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童夢のおもいつ記

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり

二重振り子&永久ゴマ

2015-06-01 | 電子工作

十年くらい前に購入した「スポーツマン」という、振り子式おもちゃ。
動きが面白いので、時々取り出しては眺めております。今も売られているのだろうか?

これを揺らせていると、時々、大車輪の大技を見せてくれます。
しかし、いつ大車輪が起きるか、予想が付きません。

このおもちゃから、「二重振り子」という物理現象を知りました。
次の動作が予測できない、カオスの世界なんです。
一定の繰り返し動作ではないということは、変化が楽しめるということですね。

どうやって人形を揺らせているか、不思議に見えるかもしれませんが、振り子下端と人形の足裏に磁石がついています。

 

そして、下の黒い箱を開けてみると、電磁石とトランジスタが見えます。

 

以前、ブログに書いた、「ソーラーゆらゆら」とほぼ同じ理屈で揺らせているのです。
振り子下端の磁石が近づいたことをコイルで検出し、電磁石を働かせるという仕組みです。

この土台部分を使えば、「永久ゴマ」が作れます。電池の続く限りですけど・・・

コマにする永久磁石を選定する必要があります。
よくある円筒型の磁石は、上下の平らな面にN極やS極がありますが、永久ゴマに使う磁石は円周部分、例えば円周の左側にN極があれば、反対側の右にS極があるという物です。

メモなどを張り付けるフェライト磁石では、この手のものがあったのですが、最近はほとんど磁力の強いネオジウム磁石にとって代わり、必要な磁極位置を持ったものは少ないようですね。
その時は、木や紙の円盤に磁極の向きが反対になるように、磁石を二個埋め込めばいいでしょう。

私は、たまたま近くにあった物を使いました。土台とコマの磁石間隔をうまく調整してください。

 

よく回りますよ。

 

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