今日は節分。
豆まきはもうされましたか?
旧暦では冬から春への境目・・・とはいえ、寒さはまだまだ続きそうですね。
昨年末、奈良の葛城古道にある一言主神社で『一陽来復』のお札を授与していただきました。
葛城は、古代日本を平定した神武天皇が国見をした場所で、「誠に良い国を得た。蜻蛉(あきつ)の
臀なめ(トンボの交尾している姿)に見える」とおっしゃったことから蜻蛉州(あきつしま)の呼び名もあります。
今はのどかな田園地帯が広がっていますが、かつて葛城氏や高鴨氏といった地方豪族が栄えた場所。
その地にある一言主神社も、雄略天皇とのエピソードや謡曲『土蜘蛛』に縁ある古い歴史のある神社。
良いことも悪いことも一言で言ってのける神様で「いちごんさん」とも呼ばれています。
ご神木の樹齢1200年の乳銀杏
そして『一陽来復』のお札は、冬至・大晦日・節分のいずれかの夜の12時(24時)に、
玄関の恵方に前面が向くように柱や壁の高いところに貼ります。
今年は、南東南。
寝ないように、しっかりおきてなきゃいけませんね。
肌守(小さなお守り)は、家族の数だけ分けていただけますので、財布に入れておきます。
ちゃんと、ビニールコーティングしてあるのがありがたいです♪
『一陽来復』とは、陰極まって陽が複(かえ)ってくること、すなわち運が向いてくる。
良くないことが続いてもやがて幸運がめぐってくるの意だそうです。
何かと暗い話題の多い昨今ですが、冬から春へと明るい兆しが出てくるといいですね。
そんな気分で、今日は豆をまきます。