Zephyr...そよ風のように。
キワヤ商会さんとガッチリ二人三脚で、長年...唯一の和製ウクレレの歴史を守り続けてきた、前橋~三ッ葉楽器さん☆
Zephyr~ゼファーという名を冠した三ッ葉楽器製ブランドの歴史に、ここ数年かけて密かに開発されてきた新型マイクが、いよいよその姿を現し、遂に!加わったのです☆
この新しいマイクは、今までのウクレレ用のピックアップ・マイクとはまったく、考え方を異にするもの。だって、ほんとうに「マイク」なのですから!!
近年のウクレレサウンドの増幅方法技術争いに、新たな一石を投じることは、間違いないですよ☆
既製の商品のほとんどは、楽器の「ボディ」あるいは「弦そのもの」の振動を電気信号に変えて出力するもの。ところがこのマイクは、、、いわゆる「空気の振動」を、そのまま拾う、文字通りの「マイク」なのです。。。
シンプルに言うならば、経路は単純で、ボディ内部に仕込んだコンデンサマイクで音を拾い、専用のプリで増幅するわけですが...このマイクに秘密技術が盛り込まれているのです☆
三ッ葉楽器の大澤社長さんが、長年、ウクレレのピックアップの音に納得いかず、もっとウクレレそのままの音を増幅してスピーカから出すことはできないのか?との熱い想いで、群馬県の研究所、そして大学の研究とも協力し合いながら、多角的にデータを収集、そして、それらを元に現場で起こりうるあらゆるトラブルに対処できるような、まったく新しいマイクを完成させるに至ったのです☆
実はどぶゆき...光栄にも、微力ながらこの開発にずっと関わらせていただいてきたのです。
大学の研究では、ウクレレの材による音の変化から、人への影響、サウンドそのものの脳波への影響などの研究にはじまり、、実際の研究資料になる音源の製作まで。
そして並行して、マイクの実戦テストに次ぐ実戦テスト。
大きなホールから、会議室のような壁反響バリバリの部屋、そして壁の反響なしの「無響室」まで、あらゆる場面でどれくらいの音量で大丈夫か、また、音そのものはどうか...実際に愛用しているピエゾマイクとの比較はどうか...などなど、主に、実戦でのデータ収集を、節目節目で担わせていただきました。
ほんとうに、足掛けまるっと3年。
最初のテストは...試作品ごく初期のもので、群馬フラワーパークでの初夏のイベントでのことでした。
あまりにハウリングがすごくて、アンプのつまみをいじるためにアンプに近寄ることすらできなかったという(笑)。
その時は...こうしてその後ずっと関わることになるとは思わなかったのですが(笑)、サウンド感覚~フィードバック含め、いろんな意味で信頼していただけたことは、ほんとうに光栄だったという以外に言葉が見つかりません。。
その後何度かは、ほんとうにぶっつけで本番テストもありました(笑)。
しかし、その度様々な現場でのトラブルに見舞われ、なかなか秘められたその能力をお伝えするには至らなかったという状態でした。。いよいよ完成に近づいてきたという知らせをいただいていた昨年夏からしばらくして、遂にひととおりの完成を見たモデルの、プロトタイプによる最終?実戦テストもかねたお披露目ステージに、これまた一週前の4/6のお話ですが(苦笑)、前橋~三ッ葉楽器さんを訪ねたのです☆
マイクそのものはボディ内部に組み込まれていて見えないのですが...コレ!現段階では少々ガッチリしたボックスですが...まー、このね、持ち手を含めたルックスのプリアンプ、なんと男の子ゴコロをくすぐる!姿でしょう!!!
オールド・ヴィンテージのエフェクターを思わせるルックスに、ツマミ!
これだけで萌えてしまいますよ(笑)。
で、実際のサウンドは...いつもながら、ほぼぶっつけ本番(笑)。今までの経緯もあるのでかなり慎重に臨んだのですが...!
