アブラハム契約 ２

アブラハムは神を信じた、それが彼の義と認められた。

　人は心に信じて義とせられ、口で告白して救われる。すなわち聖書のイエス・キリストを主、救い主と告白し、父なる神がこのイエシュアを死人たちの中からよみがえらせられた、と心に信じるなら、その人は救われるのである。

　１、アブラハム個人への約束・・・アブラハムは偉大な人物になる。「わたしはあなたを祝福し、あなたの名を大いなるものにしよう」（創世記12:2）この約束は歴史上実現している。アブラハムは神の祝福を受け、多くの土地、家畜、金、銀、しもべを所有し、確かに偉大な人物になった。しかも今日、キリスト教界からは「信仰の父」、イスラエル（ユダヤ教）の間では「イスラエル民族の父」、イスラム教世界からは「偉大な預言者イブラハム」としてあがめられている。

　２、アブラハムによって全世界の国々は祝福される。・・・「地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」（創世記12:3）これはアブラハムとその子孫のイエシュア・クリストスによって、神の祝福は地上のすべての民族に及ぶという約束である。これもある面、部分的に実現している。聖書の預言者たちも、使徒たちもイスラエル人であり、聖書を書き記した人たちも、それを保存した人たちもイスラエル人であり、さらに主イエシュアも人としてイスラエル（ユダヤ人）から出られた。

　３、アブラハムの肉による子孫、イスラエルへの約束・・・アブラハムの子孫（イスラエル）を大いなるひとつの国民とする。（創世記12:2）一定の領土をアブラハムとイスラエルの永遠の所有として与える（創世記13:14～17、15:18、17:8）

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