サイクリストとして自転車の保険義務化条例に違和感を感じていた。
1億円近い損害賠償事例がある。と煽りながら
自転車の加害側での死亡事故は年間3人、傷害300人程。
車は4、5億円の賠償例が多数で死亡事故3000人以上、傷害30万人以上(1000倍!)
それでも自転車の保険義務化自体は良いのでは?と思う人もいると思うが、私は以下理由からそうではないと考える。
①自転車の加害数は僅かで、自転車だけ義務化はおかしいこと。
(スポーツや普段の生活で人に危害を加えてしまう事は他にもある)
②自転車の利用を委縮させ、逆にバイクや車などリスクが高い乗り物に誘引しかねないこと。
なお①に関しては自転車に限らず全国民に個人賠償保険(自転車を含む不慮の事故を起こした際に被害者に補償する保険)を必須(その膨大な契約作業削減や費用負担削減の観点から国が賭け金を拠出)すべきだと考える。
②は例えば、自転車を営業や通勤などに認めていた会社が条例のために自転車利用を禁止せざるを得ず車の使用が増え、社会全体の事故数や被害額は増えてしまう。(排気ガスが増えることで大気汚染、温暖化の悪影響もある)
車こそ対人対物無制限保険を必須化し車の利用を抑制すべきだ。
なお競争原理を働かせるため、自賠責を廃止し民間保険に一本化し
更に保険会社が賠償額を値切らない仕組みも必要だと考える。