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【裁判】「亡くなったのは事故」 中部電力社員、妻殺害について無実を主張…名古屋地裁初公判

2011-10-01 09:40:20 | 日記
 愛知県犬山市の木曽川で2008年6月、水難事故を装って妻(当時28歳)を殺害したとして、 殺人罪に問われた同県稲沢市、中部電力社員川井正俊被告(43)の初公判が25日、 名古屋地裁で開かれた。川井被告は「亡くなったのは事故。私は無実です」と述べ、 起訴事実を否認した。  検察側は冒頭陳述で、川井被告と妻の久美子さんは、久美子さんが離婚調停を申し立てた 06年11月以降、離婚や長男の親権を巡って対立していたと指摘。川井被告が同12月、 のろいをかけるとするインターネットのサイトに「妻のみを心臓発作で死亡させ、 子供を引き取りたい」と申し込むメールを送信し、事件直前の08年5月にネットで スタンガンを購入したことなどから、「被告がスタンガンを押し当て、 久美子さんをおぼれさせて殺した」と主張した。  弁護側は「根拠のない邪推によって、捜査当局が冤罪(えんざい)を捏造(ねつぞう)した」と主張。 当日、久美子さんが離婚調停の話に応じずに帰ろうとしたため、川井被告が思いとどまらせようと スタンガンを取り出したところ、当たってしまったと反論した。のろいのサイトについては 「離婚調停に不安を抱え、憂さを晴らすために申し込んだだけだ」と述べた。 「公判前」対立 初公判まで2年  川井被告の公判で全面的に争う姿勢を見せた検察側と弁護側は、初公判前に証拠と争点を整理する 公判前整理手続きでも激しく対立。起訴から初公判まで約2年間を費やし、昨年実施された 裁判員裁判の起訴から判決までの平均期間(5か月)を大幅に上回る事態になった。  名古屋地検幹部は「弁護側がいつまでも主張を明らかにせず、争っても仕方がない証拠書類まで 不同意にしたからだ」と批判。弁護側は「検察側が大量の証拠を請求し、証拠が絞り込めなかったため」 と反論する。公判は少なくとも来年3月末まで計16回開かれ、検察側証人は30人を超える。  公判の長期化は、証人の記憶の減退や被告の拘束期間の長期化につながり、望ましくないとされる。 (2010年8月26日??読売新聞)