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きみの靴の中の砂

気泡に揺れるがままに沈みそびれた、まるでこの南海の夕陽のようじゃないか

(Op.20250415-2 / Studio31, TOKYO)





 水口イチ子が、おやつ代わりにしようと、ポートサイドの市場で小さなフルーツトマトを買ってきた。ミネラルは豊富だが、痩せた島の土壌が理由で大きくなれないのだとか。それと引き換えに甘味は増すらしい。

「冷やしたスプマンテかスプリッツァーと一緒に食べましょう」とイチ子は元気だ。

 日向でグラスのソーダ水越しにその紅い小さな実を透かして見ると、それは、気泡に揺れるがままに沈みそびれた、まるでこの南海の夕陽のようじゃないか。





【Wilko Johnson & Roger Daltrey - Can Yor Please Crawl Out of Your Window】

 

 

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