http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p390
アニメテラフォーマーズでつい最近出てきたモンハナシャコは
赤道の少し南、インドネシアのバリ島の周りが一大生息地です
全長は15センチほどで色はウグイス色や白や緑など個体によって色とりどりです
いきなり元世界チャンプの内藤大助が登場し
海のKOキング、シャコパンチは水中最速という煽り文句でカニを殴ってKOするわ、ハサミを粉砕するわで掴みはバッチリです
前にえびボクサーという映画がありましたが
これを見るとシャコボクサーの方が相応しく感じます
と思ったらあの映画はほんとはシャコが出てくるらしいですね
バリ島の沖に行き、水深10メートルほどのサンゴ礁をのぞくと
モンハナシャコがいました、名前の通り寿司ネタになるあのシャコの仲間です
パンチが強いだけでなく、目が自在に動いて360度の視界があります
縄張りを持って暮らしていて石の隙間をねぐらにしており
出入り口にサンゴの欠片を置いて補強しています
出入り口近くをうろついていたカニダマシを叩いて砕いて殺して食べていました
パンチを繰り出すのは二つの赤いハンマー、捕脚で、八対の脚の内の二対です
捕脚は赤くて丸くて大きくてグローブのように見えないこともありません
これでカニのハサミ位は簡単にへし折っていて
ヤドカリの硬い殻や岩にはりつく貝の殻も砕いて食べます
デューク大学生物学部門の加賀谷勝史博士がパンチ力を測定すると
175N、17.8キログラムほど
内藤大助と同体重に換算して対決した結果は
内藤大助が116キログラム、モンハナシャコが18.7トンで桁違いの差があります
小さな生き物との同体重対決はなんかずるい気もしますが
パンチ力の大きさはなんとなく伝わりました
パンチのスピードは動き出しから打撃まで0.004秒で時速80キロに達し、銃弾並みの加速です
あんまり速いので捕脚の前の水が水圧の変化で沸騰し泡が出来ていました
捕脚を覆う殻の筋肉を弓のようにしならせて力を溜めそれを解放することで
水中最速の動きが実現します
その図付きの説明を見ていて指パッチンのようだと思いました
拳を壊すボクサーがたまにいるように
こんなに速いパンチを打って平気なのかと心配になりますが
捕脚は硬いカルシウムが何層にもなっていて大きな石を殴っても平気なほど頑丈です
万一傷ついても数カ月に一度の脱皮で元通りになります
シャコはみんな名ハンターという他のシャコを紹介するコーナーでは
日本のシャコも紹介されていて彼らもアサリにパンチをしています
捕脚はギザギザしていて開くようになっておりそれでエビなどを捕えられます
バリ島の海にいるトラフシャコは砂地に縦穴を掘って顔だけ出して暮らしており
基本的に外には出ません、体長は30センチほどと大きくで捕脚もそれに見合った大きさがあり
主に夜狩りをするのですが、通りがかった獲物を早業で穴に引きずり込んで食べます
モンハナシャコは速攻をかける、間合いを測って上手く戦う、壁際や抱え込んでの連打、仰向けになってのパンチなど
多彩な攻撃テクニックを持っています
同種の戦いもよくあり、鏡を見せると威嚇からの攻撃でとうとう割ってしまいました
シャコ同士の戦いでは柔らかい尻尾で顔と胴をガードするのですが
その場合捕脚を開いて棘状になったもので突き刺します
日本のシャコのときのことも考えると普段のパンチは
パンチというよりエルボーに近いものなのかもしれません
黄色い触覚の一部を翼のようにしてバランスをとり
腹肢で水をかいて推進力を得て相当達者に泳ぎ獲物をとりに出かけるのですが
当然そこには外敵もいます、シャコが大好物のタコからはなんとか逃げ切り
ハタには挑みかかって退かせ、凶暴かつしつこいゴマモンガラにはパンチを食らわせていました
そんなモンハナシャコも赤い粒々状の数万個の卵の塊を抱えているときは自慢のパンチも封印です
無防備になってしまうのでメスは孵化までの1か月、何も食べずになるべくじっとして卵を守ります
人の指先ほどの小さなモンハナシャコもいて
まだパンチの弱い彼は獲物のカニが目に入らないほど夢中で巣穴を掘っていました
モンハナシャコの寿命は4~6年だそうです
見ていて硬い生き物を攻撃して食べるために特殊な進化をした生き物という気がしました
タコなんかにはあの攻撃はあまり効かなそうです
モンハナシャコは早川いくをの『またまたへんないきもの』にも載っていて
それによると彼らは紫外線も識別する生物界で最も複雑な視覚器官と化学センサーの触覚を持ち
脚の付け根のポテトチップ状のバネで打撃のエネルギーを作り出すそうです
それによって水中で秒速23メートルのスピードを出し、そのスピードによって「キャビテーション気泡の消滅」なる物理現象を起こしこれは音と光とともに強力な衝撃波を生む一種の小爆発でその威力は22口径の銃弾に匹敵するとあるのですが、この番組を見た限りだと銃弾並みの威力はさすがに言い過ぎかなと思います
