２月のご法話は
お紐解き（おひもとき）法話で
この時期、書物の紐を解き
僧侶様達の勉学時期だそうで、
以前は農繁期（田植え時期）だったそうで
その成果をお盆法要に表わしていらしたと。
今日のご法話は絵本、
「王様ときつねの大砲」から
王様は大砲が大好きその大砲を
是非使ったみたいと思う、
そこに王様が大好きな川の
魚をキツネがとりにきた、
キツネに大砲を撃ちキツネは逃げるが
翌日、キツネは大きな大砲を持ってくる
王様はもっと大きな大砲を作る、
キツネはより大きくきれいな大砲を作る
王様はもっと大きくきれいな大砲を作る
そうして王様とキツネの大砲は
際限なく大きくなってしまう
最後はキツネの撃った大砲が葉っぱになってしまう、
キツネは葉を化かし大砲を作っていたのです、
王様は残った沢山の大きな大砲の
処分に困ってしまう。
武器を作れば
相手はもっと強力な武器を作る
武器製造のスパイラルは続く、
最後は武器で身を守る事が出来なくなる、
では何で身を守るか？
午後の法話は眠くなります、
眠れるという事は
安心できる居場所があり
帰るところがあるという事です、
感謝してください、と。
だからといって眠って下さいとは
言っていませんよ、と。
「人生苦なり」
人生、思い通りにはならない、
あきらめではなくスタートです、
阿弥陀様に願うのではなく
阿弥陀様の願いを聞いてください、と。