なんと、ノン・トラブルにして、
全くの未体験ゾーンサウンド!!!
現状では多少のトレブリー感はあるのですが、そのあたりは回路の微調整で整えて行ける範囲とのこと。
そんなことよりも...メロウなナンバーでの、なんとも言えない甘~いサウンド、そして、ピエゾタイプと違って、フレットを上がっていった際の音の目減り感が、想像よりはるかに少なく、、メロディをくっきり浮き立たせてくれていて...ハイフレットでメロディを奏でる際の扱いやすさ~取り回しのしやすさといったら、これは本当に未体験ゾーン!でした。
当初からの問題であったハウリング対策も、もう完璧。
バンドサウンドに混じっても、全く問題なし。というか、大きな音に混じってもすごく抜けが良いのです。。
従来のピエゾタイプとはまた違った抜けの良さ☆
従来のピエゾタイプは、他にラウドな音が重なったなかに混ざると...けっこうアタック音のみになってしまう傾向がありましたが...この新兵器!その点は特に優れています!
そもそも...ウクレレのモコっとしたストラミングサウンドって、遠くからでもよく響くでしょ?ふる~いハワイアンのレコードなんか聴いても、中域でコロコロ鳴っているリズムが、よく抜けてますよね。あれって、決して、高音域のパリパリっていうストラミングサウンドでは、ないですよね。。
実際、これまでのテストでは、ウクレレとベース、ラウドな三ッ葉若殿のドラム(笑)!で、ガンガンロケンローしたりもしていたんですが...その音抜けの良さとサウンド感は、逆に当時はまだ気になっていたノイズ感なども目立たなくしてくれていたせいもあってか、、、一番いい仕上がりを見せていた使い方でもあったのです。。。
う~む。
これは...本当に、どエライものを完成させてしまったのでは???
さて。今後の展開に、大いに期待しましょう!!!
引き続き、三ッ葉さんのZephyrウクレレに搭載したものをテストしてゆくので、どこかのライブでそのサウンドを体験していただくことがあるかもしれません☆
三ッ葉さん、研究所梶原さん、そして開発スタッフの皆様、本当におめでとうございます☆
さて。こっからは通常日記です(笑)。
この日は...
まずは、この日のために突貫で愛用のマコレレにマイクを到着後30分で仕込み、いきなりの社内披露(笑)☆
このプロジェクトに関しては、社内でもほとんど情報をクローズしたいたのだとか。。。
工場内午前ライブです(笑)。
続いて、前橋駅近のプチステージさんにて、お披露目ライブ☆
こんときは、もう関係各皆様、スーツでのご来場とあり、、、いやはや、なんとも緊張しましたよ(苦笑)☆
一時間弱、それもまたまたほぼぶっつけ(笑)で、いろ~んな曲を試しながら、、慎重にテスト兼「お披露目」!
歌って弾いて...カラオケと合わせて弾いて、インスト弾いて、ハワイアンして、最後は暴れて弾いて(爆)と、まー、ほぼどぶゆきのできる範囲では色々試しましたが...まったく問題なし!そんなことより、スローナンバーでの甘いサウンドの突出した心地よさに、弾きながら酔ってしまいそうでしたよ!
これは...強力な「個性」じゃないかしら!
やっぱり、いくら優れていても、音楽と同じように...独自の個性こそが、最終的な価値を高めてくれるものだと思うのですが...このマイクの場合、突出した点がすでにいくつも挙げられて、加えて、このメロウ感は。。。サウンド面でも新境地を切り開けるのではないかしら。。。
...結局、機材って、ガチで実戦で使い倒してみないとわからないことがたくさんあって...あ、これはあくまでも個人的な意見ですけどね(笑)、大体の機材は、もったいないけど一度買って、実戦で何度かガチで使って判断して、使いか使うのをやめるか決めるパターンでしか、結局わからない、判断できないわけなのですが...この新型マイクははもう、いきなり実戦いけましたもの☆リハなしで(笑)。
もちろん、音質をゆっくりいじっての披露ではありませんでしたし(笑)。
でも、そのくらいパパッとセットして、はい!スタート!ってくらいでどれくらい使えるか...実はこれ、とっても重要ですよね☆ウクレレ演奏は、セッティングに時間取れない現場も多いので、この点は、最初から「現場での信頼性を」と伝え続けてきたことでもありましたから、個人的にはもっとも満足のいった点でもあるわけです!
