お産を語る会 産導楽☆サンドゥーラ☆

長野県東信地域で活動しています。
満足できるすてきなお産がふえることを願って・・・

6月 帝王切開のテーマで。

2008-07-15 02:12:02 | Weblog
7月、暑い日が続いていますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
大変遅くなりましたが、6月の報告です。

6月は、「誰でも可能性のある帝王切開」というテーマで、役員合わせて13名の参加でした。その中で、実際に帝王切開を経験された方が三名。経験していなくても妊娠中に「もしかしたら帝王切開になるかもしれない』とお医者さんに言われたことがある人、これから妊娠を考えているので帝王切開の話を聞きたい!という人もいました。

帝王切開を経験された方のうち、お一人は前もって帝王切開での出産になることが分かっていたようですが、他のお二人は全く予想していなかったとのこと。急遽、入院することになり、心の準備をする間もなく迎えた帝王切開。「不安だったのでは?」との質問に「その時には母性がうまれていて、子どもが元気に産まれてくれるなら・・・」と話してくれました。

今回は、この三名の経験談を中心に会が進みました。普段だったら聞くことのできないような質問も出て、じっくり濃い内容になった気がします。心のケアや、仲間との交流によって、産後もスムーズに子育てに取り組めたというお話や、一人目を帝王切開で出産し、二人目を自然分娩したという貴重な体験談もありました。

テーマにもありますが、帝王切開は「誰でも可能性のある」こと。実は、今回司会を担当した私は、一人目を妊娠している時は自分にも可能性があるとは少しも思わなかったのです。もし、自分が突然「帝王切開」と言われたら?どんな風に心の整理をしたのだろう?まさに「??」マークだったと思います。

実際、話を聞いて、知らないことが沢山ありました。他にも同じように感じた参加者からは「ぜひ、母親学級でも『誰にでも可能性のある帝王切開』について取り上げてほしい。」という声も出ました。

妊娠、出産を迎えるにあたって、いろんな事態が出てきます。お母さんになる人にとっても、そして赤ちゃんにとっても納得のできるお産を迎えてほしい。だから、いろんな可能性を、できれば前もって知らせてほしい。
そうすることによって、妊娠中にもっと体をいたわることができるかもしれない。
お腹の赤ちゃんとの時間をもっと大切に感じることができるかもしれない。

今まで「帝王切開は誰にでも可能性のあること」とは知らなかった私は、今回の会を通じて、そう思いました。             
<文責 ゆき松>