緑風台の小さな専門店

~ダイヤモンド・ジュエリー・フジワラ~
繊細でお洒落な創作アクセサリーを紹介します

こんな修理を頼まれました

2014-03-25 | リフォーム



先日、「こんなんなっちゃったんだけど・・・、修理できないかしら?」との依頼を受けました。


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あらあら・・・

表と裏の両面からガラスで挟みこみ、中で石が自由に動くショパールタイプのペンダントトップですが・・・

両面ともガラスは粉々中にあった石は別場所で紛失しないように保管してあります。


“修理で預かった―”とはいえ、正規(製造元)にガラスのパーツを取り寄せていては、時間も費用もかかるので、

フジワラ独自の修理法を、ブログご覧の方だけに公開しちゃいます


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今回、修理に使うガラスはズバリ、腕時計の風防ガラス(時計はイメージです)

これを2枚、時計メーカーより取り寄せします。

時計屋をしていると、このやりとりもスムーズに進みます


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これをペンダントトップの上に重ね、一回り大きくトレースします。


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ガラス用の砥石で大胆に、且つ繊細に、削っていきます


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荒削りの砥石なので、拡大するとこんなにギザギザ

ここからは仕上げ用の砥石で、じっくりと微調整をしながら必要部分だけを削っていきます


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「あともう少し・・・」が長い

0.1mm大きいだけでも入ってくれませんので、根気良く削っては当ててみる、の繰り返しです


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すると、ある時にスッと入ってくれます

あとは面取りをして、ガラス加工は終わりとなります


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もう1枚も同様に、仕上げました。

接着する際に表用か裏用か、そしてその表か裏か、も間違えないようにペンで目印を書いておきます。


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本体にも小さな傷が多数あったので、研磨と貴金属メッキ仕上げを施し、最後に間の石を入れてガラスを接着すれば、完成


こんな修理もしています。

気になった方は、メールにてお気軽にお問い合わせください




コメント
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