さすが芸術の秋・・・ですね。金木犀の甘い香りが漂う優しい秋風とともに、10月は1年間のうちで一番エモーショナルな一月かも知れませんね。私自身も今月は、ライブやコンサートなどのイベントへ足繁く通う予定ですとっても楽しみなのですが^^
先日、ぽっかりと予定が空いた日があり、かねてから母からの依頼で“おしゃれメッセ”を、急遽行くことになりました。それと同時に、ニューヨーク在住で陶芸家として活躍されている方の、作品展へも足を延ばすことに
東山にある「金澤町家 Gallery & Cafe 椋」さんに初めてお邪魔しました。こちらのギャラリーは、伝統が息づく東山にあり、明治のたたずまいを残す商家を改修されたお店です。
説明とおり、趣のあるとっても素敵な町家ギャラリーでした
お次は、道並びにあります金箔工芸の「金沢私立 安江金箔工芸館」へ。
母親がかねてから行きたかった!と言うので・・・。
実は、自宅サロンのほど近くには金箔の「箔一」の大きなお店があります。やはり、どちらも素晴らしく「金沢って地は、こういう土地なんだなぁ・・・」と、しみじみ感じます。“ 絢爛豪華 ”日々の私の生活には程遠いですが(笑)
お次は・・・広阪にあります「金沢能楽美術館」へ。
こちらも母が常々行きたがってた場所でして(笑)私的には「能のどこがおもしろいのか?」と、常々考える人種でまったく気が乗らなかったのですが・・・。しかしこちらの2階が大きな展示室となっており、平日もあってか人影なく母と二人きりでした。シーンとした静寂の中で、能面を一つ一つ見てまわり、感じたのは、「般若」の面は、ひときわ怒り立つような怖さはあるものの、一番深くこころにとまったのは、「増女」と呼ばれる女性の面でした。
私は全くと言ってよいほど、能楽のことはわからないのですが、この面の前に立つと、吸い込まれるような感覚でした。真っ直ぐ見つめる眼、口元の笑みを浮かべているのか怒りに耐えているのか、どちらとも捉えられる感覚。
怒りをあらわにしている顔は、もしかするとそれほど怖く無いのかも知れません。無表情の中にも、うっすらと笑みをたたえ、それは裏を返すと深い悲しみと、世の中という無情の怒りに耐えているような・・・美しさの中の沈黙の怖さです。
女性は海のように深く神秘的な生き物だと、それに翻弄される男性はいつの世も嘆きます。いつの世の男性も、女性はいろんなものを秘めているからこそ魅力的なのだと知っているんですよね。「加賀宝生」・・・少し知りたい気持ちになりました。
お次は、「迎賓館」へ。
ようやく初めて行くことができ、まさに“おしゃれメッセ”の会場だったのですが、ここまで長々と書いてきてびっくりなのですが、終わっていたのです!“おしゃれメッセ”がびっくりでしょ(笑)
母の勘違いで、ちょうど中休みという感じで本日はやってませんでした(>_<)がっくり。ですが、エントランス横にあるセレクトショップで素敵な出会いが!!
九谷焼のカップ&ソーサーです。迎賓館のオープン記念に作られたそうなのですが・・・・。一目ぼれです!!!ものすごく薄くて、ソーサーの縁が可愛らしく丸まっている所や、底にいくほどポッテリと、しもぶくれも愛らしいです。
さらに、すごいのは、飲み干した後に覗き込むと・・・・
炙り絵のように浮かぶんです!可愛らしい女性がスゴイでしょ!これまでの人生、一目ぼれの恋にはまったく落ちませんでしたが、このカップにはフォーリング・ラヴでした・・・
お次は・・・←まだ行くんか!!
柿の木畠の出口?(21世紀美術館側から入る)に、ひっそりとある和スイーツのお店「つぼみ」さんです。以前にお客様から、きっと気に入ると思うよ~^^と教えて頂いた場所なのですが、お抹茶や、くずきり、くずもち・・・すべて混じりけのない本物とのことで、とっても美味しく頂きました
いや~、短かったような、長かったような一日でしたが、楽しかったぁ!たまには心の休憩、必要ですね。その週の前半には、白山市(旧:松任)にある「ギャラリー 千代堂」さんへもふらりと・・・。革細工やちりめんなどの布作品、いろいろな作品が展示販売されており、こちらもとっても素敵でしたよ^^もちろん、牡丹のお花のモチーフを購入しちゃいました幸せです。
人を幸せにするってすごいなって思うのです。アロマトリートメントこそ「形」でも「作品」でもありませんが、トリートメントが終わった後に、“幸せ”を感じて頂けるように私もがんばります