アニメテラフォーマーズでつい最近出てきたモンハナシャコは
赤道の少し南、インドネシアのバリ島の周りが一大生息地です
全長は15センチほどで色はウグイス色や白や緑など個体によって色とりどりです
いきなり元世界チャンプの内藤大助が登場し
海のKOキング、シャコパンチは水中最速という煽り文句でカニを殴ってKOするわ、ハサミを粉砕するわで掴みはバッチリです
前にえびボクサーという映画がありましたが
これを見るとシャコボクサーの方が相応しく感じます
と思ったらあの映画はほんとはシャコが出てくるらしいですね
バリ島の沖に行き、水深10メートルほどのサンゴ礁をのぞくと
モンハナシャコがいました、名前の通り寿司ネタになるあのシャコの仲間です
パンチが強いだけでなく、目が自在に動いて360度の視界があります
縄張りを持って暮らしていて石の隙間をねぐらにしており
出入り口にサンゴの欠片を置いて補強しています
出入り口近くをうろついていたカニダマシを叩いて砕いて殺して食べていました
パンチを繰り出すのは二つの赤いハンマー、捕脚で、八対の脚の内の二対です
捕脚は赤くて丸くて大きくてグローブのように見えないこともありません
これでカニのハサミ位は簡単にへし折っていて
ヤドカリの硬い殻や岩にはりつく貝の殻も砕いて食べます
デューク大学生物学部門の加賀谷勝史博士がパンチ力を測定すると
175N、17.8キログラムほど
内藤大助と同体重に換算して対決した結果は
内藤大助が116キログラム、モンハナシャコが18.7トンで桁違いの差があります
小さな生き物との同体重対決はなんかずるい気もしますが
パンチ力の大きさはなんとなく伝わりました
パンチのスピードは動き出しから打撃まで0.004秒で時速80キロに達し、銃弾並みの加速です
あんまり速いので捕脚の前の水が水圧の変化で沸騰し泡が出来ていました
捕脚を覆う殻の筋肉を弓のようにしならせて力を溜めそれを解放することで
水中最速の動きが実現します
その図付きの説明を見ていて指パッチンのようだと思いました
拳を壊すボクサーがたまにいるように
こんなに速いパンチを打って平気なのかと心配になりますが
捕脚は硬いカルシウムが何層にもなっていて大きな石を殴っても平気なほど頑丈です
万一傷ついても数カ月に一度の脱皮で元通りになります
シャコはみんな名ハンターという他のシャコを紹介するコーナーでは
日本のシャコも紹介されていて彼らもアサリにパンチをしています
捕脚はギザギザしていて開くようになっておりそれでエビなどを捕えられます
バリ島の海にいるトラフシャコは砂地に縦穴を掘って顔だけ出して暮らしており
基本的に外には出ません、体長は30センチほどと大きくで捕脚もそれに見合った大きさがあり
主に夜狩りをするのですが、通りがかった獲物を早業で穴に引きずり込んで食べます
モンハナシャコは速攻をかける、間合いを測って上手く戦う、壁際や抱え込んでの連打、仰向けになってのパンチなど
多彩な攻撃テクニックを持っています
同種の戦いもよくあり、鏡を見せると威嚇からの攻撃でとうとう割ってしまいました
シャコ同士の戦いでは柔らかい尻尾で顔と胴をガードするのですが
その場合捕脚を開いて棘状になったもので突き刺します
日本のシャコのときのことも考えると普段のパンチは
パンチというよりエルボーに近いものなのかもしれません
黄色い触覚の一部を翼のようにしてバランスをとり
腹肢で水をかいて推進力を得て相当達者に泳ぎ獲物をとりに出かけるのですが
当然そこには外敵もいます、シャコが大好物のタコからはなんとか逃げ切り
ハタには挑みかかって退かせ、凶暴かつしつこいゴマモンガラにはパンチを食らわせていました
そんなモンハナシャコも赤い粒々状の数万個の卵の塊を抱えているときは自慢のパンチも封印です
無防備になってしまうのでメスは孵化までの1か月、何も食べずになるべくじっとして卵を守ります
人の指先ほどの小さなモンハナシャコもいて
まだパンチの弱い彼は獲物のカニが目に入らないほど夢中で巣穴を掘っていました
モンハナシャコの寿命は4~6年だそうです
見ていて硬い生き物を攻撃して食べるために特殊な進化をした生き物という気がしました
タコなんかにはあの攻撃はあまり効かなそうです
モンハナシャコは早川いくをの『またまたへんないきもの』にも載っていて
それによると彼らは紫外線も識別する生物界で最も複雑な視覚器官と化学センサーの触覚を持ち
脚の付け根のポテトチップ状のバネで打撃のエネルギーを作り出すそうです
それによって水中で秒速23メートルのスピードを出し、そのスピードによって「キャビテーション気泡の消滅」なる物理現象を起こしこれは音と光とともに強力な衝撃波を生む一種の小爆発でその威力は22口径の銃弾に匹敵するとあるのですが、この番組を見た限りだと銃弾並みの威力はさすがに言い過ぎかなと思います