
車を降りたタヘ。。
そこへハリュが。。
走るタヘを追いかけるヤンホン。。

思いっきりアクセルを踏みタヘに迫るヤンホンの車。
しかしハリュがタヘを助けた。

倒れる二人。
ヤンホン 怖くなりその場から逃げる。
タヘ 気がつく。
そしてハリュのところへ駆け寄る。。

タヘ:「ハリュ、目を開けて。ハリュ兄さん。
これはダメよ。こんな死に方はないでしょ。
まだあなたに謝ってないのよ。
ごめんね。本当にごめんね。」

ハリュ 少し目を開ける。

タヘ。。まだ指輪をしてたのね。。
タヘ 助けを呼ぼうと立ち上がり歩くが 倒れてしまう。

救急車が病院へ到着。
ハリュ 出血が多い。。
タヘ、臓器破裂、脳出血、。。

タヘの方がひどかったんだ。。
回想シーン。。
孤児院の先生:「タヘ、挨拶して。
今日から一緒に暮らすことになったから 仲良くしてね。」
タヘ:「私は孤児じゃないわ。」
テクペ:「このやろう。」
ハリュ:「黙ってろ。」

タヘ一人泣いているところへ ハリュが。。
ハリュ:「タヘ、どうしたんだよ。」
タヘ:「ママが私を捨てたの。
私みたいな子 誰も愛してくれないわ。」

ハリュ:「そんなことないよ。お前を好きな人はたくさんいるよ。」
タヘ:「私は不幸だわ。」
ハリュ:「もう一度そんなこと言ったら 本気で怒るからな。
お前は幸せになれるよ。」


優しいお顔のサンウ~
タヘの病室に アンシム叔母とテクペが。。
アンシム叔母:「タヘ いつまで私たちを困らせるのよ。
早く起きて。」
テクペ。「チュ・ダヘ、まだお前に言いたいことがあるんだ。
早く起きて 自分で犯した過ちを自分で正せよ。」

再び回想。。
先生:「正直に言いなさい。クラスメートのお金、あなたが盗んだんでしょう?」
タヘ:「違います。」
先生:「あなた孤児院で暮らしてるでしょ。
あなたみたいな子 たくさん見てきたわ。
決まってるわ。お金がほしかったんでしょ。」
タヘ:「違います。違うって言ったじゃない。」
先生:「ふざけるんじゃないよ。」
そこへハリュ。。
先生:「あなた、一緒の孤児院の子ね。」
ハリュ:「タヘが盗んでないって 言ってるじゃないですか。」
先生:「口答えするんじゃないよ。」
ハリュ:「俺が盗みました。」
先生:「お前が?それじゃ返して。」
ハリュ:「全部使いました。」
先生:「何に使ったの?」
ハリュ:「あっちこっちに。」
先生:「ただで済むと思わないで。覚悟しなさい。」
ハリュ しゃがんでお尻を出す。
先生棒で叩く。
タヘ 泣いて見ている。

ハリュ 痛いお尻をかばいながら ベンチに座る。
そこへタヘが。。
タヘ:「ハリュ兄、どうして?ハリュ兄がやったことじゃないでしょ。」

ハリュ:「じゃなかったら お前が殴られるだろ。
俺が殴られたほうが いいんだよ。」
タヘ:「どうして 私にこんなに優しくしてくれるの?
どうしてよ。」

ハリュ:「俺にできることは 何でもしてやりたいけど。
俺には こんなことしか出来ないからな。
タヘ笑う。

優しい~~~~~~。。。。
ハリュの病室には ドギョンとスジョン。。
ドギョン:「ハリュ氏 起きるでしょうね。
誰も こんな結末を望んではいないはずなのに。」
スジョン:「ハリュ氏が ぺク・ドギョンさんのことを とても申し訳ないと思っていました。
すごく傷つけちゃったって。」
ドギョン:「これで失礼します。」
ドギョン 出て行く。
スジョン:「ハリュ氏、必ず目を覚ましてください。」

再び回想。。。
公園で タヘとハリュ。。
ハリュ:「何してるんだよ。ご飯も食べないで。」
タヘ:「明日 試験でしょ。クラスでトップになるの。」
ハリュ:「トップ?」
タヘ:「孤児院だからって 無視されるの。
無視されないためには トップになればいいんだ。」
ハリュ ポケットからお菓子を出しタヘに。
ハリュ:「頑張れよ。」

タヘ:「ありがとう。」
そこへ孤児院の先生が。。
「タヘ お母さんから連絡があったよ。
明日タヘを連れにくるって。」
タヘ喜ぶ。
ハリュ 驚く。
そして寂しそうに去る。

ハリュ 一人寂しくブランコに。。
そこへ タヘが・・
タヘ:「お兄ちゃん、」
そして 今のハリュとタヘに・・・

ハリュ:「あの時 お前を止めたかった。」
タヘ:「止めてくれたらよかったのに。
だったら 幸せになれたかもしれないのに。」

ハリュ:「どうして こんなに苦労して生きて来たんだ。」
タヘ:「憎まれないためにも 私が先に憎んだわ
踏まれないために 先に踏んでやったの。
そんな生き方しかできなかったの。」

ハリュ 立ち上がり タヘをそっと抱きしめる・・


タヘ:「お兄ちゃん もう大丈夫だよ。
もう行っていいのよ。」

ハリュ:「タヘ、」
タヘ:「先に行って。待ってる人がいるでしょ。」
ハリュ タヘの手を握る。
ハリュ:「一緒に行こう。」

ハリュ 病室で目を覚ます。
周りを見回すと そこにタヘもいた。

ハリュ笑う。

Ⅳに続く。。。