緑風台の小さな専門店

~ダイヤモンド・ジュエリー・フジワラ~
繊細でお洒落な創作アクセサリーを紹介します

当店独自の石留め加工法

2013-10-25 | リフォーム



先日、お客様は鞄からルースを取り出し、こう相談されました。


何かアクセサリーにしたいんだけど、何か案はあるかしら?」と。


まずカタログを取り出し、様々なデザインを見ていただきましたが、反応はいまひとつ


そこで、当店独自の加工を施した石留め法を提案したところ、とても気に入っていただいたので、

これも一つの加工例として、写真で紹介したいと思います



まず預かったのは、0.9カラットのピンクサファイア。

当店が用意したK18の棒(直径0.5mm)

Nec_1282


その棒を叩いて平らな板状にします。そして内側に石が動かない程度の溝を掘ります。

写真ではピンボケしてますが、先端は、更に薄く叩き、穴を開けます

Nec_1287


石の外径をグルッと囲むように曲げ、残った先端も同様に穴を開けます

Nec_1288


あとは組むだけなのですが、最も重要なのは

石が外れてはならない事」です


Cカンで留めた後、広がる可能性、リスクを出来るだけ取り除く為に

K18ワッシャーで ギュッ と二重にかしめてます

Nec_1290


そうして出来上がったのが、このピアスです

Nec_1289_2

この留め方の一番のメリットは、石の裏側に沢山の光が当たる事です


このテの宝石全般は、輝いてナンボですので、爪を立てて留める方法よりも、もっと多くの光が取り込めるこの留め方は

最適と云えます


例えばダイヤモンドをこの留め方で留めると、宝石屋で見た以上に輝く事間違いナシですよ


最後にもう一つ注意点。

イヤリングやピアス、ペンダントトップへの加工に向いていますが、指輪への固定は出来ません。

詳しくはご相談ください






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