
ソンボムジュンの容態に異変が。。
スンジェ:患者の血圧が下がって 頻脈がひどいです。
寒気もありそうです。
ジョジュンヒョク:かんじゃの心拍数が140を超えました。
チョ・フンミン:T wave inversionとST depressionが見られますね。(どちらも電解質異常所見)
ジュヨン:心筋梗塞と言うには無理がありますね。
ジョジュンヒョク:そうです、心房細動もありますし、心拍数が早すぎる。
スンジェ・ますは心筋酸素を確認して心電図を20分おきでとりましょう。

アミオダロン初めてください。
テシン:いえ、アミオダロンは使ってはいけません。
ジュヨン:どうしてですか?
このまま頻脈が続いたら血圧がもっと下がります。
テシン:実は。。。僕がアンポテリシンBを投薬しました。

ジュヨン:何ですって?

テシン:心電図を見たら異常兆候に血栓まであるんだからアミオダロンまで投薬したら、もっと悪化するはずです。

ジュヨン:とにかくアンポテリシンBから中断すべきです。
心臓やっと戻ったのに負担になります。
心拍数を減らすべきです。
テシン:それはカリウムを補充しながら待てばいいです。
アンポテリシンB、投薬続けるべきです。

スンジェ:投薬中止した方がいいと思いますか?
チョ・フンミン:中止すべきです。
スンジェ:まずはdasidas(非ステロイド性抗炎症薬)とカリウムも追加してください。
テシン:ハン課長!
スンジェ:キムソンウ先生、引き続き患者をチェックしててください。
スンジェ出ていく。
テシン追いかける。
テシン:アンポテリシンB、投薬続けりべきです
患者が頻脈なのはアンポテリシンBの副作用ではありません。

スンジェ:患者は心臓が一度止まって戻ったんだ。
小便量が減っていくことを見る限り腎臓も損傷されたに違いありません。
アンポテリシンBの投薬はあり得ません。
テシン:まだ持ちこたえるはずです。とりあえず利尿剤を使って小便量を維持させればいいんです。
もし腎臓が損傷したなら薬を使えばいい。投薬中止はダメです!

スンジェ:パク先生、私をどう見たかは知りませんが、私は徹底的に原則を重視する人間です。
この場合は患者から見られる一番確実な疾患から治療するべきでは?
テシン:ごもっともです。同意しましょう。
しかし課長が確信している診断より、僕の診断が正解に近いと思います。

スンジェ:根拠は?
テシン:さがしています。
(呆れて)
スンジェ:パク先生が素晴らしい医者だということは知っています。
患者に対しても並ならぬ感を持っていることも。
ですが今度は違います。
不確かなカンだけでは通用しないでしょ。
ソンボムジュン患者の治療はチームで決めたことです。したがってください。

そこへチョ・フンミン。
チョ・フンミン:パク先生にはがっかりです。
いくら急な状況といえども私に相談するべきでした。
髄膜炎はパク先生より私の方が経験が多いからです。
テシン:すみませんでした。言えば反対されると思って。
チョ・フンミン:反対すれば排除するのですか?私を納得する自信がなかっただけじゃありませんか?
先生にはとてもがっかりしました。

ジョジュンヒョク:どうしたんですか・・相談してくれれば。。

テシン、ウンバイと外で・・・
テシン:はぁ。。。頭が複雑な時は折り紙がお似合いだな。

ウンバイ:おじさん、頭が複雑なの?
どうして?
テシン:あるおじさんが、伯父さんの手術を受けたのに目覚めないでずっと寝てるの。
ウンバイ:おじさんが、起きてください~って言ったのに?
テシン:したさ~。でもいったいどんな面白い夢を見てるんだか。
ああ。複雑だよ。複雑。
ウンバイ:おじさん。。
(下にと手振りする)

テシン:何?また若白髪抜いてくれるの?見えるか?
抜いて抜いて。
ウンバイ:ふ~。。
テシン:何?
ウンバイ:頭にある複雑飛んでイケ~って。
テシン:飛んでいくようだ。。。

可愛いウンバイとテシン

テシンとジュヨン・
テシン:クリプトコッカス・ガッテイは1999年から2008年までカナダのBC州で流行、16人が死亡、以後アメリカまで拡大しています。
地球温暖化が原因だとも言われていますが、クリプトコッカス・ガッテイが微細に発見されたからと言って見逃せません。

ソ教授も僕が間違ってると思いますか?
ジュヨン:パク先生が間違ったかどうかは今は判断できません。
ですが勝手に投薬したのは確かに間違った行為でした。
テシン:分かっています。
ですがとりあえず患者を起こすことが大事だと思いました。
ジュヨン:パク先生の通りにしないと患者は目覚めないということですか?
テシン:そうかもしれませんし、時間の問題でしょう。
ソ教授がおっしゃいましたよね。
ボムジュン患者の言った言葉が気になるって。。。

患者に無心ということ。。その無心とは そういうことなんじゃないでしょうか。
患者としてではなく、人間としての興味。
僕たちがある人と巡り合ったとき、彼について知り尽くすことはできません。
ボムジュンさんは本当は旅行へ行ってたかもしれません。
僕たちが知ってるのは ボムジュンさんの病気だけで彼自身ではないですから。
(去ろうとするジュヨンを捕まえて)

テシン:ソ教授、僕を手伝ってください。
ジュヨン:また投薬するつもりですか?
私がパク先生を助けるとでも?
テシン:はい。
ジュヨン:どうしてですか?
テシン:僕が言ったじゃありませんか。僕も、ソ教授も僕たちには直感があると。
ジュヨン:いいえ。見損ないました。私は徹底的に実証的な人です。
テシン:あったんじゃないですか?いしゃとしてソ教授の直感を信じて見たかった瞬間が。
そうでしょう?

ボムジュン病室。アンポテリシンBの投薬。
その横にはジュヨン。。

スンジェ、ボムジュン病室に来る。
点滴の色を見てアンポテリシンBの投薬が分かる。
誰がこの薬をオーダーしたんだと大声をあげる。
そこへテシン。
テシン:僕が注文しました。
いけません、中止しては。

スンジェ:はっきり言ったことにまた逆らうとは思いませんでした。
テシン:患者の意識がないからです。
課長の言う通り原則だけ守っていたら明日の朝になっても 何も変わらないでしょう。
スンジェ:パク先生の処方じゃないと患者は起きないと聞こえますが?
テシン:意識不明の中で僕が考えてる原因が一番近いと思いますが。
スンジェ:偉道じゃなく間違った道かもしれません。

テシン:僕を信じていらっしゃると思いましたが。
スンジェ:パク先生こそ 私を信頼していたのなら、ここまで独断的に動かなかったはずです。
ソ教授が見張っていたはずが、ソ教授、まではぐらかしてまた。。。
テシン:ソ教授には同意を得ました。
そこへジュヨン。
ジュヨン:課長、
スンジェ:ソ教授、投薬を同意したというのはほんとか?
ジュヨン:はい。今ではアンポテリシンB投薬が最善の処方だと思いました。
患者が家族に内緒で旅行に行った可能性もありますし。


病室へ副院長が。。。
明日までに目覚めなければ セヒョングループが医療調査チームを派遣するという。

病室で徹夜したジュヨン。

するとボムジュンの意識が。。。。
ソンウ 皆に知らせる。

テシン:ボムジュンさん聞こえますか?
聞こえるなら瞬いてください、

患者の意識が戻った。

テシンウインク

ドキドキ・・

次に続きます~
