輪ゴムが５５本，つながれていた。。。

　最近のアキラは「輪ゴム」がお気に入りだ。

　手持ちぶさたのときなど，しばしば，その小さな手の指に輪ゴムを何本か絡ませながらモテアソンデいる。気が向くと壁に向かって「ゴム飛ばし」をやる。両手の指に複雑に絡めてヘンテコリンな格好を作り「ゴム占い」などをやる（父にはそのルールがよく判らないんだけれども）。

　さらに興に乗ると，輪ゴムを次々につないで大きな「ワッカ」を作り始める。先日など，仕事場に入ってくるなり「ねぇ，オトウサン。輪ゴム使っていい？」と聞くので，「ああ，いいよ」と答えると，何やらウレシソウに仕事場の片隅で輪ゴムをつなげはじめた。まるでコドモが「編み物」でもしているかのように，あるいは工場制手工業における若年労働者のように。ただひたすらに，黙々と。

　もっともそれが完成してからはせいぜい30分も遊んでいればいい方で，その後は部屋の隅に打ち捨てられたままになってしまう。今回の作品は，後で数えてみると合計55本の輪ゴムがつながれていた。それを元に戻すのは当然ながら父の役目である（やれやれ！）