晴「お~決めたか」
慎之助「野球部いたなあ」
晋平「ブラスもね、草太いるしね。本校だけどもさ」
雄「そうだよね」
駿吾「天太は運動出来るしね」
孝美「縄跳び見てたけどもさ、凄いんだもん」
晴「そうかもね。伸びるかもよ」
貴「書道部いない」
雄「仕方ないよ」
貴「まあね。特殊だしねえ」
斗真「ともがいるでしょ」
貴「うん」
康「草太、楽器何にするかなあ」
俺「レクチャーして、自分で決めさせてもいいかもね」
斗真「それがいいかもよ。適性もあるよね」
康「金管向きと木管向きはあるかもね」
晋平「唇なのかなあ」
雄「そうだねえ。穗高はクラだしね。りんはペットだしね」
穗高「金管吹いても、すーすーだったんですよね」
りん「そうそう。おいらは、すっと音出たから」
晋平「それってあるかもねえ」
慎之助「そうやって、楽器を決めてるんだ。知らんかった」
雄「それはあるよ。康は金管向きだったしね」
康「そうなんだよね。ペットがいいなあって思ったんだけど、トロンボーンが
向いてたみたい」
晴「6年の時にさ、みんな吹いてというか、適性試験みたいのやってたよね」
雄「うん。穗高たちもそうだよね」
りん「そうでしたね」
斗真「懐かしいねえ。自分はね、小学生の時にさ、和馬くんの演奏の画像を
見てさ、憧れてさ、サックスにしたんだよね」
賢人「へ~そうなんだ」
晴「運動部はさ、兄ちゃんたちいたしね。賢人は?」
賢人「武蔵くんや新くんが剣道部だったし、いいなあって」
康「みんな憧れから、決めてるんだな」
雄「そう思うよ」
晋平「そうかもな。自分は小学部の時から、ブラスの演奏は聴いてたし、これ
は入ると決めてましたしね」
慎之助「自分は少年野球をやってし、ここに来てからは、たけるくんやすばる
先生がいたから、続けてこられたのかも」
晴「それもあるよね。自分もさ、中1の時の、主将はさ、創くんだったしね。
玲央くん、靖くん、大くんにひろくんもそうだけど、ずっと誰かいたからさ
それは強かったかなあ。部活の話もさ、出来たしね」
孝美「はい。僕もそうですね。学校では、先輩ですけど、家では兄ちゃんです
から、相談も話しもしやすさはありましたね」
雄「それはブラスも同じだよね」
斗真「そうだね」
賢人「自分はさ、前後にいないけどもさ、怜人先生とかね、うちに住んでいる
わけだしね。それは大きかったよ」
晴「だね。最初、颯樹先生や拓真先生だったしね。今、和毅先生も入ってる
けどもさ、俺らのことさ、知られてるもんね。ばれてるというかさ。だったら
やるしかないもんね。ブラスもそうでないの?」
雄「そうなんだよね」
慎之助「野球部もそうですね。監督は修人先生ですし」
晋平「だよねえ。Q校は陽平先生から、高等部では和彦先生ですしね」
康「そうだよね。飛鳥たちの練習見てるさ、すばる先生さ、ノックしてるし
ね」
賢人「そうそう。なんかいいよなあって見てるよね」
俺「ま、天太たちもさ、みんなも小学部から、中等部の時って、不安に感じる
こともあるからね。未知の世界に見えるしね。しっかり、もう高等部だしね。
高等部の先輩の影響はさ、中等部の生徒は、敏感に感じるしね。晴、賢人、雄
はね、主将だしね。貴もそうだね。中等部の主将もいるけどもさ、若頭のよう
な気持ちでさ、接することだね。中1の天太たちはさ、中高を見ている機会も
多いけど、外部の生徒は、慣れてないもの。慎之助や駿吾たちもそうだった
ようにね。高3の晴がね、駿吾たち高2に言うこととさ、天太たち、中1にはさ
同じように話したら、駄目だよ。大人になってきているけど、さっき話した
ようにさ、慣れていないしね。部活の先輩は、始めての経験だしね。天太たち
とさ、将輝たちでも、差を感じるし、すごい大人に見えるのよね。ましてさ
高等部の3年なんて、すごく上に見えるからね。みんなもそうだけどもさ、
小6の天太たちと、今は1年いないけど、小2の結人と秀人では、成長差って
あるでしょ?」
康「そうかも。去年なら、健也と秀人だもんね」
俺「小学生ほどの成長差はないけどもさ、やっぱり差はあるのよ。その辺をさ
