Foot Everyday

リーグ戦開幕。タイトルに飢えているブログです。

ピッチのあばれん坊

2004-06-01 23:59:59 | Match
いつもスタジアムで見かける大久保の応援横断幕に書いてある文句ですけど。
私が去年8月のオールスターで、初めてサッカーをスタジアムで見た時、札幌ドームにあった横断幕と同じ物が今日もありました。

U-23 Japan 1-1 U-23 Mali@Sapporo Dome

スタジアムで観戦しました。
やっぱ生はいいですね。あのスタジアムの雰囲気って堪らなく好き。
札幌での試合なので、山瀬と今野は観客にも大人気。あ、もちろん山本監督や大久保もね。

スタメンは先週のルートコ選抜戦とはかなり入れ替えてきました。怪我人も多く出ていることもあって、選択肢も限られた中で一人一人の選手たちを試す意味もあったのでしょう。

最初の5分か10分くらいは、日本が押し気味のペースでかなり濃い試合運びだったと思います。それが20分くらいになると、本気を出し始めたマリが日本を弄ぶようにパスを回し始め、もどかしい展開に。

マリは身体能力の高さは勿論、組織としても完成されたプレーのできるチーム。特にDFラインは見事。日本は何度もオフサイドを取られた。しかし日本も何度か惜しいシュートを放ち、ゴールを脅かした。

後半開始時に4人の選手交代をすることにより、前半より攻撃的なチームになった。それでも一向に点が入りそうな気配はなかったのだが、CKからマリに先制点を奪われ…。

どうでもいいけどコーナーフラッグ引っこ抜くのはダメでしょ。何で黄紙出さないかなあのマレー審判。ちなみにコーナーフラッグを元の位置に戻そうとしていたのはマリの監督でした。彼は試合中にも怒っていたなぁ。

失点直後、大久保がシュートを放つもGKが左手を伸ばして防ぐ。身体能力の高さはこういうところで表れる。いきなり手が伸びたり足が伸びたり。足の速さは、去年新潟で観たセネガルA代表の方がずっと上だったけど。勿論マリも速いのは認めるが…。

先制点から10分後、ほとんど消えかけていた大久保が松井のパスしたボールに走り出してついにゴール!

このチームには粘りがあって、観ていて面白いのだ。

後半には立て続けに阿部のFKやCKがあったのだが、惜しくも得点には結びつかず、ドローで試合終了。生で観る分には楽しめたけど♪「札幌ドームは芝が引っかかる」とオールスターで言っていた大久保のゴールと、松井のオサレヒールを観られたので言うことなし。

まさか、去年の秋に同じ場所でコンサのユニを着てプレーしていた今野が、代表のユニを着てプレーしているところを観られるなんてね…。道民としても感激ですよ。

全くと言っていいほど点の入る気配がなかった前半、そして1点を先行され、大久保の同点ゴール…と、最悪の結果は免れたわけです。「アフリカ最強」とテレ朝が(若干大袈裟に)言うマリに、強行日程の中、ベストメンバーでなくても引き分けるだけの力があるということが証明されたのですから、悲観する結果ではないでしょう。

今まであまり出番のなかった選手の中にも、なかなかよい仕事をした選手もたくさんいました。駒野、北本あたりはフル出場で効果的な動きを見せていたと思います。ルートコ戦で出番のなかったキャプテン・鈴木も意地を見せるプレーをしていました。黒河も、失点シーン以外は神懸りセーブを連発、チームの危機を何度も救いました。

オーバーエイジ枠についても色々と言われていますが、監督はどのような決断を下すのか楽しみです。


最後に言わせて。阿部ちゃんへの黄紙はあんマリだと思う。