベットにバスで向かう。未舗装の揺れる窓から標高4,000m級の高地が見える。
 貧しい集落でバスは休憩する。文字がびっしり書かれた旗タルチョがはためく。水の確保は
 どうするのだろうかと思わす荒涼たる風土だ。さらにバスは高原をひたすら走る。やがて
 宿泊する侘しいホテルにたどり着く。作者は「色々事情があるのでしょう」と高額な旅費を
 払いながらも気遣いをする。しかしホテルからの眺めは息が止まるほどの展望で思わず唸っ
 てしまいました。作品にはナレーションが全編入ります。同時に民族色豊かな笛も全編に
 入っています。折角のナレーションですので、もう少し笛の音を控えるシーンがあっても
 いいのではないでしょうか。それにしても印象も含めたナレーションは旅に同行している
 かのようでした。
 

8 『ライン川クルーズ』  坂口吉弘 SONY HDR-XR500V 
                                                                         EDIUS NEO2.5

 娘さんとお孫さんの3人がこの夏ドイツ、スイスを訪ねた作品。そのなかのドイツ
『ライン川下り』を作者が編集しました。撮影はこまめに撮られていて川の両岸を
走る列車や次々現れる古城、船上の様子など丁寧なカメラワークでした。ここでは
近場に保津川下りがありますが、居ながらにしてライン川下りを楽しみました。
 

9 『伊福部神社の祭り』 8分02秒 広瀬友三 CANAN XA20他 
                                                                            FinalCutPro7

  和田さんと共同制作です。2年前から計画を立て和田さんが地元奉賛会にアポイントを取り
 事前の段取りをしていただきました。協賛会の協力もあって作品の完成につながり ました。
 インタビューなどもども一応録れてはいるのですが、編集では火振りの神秘性に重きを置
  きました。

 10 『ゴン太とゴジラたち』 9 豊田敏夫 Sony PC-300 EDIUS NEO

  7年前の人形アニメ、再編集です。ゴン太は山に出かけるが道に迷う。空腹で一軒屋に救いを
 求めるが3匹のゴジラにすごまれて痛い目に遭わされる。ふと同郷だと分り仲良く仏壇の菓子を
 無食べ、事我が家に送り届けられる。数年前会員3人に吹き替えを頼み作ったテープは行方不
 明となり、今回は字幕入りとなりました。今では一人の声で老若男女、色々なバリエーションがで
 きるソフトが有るようです。是非挑戦していただき たいものです。 

 2部 練り上げ作品コーナー

11 『出石愛宕火祭り浦安の舞』 11分 和田正人 PANA AG-AC90 VAIO
                                                                              EDIUS NEO3

 火振り祭より舞奉納に目を奪われた作者はこまめに巫女さんやそのご両親を取材しました。当初の
 目的で作った尺は20分ほどあり、作品バージョンを作るにあたり皆様のご意見を伺います。短く
 できるところは舞の部分でしょうか。また紀元節2600年の大祭に合わせて舞も曲も作られたので
 その辺りをシナリオにされてもいいのではないでしょうか。火起こしも場内のアナウンスより作者
 が語った方がいいと思います。イントロのナレーションがきちんとできているので、ラストもナレー
 ションで終えると作品に締まりが出て来ると思います。 

以上作者のコメント、ナレーション、会員の意見を中心にまとめてみました。

 

 編集後記

 作品数もさることながら、今回も活発な意見が出て終わる時間を気にしながらの例会となりました。
 その分二次会も後ろにずれ、ここでも話が尽きずそれぞれお母ちゃんが待っている? ので解散しま
 した。今年入会された会員の方々は独自の作風を持たれ、 新風を巻き起こしてくれそうです。来年
 はどんな年になるのでしょうか。さらに磨きが…、 残念ですがここで字数が尽きました。