沖縄式ティーパーティー「ぶくぶく茶」


ぶくぶく茶とは、沖縄に古くからある「泡を飲むお茶」で、
明治~昭和初期にかけて、沖縄の女性達の間で流行したそうです。
家族や友人の誕生日、内祝いなどハレの日に好んで飲まれましたが、戦争を機に
途絶えてしまいました。
平成の時代に入り、ぶくぶく茶を保存、継承しようという運動が始まり
現在では「古くて新しい沖縄フード」として復活しています。
ぶくぶく茶を目玉にしたカフェも増えています。

ぶくぶく茶の材料は
●玄米&白米煎り、それを煮詰めた特製のお湯(ぶくぶく茶の原液/煎り米湯)
●刻んだ落花生
●番茶とサンピン茶(煎り米湯とブレンドする)
●赤飯

煎り米湯は必ず「硬水」を使います。この硬水(マグネシウムが多いほど良い)の性質を使い、泡立てるんです。沖縄は琉球石灰岩で作られた島。石灰分が多い地層から出てくる沖縄の水は、まさに硬水なのです。


専用の器とお茶を混ぜる泡立て器で、ぶくぶく茶をたてはじめます。
根気よく混ぜていくと…みるみるうちに泡が!!この作業が一番楽しくて重要です。


しっかり泡立てたら、器に盛る準備です。
各自の器に、赤飯をひとつまみ分、さんぴん茶(ジャスミン茶)を入れます。

その上に、泡をた~っぷり乗せて…思いっきり盛りつけましょう



お味は…泡です(笑)
落花生の香ばしさと、フワフワでクリーミーな泡がとても合う!
くちの中であっというまに消えちゃいます。
泡とともに、底の茶湯と赤飯を一気に飲み干すの基本的なマナーです。
もちろん、おかわりも出来ます!

今回の講習会は、毎月第3土曜日に、那覇市の久茂地公民館で行われる
「沖縄ぶくぶくー茶保存会」の皆さんが開催しています。
予約無しで無料で参加できますよ!是非、伝統の味を体験してみませんか??
