5日午前0時15分頃、千葉県大多喜町猿稲、勝浦署大多喜幹部交番で、宿直勤務をしていた男性警部補(51)がトイレでライターの火を着けたところ、爆発が起き、天井3平方メートルを焼いた。
警部補は顔と両手にやけどを負い、入院した。
勝浦署の発表によると、警部補はトイレ内がガス臭いのに気づき、換気扇を回した。この後、ライターで火をつけたといい、警部補は「換気できたかを確認するためだった」と話しているという。
爆発で床の排水溝から火柱が上がり、高さ2・5メートルに達した。爆発音を聞いた同僚が駆けつけ、消火した。
同署は、交番のガス配管に異常がなく、排水溝から炎が上がったことなどから、地中からわき出たメタンガスが流れ込み、引火した可能性が強いとみている。
交番のある一帯は、千葉県を中心とする「南関東ガス田」と呼ばれ国内有数の天然ガス湧出(ゆうしゅつ)地。ガス事業者が採掘し、家庭用などに供給している。
交番から約40キロ離れた九十九里町立「いわし博物館」で2004年7月、天然ガスが引火して爆発し、職員2人が死傷する事故があった。
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同署は、交番のガス配管に異常がなく、排水溝から炎が上がったことなどから、地中からわき出たメタンガスが流れ込み、引火した可能性が強いとみている。
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