【物件名:Sマンション】
入居者より、お風呂リモコンが壊れて使えないと連絡がありました。
冬に給湯器が使えないと死活問題ですが、話を聞くと台所リモコンを使えばお湯は出るとの事でしたので、緊急性は低いと判断し、とりあえずDIYしてみることにしました。
現地に伺い調査をすると、お風呂リモコンの表示が点灯していませんでした。
ネットで調べると、室外機のリモコン線端子付近の腐食による接触不良が原因の場合が多いとのことでしたので、端子を交換してみました。
しかし症状に変化はありませんでした。
リモコン自体の故障のようです。
古い機種のため新品リモコンは入手が難しく、通常でしたら本体ごと交換となるところですが、以前、別の部屋の給湯器が故障して交換した際に、リモコンは捨てずに保管してあったのでそれに交換してみることにしました。
コーキングを剥ぎ取りお風呂リモコンを取りはずします。
この際、リモコンケーブルが壁の裏側に落ちないように注意が必要です。
外したリモコンと、保管したあったリモコンを見比べたところ、外したほうが外観が綺麗だったので、中身の基板を入れ替えて使うことにしました。
仮付けして電源を入れたところ、無事、動作しました。
やはりリモコンの故障だったようです。
昨今の給湯器不足の中、給湯器本体の故障でなく良かった、と胸をなでおろしました。
しっかりコーキングして取り付けます。
機器交換時、何も言わないと古い部品は業者が回収して行ってしまいますが、他の部屋で使えるかも、とリモコンを確保しておいたのが役に立ちました。
本来であれば、耐用年数が過ぎたら定期交換するのが良いのでしょうが、数か月分の家賃が吹っ飛ぶのでなかなか難しい問題ですね。