週末活動記 Super!

滑って登って呑む!たまに釣る!

丹波川本流おいらん淵・リベンジ

2006-08-13 07:03:25 | 沢登り

8/12

Sany0012 梅雨時に挑戦し、敗退したおいらん淵に再挑戦。4時に東金を出るも八王子ですでに渋滞。8時過ぎに現地に到着した。

仮眠を取って9時50分入渓。前回よりも水量少なく、にごりもない。成功を感じさせる。犬戻りを抜けて前回敗退した樋状の滝の上の落込みに出た。ザイルを付け落込みの釜の流芯を越えたところに飛び込み泳いで対岸に。前回の難所を楽々クリア。この先は未知の領域だ。

Sany0045 しばらく川原歩きの後、難所のひとつ「手取淵」へ。左岸にトラバースしてへつる。次第に流れが細くなり白波を立てて流れるようになる。残置スリングに頼りつつも足場の悪さ、ホールドの向きなどで悪戦苦闘。一度足を滑らせ流されるも深さはなく、2mくらいで止まれた。左岸通しで何とか抜けた後は両腕がパンパンになっていた。

Sany0052_2 ここまでおよそ1時間。小休止を取る。曇っていた空も日差しが出てきた。たまにムッと熱い空気が流れてくる。冷えた体にはありがたい。遡行図にある「ナメ滝」に気づかずに「胴木滝」へ。大きな釜を右岸から左岸に泳いで滝を登る。なかなか立派な滝といい釜だったが写真を撮り損ねた。

Sany0069_1 いくつかのゴルジュと川原歩きを続けて「丸山入道淵」へ。背が立たない深さまで歩いて平泳ぎ。残置スリングまでたどり着く。ここから先が水流も出てきて両側にホールドもなく悪戦苦闘。空身で挑戦したりといろいろ試すも巻きに決定。すると、にわかに空を暗雲が覆い風が吹き、雨が降り始めた。落ち葉も舞い落ちてくる。ほんの数分でこのような状態になるとまるで映画の一場面のようで竜神でも出てくるかのような不気味さだ。割とホールドのよい巻きから腕力勝負の足場のない岩場へ。何とか喰らいつくも筋肉が限界に達し滝壺にドボン。さいわい巻き返しの水流だったため岸に近づき事なきを得た。

Sany0089_1 強い雨の振る中川原を歩くと最後の「銚子滝」。左岸を登って落ち口へ。「おいらん淵」を覗いて踏み跡をたどり国道に出る。13時50分終了。「おいらん淵」の看板を読んで下山に入る。国道をたどるだけなので簡単だ。およそ30分で入渓点へ。冷えた体を温めるため丹波村の「のめこい湯」へ急いだ。

「丸山入道淵」が泳ぎで突破できなかったためまたまた遺恨を残すこととなった。来年までに泳力と体力をつけて再チャレンジだ!