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森と暮らすどんぐり倶楽部 ブログ 

原発に反対する福井県民会議 総会

 昨日の午後から、敦賀市内の会場で、表記の総会が実施されました。参加者は20名強で、参加者の高齢化が顕著ですね。参加者から「じじばば総会」と揶揄(やゆ)され、明るい笑い声が起こりました。

 県民会議メンバーも高齢化しましたが、原発もかなり高齢化しています。私達が続けてきた反原発活動の成果を、皆さんで確認することができました。

 原発の新規建設、増設を阻止してきた私達の運動。メーカーが疲弊し、大小の部品メーカーが転業せざるを得ない状況まで追い詰めました。

 原発からの警告も大きかったですね。事故、トラブルが相次ぎ、福島原発事故は人々を震撼させました。事故隠しや、データ隠蔽、被曝労働、被爆死など、原発から発せられる負の側面が、多くの人に共有されることになりました。

 特に大きいことは、日本の大学から「原子力工学科が消滅」したことです。優秀な若者が、原子力の技術を学ぼうとしなくなったことによります。

 「この時期を逃したら、原子力の技術を継承できない」と危機感をもった原子力利権者たち。福島原発事故の反省などさらさら無く、美浜原発のリプレース計画を公表しました。国のなりふり構わない推進行為です。

 「長期脱炭素電源オークション」なる制度を作り、強引に電力会社を引っ張り込んでいます。関電も、この悪辣な政策に乗っかりました。

 「脱炭素」と名前を付けていますが、実際は、火力設備の維持、原発の再稼働、新規建設が中心の政策です。落札できないと、更に甘い条件を付けて、落札を促します。

 「この、あほう!」と、国の官僚や自民党政権に叫びたいくらいです。原発の電力を拒否する人たちにも、新規建設のコストを負担させることになります。

 「選択の自由」を奪う愚かな政策です。日本は再エネ推進からどんどん遅れていきます。日本の崩壊政策ですね。

 総会を終え、午後5時から9名の参加者で勉強会を持ちました。私がいつもお世話になっている元大学院の先生にお願いして、「革新軽水炉」建設と「長期脱炭素電源オークション」について説明を受けました。

 質問はその都度OKという了解を得て、勉強会は進行しました。ほとんどの参加者の皆さんが積極的に発言し、理解を深めることができました。

 良い勉強会となりました。県内の勉強会に広げたいと考えています。
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