駐車場の高さ制限にまで思いを馳せずお客様のお迎えに行った。
1月4日、3年ぶりの来日で名古屋駅に降り立つ中東の外交官ファミリーのお迎えに、私は名古屋駅太閤口エスカ地下駐車場へハイエースで突入した。
忘れとったがね、ハイエースはハイルーフだった。
入り口で少し屋根を擦ったかな?と瞬間不安を感じたがそんなことかまってられないという思いで侵入してしまった。長い長い誘導路から駐車場入り口にたどり着くと、スタッフがお待ちくださり、「 あなた、屋根当たったでしょ!!!」
そのまま出口へ誘導されポイと追い出されてしまった。はいはい、私が悪うございました、すみません。
高さ制限が無い屋外パーキングを求めてしばらくさまよった。
運よくちょうど出庫する車を発見、駅まで徒歩五分以内のパーキングに入ることができた。よ~し、ここならあのご一家に歩いて頂けるだろう。
私に知らされていた時間より 2時間半遅れ で改札口に現れたご一家のお嬢様は、車椅子に乗って駅員と共にあらわれた。長野県でのスキーで足を痛めたらしい。
駅員さんに、車に乗せるまで車椅子を貸してほしいとお願いしたのだが、改札口からこの車椅子を出せないとおっしゃる。また、駅構内で使用できる車いすも無いとのこと。
弟たちが姉を助け何とかハイエースに乗車して頂いた。
食事に制限の多い彼らのために再び深夜の名古屋市内をさまよい夕食を済ませ帰途に着いた。
色々あって
二泊の後、帰りは浜松駅までお送りした。
車中ではコーランの詠唱が始まった。7名が順に歌うので何をしているかと尋ねたら、これはコーランである、そして私にも何か詠うよう指示があった。
突然の振りに、ここでおじけづいたら日本女子の沽券にかかわると気合を入れた。
日本的なメロディー、歌詞を知っている、すぐさま歌えるのは……
思いついたのが 中島みゆき様の 時代 回る~ま~わる~よ時代は回る~
朗々と歌い上げた。
拍手喝采、おまけに動画がインスタに上がっていたんでございます。
歌詞を求められたが、すっげー意訳でごまかした。
ちょっと気が咎める、まいっか。
今年もお仕事頑張ります。
どうか皆様宜しくお願い致します。