いやー、本当にホッとしました&うれしかった!!!!
だって、こんな経験もさせてもらえるもんじゃないですからね、なかなか。。。
さて。
この後は、ライブハウスに移動。続いてギター用マイクのお披露目です☆
さぁ、今度はゆっくり聴かせてもらおうかしら♪♪と、おもいきや(笑)。
...ここでまた無茶振り(笑)。
普段ギターのテストでいてくださっている方がこの日はいない!ということになり...なぜかウクレレ担当のアタシが、ガシガシギターを弾く羽目に(笑)。
あ、いちおですね。これでも元はですね、エレキもアコギもガンガンに弾いて歌ってきたロケンローラーでしたから、あ、クラシックギターはやってませんがね(苦笑)、、、弾けるは弾けるんですが、実際の「ガチ使い」は、、、遥か彼方の昔以来、ですから、ちょっと緊張しましたけどね☆おかげさまで、すっかり火がつきましたわ(笑)。
なんといいますか。
雑なカッコよさを表現しやすいという点では、ウクレレよりやっぱり、ロック向きな楽器ですよね!ギターは☆ウクレレって、雑なカッコよさを表現するにも、細心の注意を払って演奏しないと決まらないもの。。。
いやー、ひっさびさにガチで実戦ギター弾いて、しかも...バンド付きさ!
指痛いのなんのって(苦笑)。
しかし!
途中からはもう、お披露目役であることなど忘れてしまって?(爆)、バンドに熱中☆
が!
ここでも、ベースとドラムを従えての、アコギ・サウンドであるにもかかわらず、ハウリングを起こすこともなく、素晴らしい能力を発揮してくれたマイク&プリアンプ、なのでした!!!ぜんぜん音埋もれないし、単音で弾いてもバンドに消されないし☆
たぶん、なんらかの形でこの時の音をご紹介できる日がくるやもしれません☆どぶゆきの演奏は...粗粗ですが(大汗)。。
ゆうすけさん!ぼくのギターにも、ぜひつけてください、弾きまっせ!
(笑)。
3年間ずっとライブハウスでのテストを担当してくださった、前橋の名ライブハス~Dyver音響の、中村さん!
最初のテストのときから、音質に関しては大絶賛してくださり...エンジニア目線からの貴重なアドバイスやデータをたくさん提供してくださったのです☆
この日はキワヤ商会専務さんも!
そして、なぜかギターを弾かされる羽目になった(笑)同じくキワヤ商会・森さん!!
有意義かつ、記念すべき1日となったのでした☆
実際に商品として量産体制に入るまではもう少しかかるそうですが...ご興味のある方はまず!三ッ葉楽器さんをお訪ねください☆
三ッ葉楽器さんのホームページに、詳細な解説もアップされておりますよっ☆
ページ中のNEWS「新型マイクプリアンプ」のコーナーをぜひごらんください♪♪
http://www.mituba-kk.com/index.html
...心地よい春のそよ風が舞ったこの日...前橋はまだ、桜満開!でしたよ☆
...長かった潜伏期間?を経、幾多のトラブルをのりこえての...期待の新型マイク、ついに完成!
本当におめでとうございます☆
さぁ、本当にこれからがたのしみですよ♪♪
これは実際つかって聴いてもらわな、ね♪
近年のウクレレサウンドの増幅技術争いに、あらたな一石を投じることは、間違いない☆
プロトタイプでいいから三ツ葉さんからお借りして大阪においで!(^O^)/