紀宮様は、成年式を行わず、ティアラは公費ではなくお手元金で製作された。昭和天皇の服喪期間だったという事が、理由とされているが。皇女が成年式でティアラを着けた前例は無かった。また、皇女は公式行事に出る事なく、戦前までは成人前、戦後も成人後早々に結婚する慣習だった。結婚式前、天皇皇后両陛下に挨拶する朝見の儀で、ティアラ、ローブ・デコルテの第一礼装の皇女は、紀宮様、黒田清子様が初めてである。昭和天皇の皇女は、平安装束着用だった。