
我が家の菜花畑で、菜花に水をかけるため、畑の中央に200リッタのタンクを置き、60mくらい離れた所の水路から、水道用ホースを引いてサイフォンの原理でタンクに水を溜めるようにしています。
タンク底面と水路の水面の落差が約1mあるので、タンクの水を使った分だけ水路から水が自動吸水され、満水近くになると水が止まり、省力化されます。(水は重いから運ぶ労力は大変です。)
ホース内に空気が入るとサイフォン機能がなくなりますよね。
これを自動的に機能復帰させる方法がないかと考えた。
三つくらいのアイデアが浮かんだが、ネットで調べると、水槽で魚を飼う方のダブルサイフォンとかドライ&ウェット方式ろ過装置などが見つかった。
「教訓茶碗」というのはご存知?
これもサイフォン機能を利用したものですが、上のろ過装置と動作はよく似ていて、作るのも簡単そうなので、この方式に挑戦することに・・・
間欠式サイフォンですなー。
一分周期くらいで繰り返し、吐出する水を水たまりに落として、バシャバシャと音をさせると、ししおどしに使えるかも。
そこに空き缶三個くらいぶら下げると賑やかな音を出すかな?
夢は膨らむがやってみないことには・・・
外容器は約13cm角、高さ20cmのプラ容器
中筒はコーキングの入っていた直径50mm長さ13cm 底の方周囲に11mm直径の穴を8個
吐出用パイプはVP16の塩ビ、長さ16cm
パイプにエルボを接続し、排水ホースをつなげられるよう考えていると、蛇口金物を接続するネジ溝のあるエルボだと、丁度うまく水道用ホースが入る! これこれ!
中筒のフタは、上の写真に写っているコーキングの筒に入っていた底蓋を使ってみたが、最後の空気抜けが今一なので、プリンの容器の底部分に変更して、ホットボンドで固定。
組み立て
サイフォンが起動するためには、最後に残る気泡が筒の中程にある方がよさそうです。
(水の流れで空気を抜くので、フタの中心部分に突起を作って、中心には空気が留まらないようにした方が良いかもと考える。次回への課題)
透明なフタだと空気の抜け方がよくわかります。
中筒のフタと吐出用パイプの隙間は約6mm(要調整)
サイフォン起動直前の気泡
起動! 勢いよく水が出ております。
これで最高と最低水位の差は約11cm。
水の供給量にもよりますが、周期は約1分、吐出時間は10数秒程度になりました。
水の供給量が少ないと、サイフォンが起動せずチョロチョロと流れっぱなし。
多すぎるとサイフォンが連続し、そのうち外容器から水があふれます。
見ていると結構おもしろい。
最後の気泡が抜ける時コポッ!
サイフォン機能がなくなるときコポコポコポ♪
イノシシはどう反応するか・・・
(夏場に、間欠式噴水を作ってみてもいいかも)