他の仲間にも話していくことも大事ですね。頼れる先輩になってくだされ」
晴「はあい」
ひろ「は~って聞いてました」
玲央「そうだね。なんか懐かしさもありましたし」
俺「そうね。毎年の恒例行事だけどもね。成長段階はあるからね」
玲央「そうですね」
俺「だからさ、大学生もそうなのよ。玲央たち新4年、肇たち3年、大たち2年
にひろたち1年だけど、課題も違うし、捉え方もね、違うのよ。ひろは翔太
たちは上に見えるでしょ?」
ひろ「そうですね。もう、学園の先生になるわけですしね」
俺「そうなのよ。堅吾がさ、朝陽の指導教官やってたよね。5年目だしね。
今度、朝陽がさ、5年後に教官やるのは、晴たちは国語科いないけど、孝美
かも知れないしね」
玲央「そうですよね」
俺「玲央の教官は、涼か一晴あたりでしょうね」
玲央「ひゃ~」
ひろ「そうなんだ。ふむ~」
俺「そういう感じなのよ」
玲央「はい」
秀人「わ~」
結人「先生、見て~」
俺「なわとびの検定表だね。頑張ってますねえ。もうちょっとだね」
秀人「そうなの~うひひ」
魁人「あ~せんせ、僕のも見て」
大「幼稚園にもあるんだ」
陸「ないよねえ。兄ちゃんが作ったんだよね」
遙人「ぼくたち用なの」
俺「どれどれ。へ~はんこは、うちのだね」
陸「そうなんです。義太郎先生、監修です」
俺「ほ~いいね。遙人と魁人もね、頑張ってるものね」
魁人「うん。兄ちゃんたちにね、教えてもらってるの」
秀人「そうだよね。大きい兄ちゃんも教えてくれるんだよ」
陸「慎之助兄ちゃんに教わってたね」
遙人「うん。出来るようになったもん」
俺「そっかあ。縄跳びもさ、寒い時のいい運動だしね。運動するとね、大きく
なるのよ」
秀人「そっかあ」
ゆずる「ふひふひ」
湊「おおげさだよ。ま、肥料もね、たくさん出来てますわな」
俺「コンポスト?」
ゆずる「はい。落ち葉も多かったので」
俺「大吾たちもさ、野菜屑をゴミだと、お金かかるしね、助かっているって」
湊「そうですか。ぼくらは、肥料になるので、助かってますしね」
俺「うん。その分、野菜をわけているしね。白菜漬けもそうだしね。それで
いいんじゃないかな」
湊「そうですね」
ゆずる「湊も色々あるんだねえ」
俺「大学生になるとね。成人もしていくしね」
湊「そうですね」
ゆずる「ふむむ」
俺「田舎から来た時はさ、小学生だったしね。どうなるかなあって、心配は
してましたよ。たださ、浅野の子だしね。しっかり育てないとなって、僕は
決意していましたね」
湊「先生~」
ゆずる「嬉しいけど」
湊「でもさ、先生の分身の浅野家だしね。威一郎先生もそう言ってたよ」
俺「うん。威一郎はさ、人当たりもいいんだけど、社会科教員だけどもさ、
研究熱心だしね。今、小学部の副校長だけどもさ、3年以上は社会科あるし
指導もね、熱心にやってますよ」
湊「そうなんですね。そうなっていけるように、努力しなくちゃね」
ゆずる「うん」
俺「技術科教員は、幅広いかもね。大ならさ、小中高では国語科教えるよね。
公志郎の理科は、3年生以上だけど、低学年には生活科あるしね。でもさ、
技術科は、中等部だけだものね。その教科はさ。高等部に工業科ないしね。
そうなると、小学部では、正のように理科とか自分で決めた教科で、行くしか
ないしね。高等部はね、情報科かなって思うしね。バイプレーヤーなのかも
知れないね。進は中の技術科だけど、高の情報なども経験させたいし、正の
小の理科もいいと思うしね。湊とゆずるも、そうしたいかな」
湊「はい」
ゆずる「大丈夫だろうか」
湊「そういう意味ではさ、自分ならさ、大や公志郎とは、少し違う勉強をさ
していかなくちゃって思ってるよ。大ならさ、小学校の国語はさ、小1から
小6まであるから、押さえると思うし、公志郎は、先生言うようにさ、生活科
と理科を押さえると思うしね。高等部になればさ、科目になっていくからね。
公志郎ならさ、生物、化学、物理に地学とあるしね。進兄ちゃんもそうだろう
けどもさ、小なら理科だろうしね。でも、栽培活動も正兄ちゃんのようにさ
