思いでカメラ。

手元に一台のカメラがある。



　　　　　親父の形見である。








OLYMPUS TRIP 35　1968年発売後、20年間生産され1000万台を超えたOLYMPUSのロングベストセラーです。
電池いらずで、"A"(オート)にして、テキトーに距離環を合わせ（人間の絵3つと山の絵が描いてある）後はシャッターをきるだけの簡単カメラ。
レンズの廻りの飾りの奥にセレン素子があり、そこで受けた光の量で絞りとシャッタースピードを決定コントロールする仕掛けとなっています。

親父が欲しくて欲しくて買ったカメラだと聞かされました。　残っている家族写真はみんなこれで撮ったものです。今でもちゃんと撮れます。

それらの写真を見るとその時に戻ったような時間が流れます。　

カメラは心のタイムマシン。

OLYMPUS XZ-1