小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育を受講してきました。
いわゆる、「小型ユンボ」の操作教育です。
きっかけは、テレビで、最近、この教育を受講する人が老若男女問わず多くなっている、というニュースを見たからです。。。
近年、各地で自然災害が続き、復旧ボランティアをかって出る人が多くなっているが、土砂や瓦礫を取り除くユンボはあってもそれを操作できる人が少ないのがしばしば問題になっているとか、コロナのため、個人で山を買って私有のキャンプ場を作る人が増えていて、敷地整備でユンボ操作を行うために受講者が増えているとの内容でした。
自分は特にボランティアスピリットにあふれているわけでもキャンプ場を作るつもりでも無いのですが、ユンボのエンジンのかけ方すら知らない自分が、2日間の講習で、ユンボ操作の基本が学べて、費用も2万円かからないとのことなので、試しに受けてみることにしました。
ネットで調べると、ユンボを作っているメーカーが教習所を開いているようで、ちょうど定員に空きがある日程があったので申し込んでみました。
教育は2日間にわたって行われ、初日は座学にて建機の構造や取り扱い方法、関係法令を学びました。
最後に、確認テストがありますが、教育中に講師の方が、「ここに下線を引いて」と言ったところから出題されるので、話をちゃんと聞いていれば、余裕で合格点は取れると思います。
二日目は実技を6時間行いました。
6時間と言っても、10名ほどのグループで、交代で操作を行うため、自分が操作を行うよりも他人の操作を見学している時間のほうがずっと長かったです。
自分のような全くの初心者は少ないかと思ったら、グループのメンバーの大半が今回初めてユンボを触る(自称ですが)とのことで、安心して受講できました。
なお、受講中の様子は撮影禁止とのことでしたので撮っておりません。悪しからず。
講習を受けての感想は、本講習を受けても、どのレバーを動かせばどの部分が動くかとか、どんな点に注意して操作するかがわかる程度で、実際に綺麗な穴や溝を掘るためには複数のレバーとペダルを連携させて操作する必要があり相当な練習と経験が必要だと感じました。
今後、仕事で実際に操作する機会がある人は、経験を積めばどんどん上手くなるでしょうが、私のように単なる趣味で受講した者は、いざ実際の災害現場に立ったとしてもまったく役立たずでしょうね。
どこか思いっきり練習できる場所があればいいのですが、、、
それでも、まったく操作が分からなかったのが、とりあえず何を触ればどこが動くのが分かっただけでも受けた甲斐があった(と思いたい)です。
二日間の全ての課題を終了すると、顔写真付きの修了証が手渡されます。
ホログラムが入った、宅建士証や電気工事士免状よりも数倍立派なものでした。(笑)
これがあると、建機レンタル屋さんでユンボが借りられるそうです。
だんだん、山を買って自分専用のキャンプ場を整備したくなってきました。