やっていくにはさ、各学年がね、どういう栽培をするから、こういう土壌が
いいとかさ、研究しなくちゃね。高等部の情報科もさ、ゆずるたちからはさ、
受験科目にもなったから、国公立志望者多いしね」
ゆずる「うん。みんなさ、そう言ってた」
俺「うん。大学生になってからが、大変かもねえ」
湊「そう思います。最初は、慣れるのが優先でしたけど、後期からは違って
きましたね」
俺「そうだね。湊もね、専攻変更出来たのは、成績よかったしね」
ゆずる「そうなの?」
湊「必死にやってました」
俺「うん」
奨「ひ~」
茂「おおげさ」
俺「中等部は、入試もあってご苦労さまでしたね」
奨「いえいえ。発表も終わり、手続きも終了しました」
茂「受験生もさ、見てたけどもさ、悲喜こもごもでしたねえ」
奨「定数があるからね。仕方ないよ」
俺「そうなのよね。それに、ある程度、学力ないとね。これはまただしね」
奨「そうなんですよね。見てると、兄弟関係が多い気がしますね。名前見てる
と、あら?って思う生徒いますしね。Q中もそうだったようですよ」
俺「うちは、多いかもね。親が、Q校卒も多いしね。うちの子たちもさ、親も
って多いよね。学園はね、歴史浅いけどもね」
茂「そうですよね。木下家なんて、そうですしね」
奨「そうそう。橋本家もそうでしたしね」
俺「はい」
ひろ「奨先生がいる~」
奨「今日はお休みですしね。お昼どうしましょうかね」
俺「そういう時間だね。お任せしますけど」
奨「弘樹呼ぼう」
・・・・
弘樹「弁当でもなんですしね。寒いし、うどんにでもしますかね」
茂「いいねえ」
勇樹「天ぷら揚げます?かき揚げでいいなら」
奨「いいねえ。うどん買ってきますかね」
俺「乾麺もあるけどもさ、ゆで麺がいいかもよ」
奨「ですね。ひろ~買い物行こう」
ひろ「ひゃ~い」
日向「くんくん。いい匂いがしてる~」
憲伸「お昼かなあ」
ゆずる「今、作ってますよ。もうちょっとお待ちください。お手々洗って
ね。みんなに言ってくる~」
憲伸「はあい」
晴「手伝ったのに~」
奨「うどんだしね。ひろたちいたしね」
貴「そっかあ。でも、おいちいよお」
勇樹「かき揚げいいでしょ」
晋平「こういう感じで、綺麗二どうして揚げられるのかなあ」
勇樹「コツはあるね。今度教えてあげますよ」
晋平「やった!」
慎之助「こうして、晋平は腕を上げていくのでしょうか?」
弘樹「そうだね。揚げ物というか、フライなどは、将吾、堅吾が上手だよね」
勇樹「うん。粉の加減、揚げる加減はよく知ってるね。おれらは、天ぷら系
かな」
奨「天ぷらも難しいんだよね。べちゃっとしちゃうんだよね。弘樹たちのよう
にね、かりっとなるのが、難しいんですよ」
晋平「ふむふむ」
貴「揚げ物か~何気に食べてたけどもね」
康「うん」
茂「天ぷらはさ、魚介類でも野菜でもいいしね」
晋平「海老やイカもあるし、いも天、れんこんとか美味しいよね」
穗高「うんうん。天丼もそうだしね」
弘樹「そうなんだよね。家でさ、揚げるって、大騒動でもないけど、大変なん
だよね。だから、うちも店ではよく売れるよ」
勇樹「みんなもさ、たまにコロッケが食べたくなるでしょ。天ぷらもそうみた
いだよ」
晴「そうかもなあ」
晋平「しょっちゅうではさ、コレステロール値上がりそうだけどもさ、たまに
ならいいかも」
慎之助「毎日、天丼はきついかなあ」
りん「そんな人いないと思うけどもね」
弘樹「うちもさ、たまに朝マックとか、映画行ってさ、マック食べるけどもさ
だから、美味しく感じるのかもね」
晋平「なるほどね~考査終わってさ、みんなで行くのも、ちょっと楽しいよ
ね」
穗高「そだね。学年で食べるのはあんましないし」
斗真「そういやそうだねえ」
勇樹「大学生も、弁当やってますし、お昼はちびのはね、こりゃ仕方ないけど
中高生はさ、ねえ」
晴「そうですよね。ふむ~」
俺「弘樹と勇樹はさ、説得力あるね」
ひろ「そう思いました。さすがです」
弘樹「そうでもないですよ。ねえ」
勇樹「ええ。中高生の時は、店の手伝いはそんなにしてないよね」
