アルバイトから帰宅途中
チンチン電車が動けなくなり
降ろされて歩いて帰ってました
バケツを何ばいも何杯もひっくり返したような雨を体にまともにうけて
水位は
足首
膝
太もも
腰
とだんだんあがってきて怖かった
命からがらだったのだな
と後から思います
その時はとにかく家に帰り着きたくて必死でした
一晩あけたら
長崎の町は変わってました
次々に入る行方不明者の報告
数がみるみるふえて涙溢れ
祈るような気持ち
百貨店でアルバイトしてたので出勤して
片付けを手伝いました
友だちも亡くなってました
長崎は
原爆投下もあり
市長も二人続けて撃たれたり
幼い命を失うような事件もありました
江戸時代には出島が外国に唯一開かれた港として
栄えましたが
隠れキリシタンが苦しんだ町
いろんな運命、宿命を持ってる町なのかもしれません
今日はあの日を思い
祈りを捧げたいと思います
