お昼ご飯に、「フォー」を頂きました。
フォー24という名前の店(ガイドブックに載っています)で、牛のフォーを注文したのですが、フォー24という名前は、24時間スープを煮込むところから付けているそうです。生のもやしやにら・香菜を乗せて食べたのですが、本当に美味しかった!
それと、100%生のマンゴージュース。 マンゴーをミキサーでまわして、そのままコップに入れてあるようで、ものすごくコクがあってまったりとしていて、マンゴー好きの私としては、「参いりました!」
さて、お腹もいっぱいになり、午後は自由時間。
ホーチミンには、大きな市場がたくさんありますが、中でも一番大きな「ベンタイン市場」まで送ってもらい、後は自分たちで帰ることに。
約1500の店が入っているこの市場は、たくさんの観光客で賑わっていました。あまりの店の多さに、圧倒されながらも、ベトナム雑貨を少し買うことが出来ました。面食らうのは、お金の単位。
ベトナムは、「ドン」という通貨ですが、これが、10,000ドン=70円なので、100,000ドンでも700円というわけです。しかし、なんだかとっても高いような錯覚になるので、いちいち電卓を出して計算しました。
一通り見て歩いたので、次の目的地「国営百貨店」に行こうということになり、地図を・・・
ここで、困ったことが。
地図をホテルに忘れてきたのでした。
通りに出て、二人でどうしようかと相談していると、ちょうど運よくベトナムの青年が声をかけてきてくれました。
彼は、自転車の前に椅子を置いて、人を乗せ運ぶ「シクロ」という自転車版タクシーの運転手で、国営百貨店までなら、1ドル(ベトナムではドルも使えます)でいけると、言うのです。私たちは、これ幸いと連れて行ってもらうことにしました。
ところが・・・・
走り出して少しすると、「国営百貨店」の場所がよく分からないらしく、「HONGKONG MARKET」の方が、良いものが買えるから、そっちへ行ったほうが良いと、言うのです。
・ ・・・・・、ちょと、怪しいな・・・・と思いながらも、行く事にしたのですが、着いてみてビックリ・ボーゼン。
建物は建っているけれど、周りはスラム街のようで、かなりひどい状態でした。一通り見て回ったけれど、買うものもなく、やっぱり「Please go to National Market。」ともう一度シクロに乗り込み、走ること15分ほど。
大きな通りだけれど、人がほとんどいないところで降ろされ、「とても近くだから、歩いていける。お金!」と言うのです。
最初の約束通り、1ドルを出すと、「オー、ノー!」
そらそうよね。安すぎるよね、と私も思ったので、10万ドン札を出したのです。
しかし、 オー ノー!
エ~~~ッツ? How much?
そうすると、彼は手のひらに、ボールペンで、
1、000、000ドン と、書いたのでした。
一 十 百 千 万 十万 百万・・・ 百万!!!!!! 7,000円?
な~~に~~~ッツ!!!! 冗談やないで! めちゃ高いやんか! 何でそんなに払わなあかんのんよ!
すると、向こうも負けてないで、「一杯走った! お金払え!」と、目をむいて迫ってくるのです。
解った! OK! Let’ go to the Police Box with us! Let’s go!
というと、 向こうも OK! と言って、又シクロに乗れというのです。
冗談やないわよ! 何で、そんなんにのらなあかんのよ!
あんたら、うそつきやないの! そんなんに乗るほど、私ら馬鹿やないわよ!
We go to the Police Box on foot! ride on the shikuro on yourself.
Where the Police Box? Where?
と叫びながら、さっさと歩き出したのです。すると、彼らは反対方向へと逃げていきました。
そして、買い物をしてホテルに帰ってから、ガイドブックを見ると、
ベトナムの交通事情:
電車はなく、バスとタクシー。市民はほとんどバイクを使う。タクシーに乗る場合は、最初に料金の交渉をしっかりするか、メーターで行くことを言っておく。
シクロと言う、乗り物もあるがあまり勧められない。風を切って走るシクロは、魅力的だが、法外な料金を請求されたり、人通りの少ないところへ連れ込まれて危ない目にあったりと、問題が多発しているの。どうしてもと言うのであれば、自己危機管理能力の範囲内でチャレンジすること。やむなく災難にあった場合は、大声で「Police! Police!」と叫ぶこと。
と親切に書いてありました。
・ ・・・・・・・・・、二人で、大爆笑・・・・・・・
こんな、モデルケースはもう、結構です。