弘樹「土曜はさ、部活あったしね。夏休みと暮れくらいかなあ。でも、大した
ことはしてないよね」
竜馬「そうなんですか」
勇樹「大学生になってからかな。うちの親父もそうだけど、敬一さんたちの
方がさ、手慣れているしね。それを見てね、覚えたよね」
弘樹「そうだね」
俺「大樹もそうですけど、学園に欠かせない存在なのよ。体育祭とか最終日
はね、豚汁作ってくれてさ、始業式などは、休み明けでしょ。果物とかをさ
持ってくる職員いるんだけど、ちゃんと皮剥いてさ、出してくれるしね。
そういう時はさ、お新香必須ですしね。人事でもさ、わざわざ配置をしたわけ
ではないんだけど、本校にはさ、弘樹、小学部、中等部に堅吾、高等部にさ
大樹いるでしょ。で、Q校はさ、将吾が中等部で、勇樹は高等部ですしね。
こりゃまた、いい配置だよね」
弘樹「そうですね。俊太郎や茂実、琢己もね、出来るしね。分担しつつ、や
ってるんだよね」
ゆずる「知りませんでした」
勇樹「大学生がさ、弁当配達の手伝いもしますしね」
俺「始業式、終業式はね、いつもより豪華な弁当にしてるのよね。なので
詰めるのも手伝いつつ、車で運ばせてるね」
弘樹「ゆずるたちのコンクール練習もそうだよ。裕介さんがさ、飲み物をさ
用意してくれるから、それも運んでるしね。野球の大会もそうでしたね」
俺「そうそう」
ひろ「それじゃ免許必須だな」
勇樹「どこかに遊びに行くことはないね。自分の車ではないしね。そういう
お仕事が多いかもね」
弘樹「そうだね。小学生の鉢、朝顔のあるけど、取りに行くしね。ひろたちの
もそうだったと思うよ」
ひろ「そうだったっけ?」
勇樹「大学生はさ、時間あるしね。親の役割の代理でもあるしね。俺や弘樹も
そうだったしね」
弘樹「奨先生、そうですよね~」
奨「自分が大学生の頃に、弘樹は中等部受験で、中高生だったね。信行にもさ
世話になってたね」
弘樹「そうなんだよ」
ひろ「へ~歴史だなあ」
勇樹「そんなおおげさでもないんだけどもね。ひろ、竜馬、ゆずるもさ、世話
した者がさ、教員になってるし、今度は3人とたけるの番ですよ」
ひろ「はあい」
俺「雄いないね」
晴「茂先生とレッスン中ですね」
俺「そうか。たまにはね」
晴「肇くんもいたしね。ひ~」
奨「こら。貴いないね」
晴「お習字です。空くんとやってますね。光先生もいたので」
俺「これも、受験勉強になるものね」
奨「ですね。実技試験あるしね。茂もこっち来てから、和明先生と俊雄先生の
レッスン漬けでしたしね」
晴「へ~そうなんだ」
奨「茂はさ、田舎の国大に入ったけど、すぐ行かなくなってね。ちゃんとさ
家で言えなくてさ、家出してきたんだよね」
晴「あらま」
奨「自分はさ、国語科入ったでしょ。教員になりたかったんだよね。で、その
気持ちを抑えてさ、農学部に入ったんだけど、まあ、同じ教員養成系もある
から、そういう学生を見てさ、なんか考えたみたい。こっち来てさ、最初は
通信制の大学でもって、先生は言ったんだけど、でも、茂のね、気持ちはさ
先生わかってたから、国大再受験しなさいってことになったのが、秋の初め
でさ、だから、一浪したような感じなんだよね。だから、同じ歳だけどもさ
採用は1年、俺が早いのよ」
晴「そうだったんですね。茂先生、苦労人なんですね」
俺「成績はね、高校時代よかったしね。一度受験しているしね。そっちは余り
勉強しなかったよね」
奨「さらっとはしてましたけど、音楽はさ、二次の実技のウエイト高いしね。
そっちはまったくやってなかったしね」
晴「そうか。貴と雄もそうなんですね」
奨「そう思うよ。俺もそうだし、晴もこれからだけど、二次はさ、国語科なら
国語だけだし、晴は社会科だけだものね。得意科目だし、そんなに気合いは
入れなくてもね。共通テストの方がさ、理数から、英語もあるから、そっちの
方が、幅広いからね」
晴「そうかもな。あんまり低い点数でもって思うので」
奨「極端な差は出したくないかな」
晴「はい」
俺「この人成績いいからね」
奨「ですね。優秀な生徒会長だしね」
晴「あ~ん」
俺「エロ助だけどもね」
晴「うが~」